FE 400mm F4.5 GM OSSと600mm F6.3 GM OSSはどちらを選ぶ?SEL200600G・300mm F2.8と比較
FE 400mm F4.5 GM OSSと600mm F6.3 GM OSSはどちらを選ぶ?SEL200600G・300mm F2.8と比較
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こんにちは、よしおくんです。
ソニーの新しい超望遠単焦点G Master「FE 400mm F4.5 GM OSS(SEL400F45GM)」と「FE 600mm F6.3 GM OSS(SEL600F63GM)」。
2026年9月29日10時から予約販売が始まり、10月9日に発売予定です。
そこで悩むのが、
「400mmと600mm、どちらを選べばいいの?」
という問題です。
私は2026年9月21日にソニーストア銀座で、400mmと600mmの両方を体感してきました。
実際に持ってみると、さらに悩ましくなります。
なぜなら400mmは約994g、600mmは約995g。
重量差は、わずか1gだからです。
「600mmを選ぶと大きく重くなる」という、これまでの感覚がほとんど当てはまりません。
そこで今回は、400mmと600mmの違いを整理しながら、人気の「FE 200-600mm F5.6-6.3 G OSS(SEL200600G)」や「FE 300mm F2.8 GM OSS(SEL300F28GM)」とも比較します。
どのレンズがご自身の撮影スタイルに合いそうなのか、一緒に考えてみましょう。
※実際の軽さ、サイズ感、質感、重量バランスについては、第1部の体感レポートで詳しく紹介しています。
・FE 400mm F4.5 GM OSS・600mm F6.3 GM OSSを銀座で体感|まず驚いた1kg切りの軽さ
まず結論|400mmと600mmは「重量」ではなく撮影スタイルで選びたい

最初に、今回2本を体感して感じたことをまとめます。
400mmと600mmのどちらを選ぶか。
今回は重量を基準に考える必要がほとんどありません。
400mmは約994g。
600mmは約995g。
その差はわずか1gです。
そのため、選ぶときに重要になるのは、
「どの焦点距離を一番よく使うのか」
そして、
「F4.5の明るさを重視するのか」
という点です。
400mm付近を中心に撮影し、少しでも明るいレンズが欲しいなら400mm。
一方、普段から600mmを多用し、遠くの被写体を大きく捉えたいなら600mm。
まずは、この考え方が基本になると思います。
400mm・600mm・SEL200600G・300mm F2.8を比較

まずは4本の主な違いを整理します。
| レンズ | 焦点距離 | 開放F値 | 質量 | 全長 | 特徴 |
|---|---|---|---|---|---|
| FE 400mm F4.5 GM OSS | 400mm | F4.5 | 約994g | 242mm | 明るさと軽さを両立 |
| FE 600mm F6.3 GM OSS | 600mm | F6.3 | 約995g | 263mm | 600mmを約1kgで実現 |
| FE 200-600mm F5.6-6.3 G OSS | 200-600mm | F5.6-6.3 | 約2,115g | 318mm | ズームの自由度 |
| FE 300mm F2.8 GM OSS | 300mm | F2.8 | 約1,470g | 265mm | F2.8の明るさ |
※各レンズの質量は三脚座を除いた値です。各仕様はソニー公表値をもとにしています。
この表を見るだけでも、今回の400mmと600mmがかなり特徴的な存在であることが分かります。
特に注目したいのは600mmです。
600mmという焦点距離でありながら約995g。
さらに全長は263mmです。
つまり、300mm F2.8の全長265mmとほぼ同じ長さに、600mmが収まっています。
400mmと600mmの重量差は、わずか1g

