ULT TOWER 7 実機レビュー①|自宅でULT1・ULT2・FLAT・LIVEを聴き比べて分かったこと
ULT TOWER 7 実機レビュー①|自宅でULT1・ULT2・FLAT・LIVEを聴き比べて分かったこと

こんにちは、よしおくんです。
今回は、ULT TOWER 7 実機レビューをお届けします。
ULT TOWER 7(SRS-ULT700)を実際に自宅のリビングへ設置し、音質や使い勝手を確認しました。
今回特に確認したかったのは、
- 小音量でも大型ウーファーの魅力を感じられるのか
- ULT1・ULT2・FLAT・LIVEで音はどう変わるのか
- 重低音の中でもボーカルはクリアに聴こえるのか
- 360° Party Soundは自宅でもメリットがあるのか
- 壁際へ設置したときの音の広がり
- 約22.8kgという重さは実際どうなのか
というポイントです。
約280mmの大型円形ウーファーを搭載した、約22.8kgの大型ワイヤレスポータブルスピーカー。
スペックだけを見ると「大音量で楽しむスピーカー」という印象を持つかもしれません。
しかし、実際に自宅で使ってみると、低音の「大きさ」だけでは分からない特徴が見えてきました。
そこで今回は、ULT TOWER 7を自宅で使って分かった音質、4つのサウンドモード、音の広がり、設置性、そして気になったところまで詳しくレビューします。
ULT TOWER 7 実機レビューの試聴環境

まずは、今回の試聴環境をご紹介します。
ULT TOWER 7を試したのは、会社やイベントスペースではありません。
実際に使用することを想定した自宅のリビングです。
音源にはスマートフォンとAmazon Musicを使用。
今回はライブ音源を中心に聴きました。
大型スピーカーというと、大きな空間で音量を上げて試したくなります。
しかし、自宅で使うなら条件は違います。
家族がいる。
夜には音量を下げる。
そして、近隣への音漏れにも配慮する必要があります。
そこで今回は、大音量だけではなく普段自宅で使える音量でどう聴こえるのかを重視して確認しました。
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ULT TOWER 7を小音量で聴いてみた

今回の試聴は、意外にもかなり小さな音から始まりました。
隣の部屋で家族が寝ていたからです。
ただ、結果としてこれはULT TOWER 7を自宅用として評価するうえで良いテストになりました。
小音量でも低音の存在感は分かる?
ULT TOWER 7には、直径約280mmの大型円形ウーファーが搭載されています。
そのため試聴前は、ある程度音量を上げなければ、この大きなウーファーの魅力は分からないのではないかと思っていました。
しかし、実際に小音量から聴いてみると、低音の存在感そのものは感じられました。
特に印象に残ったのが、ULT1です。
音量を上げて「ドン」と鳴らす低音ではなく、低いところまで音が伸びていくような感覚があります。
自宅では常に大音量で楽しめるわけではありません。
そのため、音量を抑えた状態から低音のキャラクターを感じられたことは好印象でした。
280mmウーファーの低音は「圧」より「深さ」が印象的

ULT TOWER 7の大きな特徴となるのが、新開発の直径約280mm大型円形ウーファーです。
さらに、低域の音圧を高める「ULT DUCT」も採用しています。
もちろん、音量を上げれば大型スピーカーらしい迫力があります。
しかし、今回の試聴で私がより印象に残ったのは、単純な低音の強さではありません。
ULT1で感じた低音の深さ
ULT1でライブ音源を聴いたとき、私が感じたのは、
「低音が強い」というより「低音が深い」
という違いでした。
ただズンズンと前へ押してくる感じではありません。
低いところへ滑らかに沈み込んでいくような印象があります。
個人的な表現になりますが、
滑らかで、魅惑的な響き。
そんな低音に感じました。
ULT2では「ズッシリ」「ドーン」
一方、ULT2へ切り替えると印象が大きく変わります。
こちらは、
「ズッシリ」「ドーン」
という表現が近いです。
ULT1よりもパワー感が前へ出てきます。
試聴前に私が想像していた「大型スピーカーらしい迫力ある低音」に近かったのはULT2でした。
つまり、ULT1とULT2は単純に低音の強弱を切り替えるだけではなく、低音の楽しみ方そのものが違うように感じました。
重低音の中でボーカルはどう聴こえた?