今回の2本を比較するとき、最も分かりやすい共通点が重量です。
FE 400mm F4.5 GM OSSは約994g。
FE 600mm F6.3 GM OSSは約995g。
600mmを選んでも、重量増はほぼありません。
また、全長についても400mmが242mm、600mmが263mm。
その差は21mmです。
ソニーストア銀座で2本を続けて持ってみましたが、600mmだから急に大きく重くなったという印象はありませんでした。
また、ソニーストア銀座の女性スタイリストさんにも、実際に持ったときの重さについて伺いました。
スタイリストさんご本人も、女性の腕力でもとても軽く感じ、バランスも良いと感じているとのことでした。
もちろん、重さの感じ方には個人差があります。
それでも、約1kgという数値だけでなく、実際に製品を扱うスタイリストさんからも「軽さ」と「バランスの良さ」について同じような感想を聞けたのは印象的でした。
そのため今回は、
「軽い方を選ぼう」
ではなく、
「自分は400mmと600mmのどちらをよく使うのか」
を考える方が重要です。
FE 400mm F4.5 GM OSSを選びたい人

では、400mmから考えてみます。
FE 400mm F4.5 GM OSSの大きな特徴は、
400mm F4.5と約994gという組み合わせ
です。
600mmより焦点距離は短くなりますが、その代わり開放F値はF4.5。
特に光量が少なくなってくる時間帯では、この明るさがメリットになります。
日の出・日没前後の撮影ではF4.5が魅力
野鳥や野生動物を撮影する方の場合、早朝や夕方に撮影する機会も多いと思います。
また、スポーツでも夕方以降になると光量が落ちてきます。
そうした場面では、F4.5という明るさが安心材料になります。
もちろん、現在のαは高感度性能も向上しています。
それでも、ISO感度をできるだけ上げたくない場面や、速いシャッタースピードを維持したい場面では、レンズの明るさは重要です。
400mmを中心に使う方には素直な選択
現在SEL200600Gを使っている方なら、一度過去の撮影データを確認してみるのもおすすめです。
例えば、普段の撮影で400mm前後を多く使っている場合。
その方にとっては、600mmまで伸ばせることよりも、約994gの軽さとF4.5の方がメリットになる可能性があります。
航空機やスポーツ、比較的大きな野生動物などでも、400mmという焦点距離は使いやすいと思います。
テレコンバーターで焦点距離を伸ばせる
また、1.4倍・2倍テレコンバーターにも対応しています。
普段は400mmの明るさと機動性を生かし、さらに焦点距離が欲しいときにはテレコンバーターを使う。
この使い方ができるのも400mmの魅力です。
FE 600mm F6.3 GM OSSを選びたい人

一方で、600mmの魅力は非常に分かりやすいです。
600mmを約995gで持ち歩けること。
これに尽きると思います。
ソニーも、近づくことが難しい被写体を大きく捉えられることを600mmの特徴として挙げています。
野鳥など小さく遠い被写体なら600mm
野鳥撮影では、
「あと少し焦点距離が欲しい」
と感じることがあります。
特に小鳥や警戒心の強い野鳥では、被写体へ近づけない場面も多くあります。
そうなると最初から600mmを使えるメリットは大きくなります。
さらに、600mmでも約995gです。
長時間歩きながら被写体を探す撮影でも、この軽さは大きなメリットになりそうです。
SEL200600Gでいつも望遠端なら600mmが気になる
SEL200600Gを使っている方に、ぜひ確認してほしいことがあります。
それは、
普段どの焦点距離で撮影しているか
です。
撮影した写真の焦点距離を確認してみてください。
もし600mm付近の写真が圧倒的に多ければ、SEL600F63GMはかなり気になる存在になると思います。
200mmから600mmまでズームできる便利さを手放す代わりに、約995gという軽さが手に入ります。
さらに、600mmも1.4倍・2倍テレコンバーターに対応しています。より遠くの被写体を狙いたい場合にも選択肢を広げられます。
SEL600F63GMとSEL200600Gは同じ600mm F6.3

ここは今回、特に注目したいところです。
SEL200600Gは、
FE 200-600mm F5.6-6.3 G OSS。
望遠端600mmではF6.3です。
一方、新しいFE 600mm F6.3 GM OSSも600mm F6.3。
つまり、600mmで比較すると開放F値は同じです。
それでも重量は、
SEL200600G:約2,115g
SEL600F63GM:約995g。
大きく違います。
もちろん、これは単純に「600mmの方が優れている」という話ではありません。
SEL200600Gには200mmから600mmまで自由に画角を変えられる、大きなメリットがあります。
一方の600mm単焦点は、そのズーム機構を持たない代わりに、軽量・コンパクトな設計を実現しています。
SEL200600Gを選ぶ理由は、今でも明確

正直に言うと、400mmと600mmの2本を持ったあとにSEL200600Gを持つと、約2.1kgという重さをかなり感じました。
これまでSEL200600Gを使っていて、「特別重すぎる」と感じていたわけではありません。
しかし、約1kgの400mmと600mmを続けて体感した直後では、印象が大きく変わります。
人間って贅沢な生き物だな、と感じました(笑)。
一度この軽さを知ってしまうと、同じ600mmまで使えるSEL200600Gでも、持った瞬間の感覚はかなり違ってきます。
ただし、だからといってSEL200600Gの魅力がなくなるわけではありません。
むしろ、撮影スタイルによってはSEL200600Gの方が使いやすい場面もあります。
最大の理由は、やはり200-600mmというズーム域です。
軽さだけでなく、撮影スタイルに合わせて選ぶことが大切だと改めて感じました。
被写体との距離が変わる撮影ではズームが便利
例えば航空機。
遠くを飛んでいるときには600mm。
ところが機体が近づいてくると、600mmでは画面いっぱいになりすぎる場合があります。
そのとき、400mm、300mm、200mmへ瞬時に画角を変えられるのがズームレンズの強みです。
スポーツや野生動物でも同じです。
被写体との距離が大きく変化する撮影では、ズームの自由度は非常に大きな武器になります。
インナーズームによる扱いやすさも魅力
SEL200600Gはインナーズーム方式を採用しています。
ズームしてもレンズ全長が変わりません。
そのため、200mmから600mmまで画角を変えても、安定したホールディングを保ちやすい設計です。
発売から時間が経った現在でも、人気がある理由のひとつだと思います。
FE 300mm F2.8 GM OSSとはどう選び分ける?

もう1本、比較しておきたいのがFE 300mm F2.8 GM OSSです。
2024年2月2日に発売された「サンニッパ」です。
質量は約1,470g。
全長は265mm。
登場した当時、このサイズと軽さにはかなり驚きました。
しかし、400mmは約994g、600mmでも約995g。
今回さらに軽い超望遠G Masterが加わりました。
300mm F2.8最大の武器は、やはりF2.8
とはいえ、300mm F2.8には新しい2本にはない明確な強みがあります。
それがF2.8です。
暗い時間帯。
高速シャッターを使いたいスポーツ。
背景を大きくぼかしたい撮影。
こうした場面ではF2.8のメリットがあります。
そのため、300mm F2.8と400mm・600mmは、単純な焦点距離だけで比較するべきではないと思います。
明るさを取るか、機動性を取るか
300mm F2.8。
400mm F4.5。
600mm F6.3。
こうして並べると、選び方が見えてきます。
明るさを最優先するなら300mm F2.8。
明るさと軽さ、焦点距離のバランスなら400mm F4.5。
そして、焦点距離と軽さを重視するなら600mm F6.3。
ソニーの超望遠単焦点レンズが、それぞれ異なる役割を持つラインアップになってきました。
撮影ジャンル別に考える400mmと600mm


もちろん、被写体だけでレンズを決めることはできません。
それでも、選ぶ際の目安として整理すると次のようになります。
野鳥撮影
遠くの小さな被写体を大きく捉えたいなら、600mmが魅力的です。
特にSEL200600Gで普段から600mmを多用している方は、600mmを一度体感してみてほしいと思います。
一方、飛翔する大型の鳥など、少し広めの画角が欲しい場合は400mmも使いやすそうです。
航空機撮影
撮影場所と機体までの距離によって変わります。
距離がある場所なら600mm。
一方、機体が近づいてくる場所や、少し広めに構図を作りたい場合は400mmが扱いやすくなります。
被写体との距離が大きく変わるなら、SEL200600Gのズームも非常に便利です。
スポーツ撮影
400mm F4.5の明るさと画角は魅力があります。
特に屋外スポーツでは、400mmという焦点距離が使いやすい場面も多いと思います。
一方、スタジアムなど撮影位置から被写体まで距離がある場合は600mmも候補になります。
野生動物
被写体へ近づけない場合は600mm。
一方、大型の動物や周囲の環境も構図へ入れたい場合は400mm。
撮影する被写体の大きさや距離で選び分けたいところです。
SEL200600Gユーザーは、まず過去の撮影データを確認してみたい