大型ウーファーを搭載したスピーカーで気になっていたのが、ボーカルです。
低音の存在感が強すぎると、中高域が埋もれてしまうことがあります。
ULT TOWER 7では、直径約280mmのウーファーに加えて、直径約120mmのミッドレンジを2基搭載。
さらに、前後に4基のトゥイーターを備えています。
ボーカルの輪郭がくっきりしている
実際にライブ音源を聴いて感じたのは、低音の存在感がありながらボーカルが埋もれにくいことです。
個人的には、
ボーカルの輪郭がくっきりとして、見晴らしがよい。
そんな印象を持ちました。
さらに、声には芯を感じます。
ライブ音源では、低音だけが目立ってしまうと肝心の歌を楽しめません。
その点、ULT TOWER 7は低音の迫力を楽しみながら、ボーカルもしっかり追うことができました。
ライブ音源との相性を考えるうえで、これはかなり重要なポイントでした。
ULT1・ULT2・FLAT・LIVEを聴き比べ

ULT TOWER 7には、ULT1・ULT2・FLAT・LIVEの4つのサウンドモードが用意されています。
同じライブ音源を使いながら順番に切り替えてみると、低音の出方や音の広がりには、はっきりとした違いを感じました。
なかでもULT1とULT2は、どちらも低音を楽しむモードでありながら、その方向性がかなり異なります。
それぞれ実際に聴いて感じた印象を紹介します。
ULT1|滑らかで深い低音
ULT1は「深い低域を強調」するモードです。
今回の試聴で、個人的に特に気に入ったモードでした。
ただ低音を大きくするのではなく、深いところまで滑らかに伸びていくような印象。
ライブ音源を聴くときにも、低音の存在感がありながら聴きやすく感じました。
私自身がULT TOWER 7を使うなら、使用頻度が高くなりそうなモードです。
ULT2|パワー感を楽しみたいとき
ULT2は、パワー感を強調したサウンドです。
実際にULT1から切り替えてみると、低音がより前へ出てくるように感じます。
「ズッシリ」「ドーン」とした迫力を楽しみたいなら、ULT2が分かりやすいでしょう。
EDMなど、低音のパワーを積極的に楽しみたい楽曲にも合いそうです。
FLAT|クセを抑えた自然なサウンド
FLATは、原音に忠実な自然なバランスを目指したモードです。
ULT1やULT2と比べると、低音の演出が控えめになります。
第一印象では、
「低音を強調しすぎない、素直なサウンド」
と感じました。
ただし、これは悪い意味ではありません。
ULT1やULT2のような低音の演出を必要とせず、楽曲を自然なバランスで楽しみたいときには使いやすいモードだと思います。
LIVE|ライブ音源との相性が好印象
そして、ULT1と並んで個人的に気に入ったのがLIVEです。
LIVEでは、ライブ会場のような広がりや臨場感を意識したサウンドになります。
ライブ音源を再生すると、ボーカルや低音だけではなく、音が空間へ広がっていく感覚が加わるように感じました。
今回のようにライブ音源を中心に楽しむなら、かなり相性の良いモードです。
なお、LIVEモードは工場出荷状態ではULTボタンに割り当てられていません。
ULTボタンから選択したい場合は、「Sony Sound Connect」アプリから設定・アサインする必要があります。
個人的に選ぶならULT1とLIVE

4つのモードを聴き比べて、私が特に気に入ったのは、
ULT1とLIVEです。
ULT1では、深く滑らかな低音を楽しむ。
LIVEでは、ライブ音源の臨場感や音の広がりを楽しむ。
今回の試聴ではライブ音源を中心に使ったこともあり、この2モードが自分の用途に合いました。
一方で、低音のパワー感を重視するならULT2。
自然なバランスを求めるならFLAT。
好みや楽曲に合わせて選べることが、4つのサウンドモードを備えるメリットだと思います。
360° Party Soundを自宅で試してみた

続いて確認したのが「360° Party Sound」です。
ULT TOWER 7は、前面だけでなく背面にもトゥイーターを搭載しています。
そこで、スピーカー正面だけでなく、横や後方へ移動しながら聴いてみました。
音質重視なら正面が好み
まず、じっくり音を聴くのであれば、個人的には正面が一番好みでした。
ボーカルや音の定位を意識して聴くなら、やはり正面が分かりやすく感じます。
一方で、少し音量を上げて部屋の中を移動すると、360° Party Soundの良さが見えてきました。
正面を離れても「ノリノリ」で楽しめる
正面から離れても、音楽の楽しさが大きく薄れる感じはありませんでした。
リビングの中を移動しながらでも、
ノリノリで音楽を楽しめる。
という印象です。
ずっとスピーカーの前に座って聴くのではなく、家事をしたり、部屋の中を移動したりしながら音楽を楽しむ。
そんな使い方なら、360°に音を広げる設計は自宅でもメリットを感じられそうです。
壁際へ置いたときの音の広がりは?