今回、個人的におすすめしたい選び方があります。
SEL200600Gを現在使っている方は、過去に撮影した写真を確認してみてください。
そして、
どの焦点距離で撮っている写真が多いのか
を見てみます。
600mm付近ばかりなら、SEL600F63GM。
400mm前後が多く、さらに明るさも欲しいならSEL400F45GM。
200mmから600mmまで幅広く使っているなら、SEL200600Gのズームが今でも合っている可能性があります。
カタログスペックだけを見るより、自分自身の撮影データを見る方が答えに近づきやすいと思います。
実際に2本を持って感じた「選び方の変化」

ソニーストア銀座へ行く前は、
「600mmなら、400mmより大きくて重いだろう」
という感覚がどこかにありました。
しかし、実際には400mmが約994g、600mmが約995g。
ほとんど同じです。
そのため、今回の2本については、
重量を理由に600mmを諦める必要がほとんどない
というのが大きなポイントだと感じました。
逆に言えば、600mmだから何でも良いわけでもありません。
400mmにはF4.5という明るさがあります。
600mmには600mmでしか得られない画角があります。
ここまで重量とサイズが近いからこそ、自分が本当に必要とする焦点距離を考えやすくなったとも言えます。
まとめ|400mmと600mmは「よく使う焦点距離」で選ぶのが基本

FE 400mm F4.5 GM OSSとFE 600mm F6.3 GM OSS。
どちらを選ぶべきか。
今回、2本を実際に体感したうえで考えると、まず確認したいのは重量ではありません。
どちらも約1kgです。
そのため、
400mm付近を中心に使い、F4.5の明るさも重視するなら400mm。
600mmを多用し、遠くの被写体を大きく捉えたいなら600mm。
という考え方が基本になると思います。
そして、被写体との距離が頻繁に変わるならSEL200600G。
光量の少ない環境やF2.8の明るさを重視するならSEL300F28GM。
今回の2本が加わったことで、単純に新旧で選ぶのではなく、撮影スタイルに合わせて超望遠レンズを選べるラインアップになりました。
私自身、400mmと600mmを両方持ってみるまでは、
「どちらかと言えば600mmの方が大きく感じるだろう」
と思っていました。
しかし、その差は想像以上に小さなものでした。
だからこそ、選ぶのが難しい。
そして、だからこそ面白い2本だと思います。
予約販売は2026年9月29日10時から。
発売は10月9日予定です。
購入を検討している方は、できれば予約前に一度実物を手にして、自分の撮影スタイルと照らし合わせてみてはいかがでしょうか。
くれぐれも体感にはご注意ください。
第1部でも書きましたが、この軽さを知ってしまうと物欲が勝ってしまう可能性があります(笑)。
第1部|ソニーストア銀座での体感レポート
公式情報はこちら
超望遠単焦点レンズ「SEL400F45GM」「SEL600F63GM」の主な仕様や詳細については、ソニー公式サイトをご確認ください。
・SEL400F45GM|商品情報はこちら
・SEL600F63GM|商品情報はこちら
この記事を書いた人

よしおくん
横浜のソニーショップ「ナカムラ電器」で、ソニー製品の販売と情報発信を担当しています。
カメラ・レンズ、Xperia、ブラビア、オーディオなどを実際に使い、ソニーショップとして販売する立場と、実際に製品を使うユーザーとして感じたことの両方から記事を執筆しています。
新製品の先行展示にも足を運び、スペックだけでは分からない使い心地や、購入前に知っておきたい情報をできるだけ分かりやすくお届けします。
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