約421×710×347mm、約22.8kgというULT TOWER 7。
実際に自宅へ導入すると、設置できる場所はある程度限られます。
そこで、壁際へ置いた状態でも試してみました。
「こもるかも」という予想とは違った
試す前は、
「壁際だと低音が強くなりすぎたり、音がこもったりするのでは?」
と思っていました。
しかし、実際に聴いてみると、想像していた以上に部屋全体への音の広がりを感じました。
ULT TOWER 7には音場最適化が搭載されており、騒音環境だけでなく、設置場所に応じた低音補正にも対応しています。
大型スピーカーだからこそ、置き場所はどうしても限られます。
そのため、壁際など現実的な設置場所に合わせて音場を調整してくれる機能は、自宅へ導入するうえでありがたいと感じました。
約22.8kgは本当に「ポータブル」?

ULT TOWER 7の商品カテゴリーは「ワイヤレスポータブルスピーカー」です。
しかし、重量は約22.8kg。
実際に扱ってみた感想はシンプルです。
重いです。
気軽に持ち運ぶスピーカーではない
約22.8kgありますから、気軽に持ち上げて部屋から部屋へ運ぶような使い方には向かないと思います。
ただし、ULT TOWER 7にはキャスターとハンドルが搭載されています。
床面を移動するのであれば、キャスターの存在はかなり重要です。
実際にキャスターを使ってみると、私の場合は室内を移動させること自体に大きな苦労はありませんでした。
とはいえ、
基本となる設置場所を決め、必要なときだけキャスターで移動する
という使い方が現実的でしょう。
自宅で使って気になった3つのポイント

実際に自宅で使ったからこそ、良いところだけでなく気になる部分も見えてきました。
1.大きさと設置場所
一番大きなハードルは、やはりサイズです。
約421×710×347mmあります。
購入前には、
「自宅のどこへ置くのか」
を確認しておいたほうがよいでしょう。
ただし、その大きなボディだからこそ、今回感じた音の広がりや低音の深さにつながっているとも感じます。
ここは非常に悩ましいところです。
2.大音量では周囲への配慮が必要
当然ですが、音量を上げれば近隣や家族への配慮が必要です。
今回は隣の部屋で家族が寝ている状態から試聴しました。
ドアを閉め、常識的な範囲の音量で試した限りでは、隣の部屋にいた家族からは特に気にならなかったとのことでした。
また、今回試した範囲では、低音が床へ強く響いているような印象もありませんでした。
ただし、住宅構造や設置環境によって条件は大きく変わります。
実際に導入するなら、床面も含めて設置方法を調整したいところです。
3.ライティングは十分に試せなかった
操作性については、特に大きな不便を感じませんでした。
一方、今回の試聴では、ライティング機能を十分に試すことができませんでした。
ULT TOWER 7には、BEAT・WAVE・MELLOWの3つのライティングモードが用意されており、音楽や使用シーンに合わせて空間を演出できます。
さらに、電源のオン/オフや音量調整、サウンドモードの切り替え、Bluetoothペアリングなど、操作状況をライティングで知らせるフィードバック機能にも対応しています。
今回は音質や自宅での使い勝手を中心に確認したため、これらのライティング機能については十分に検証できませんでした。
自宅で使うならMELLOWがどのような雰囲気になるのかなど、改めて試してみたいポイントです。
ULT TOWER 7を自宅で使って感じたメリット・気になる点

今回の実機レビューを簡単に整理すると、次のようになります。

ULT TOWER 7はどんな人におすすめ?

今回、自宅で実際に使ってみて、ULT TOWER 7は特に次のような方に合いそうだと感じました。
ライブ音源を自宅で楽しみたい人
ULT1の深い低音と、LIVEの音の広がりは、ライブ音源との相性が好印象でした。
さらに、低音に埋もれにくいボーカルも、ライブ好きとして魅力を感じたポイントです。
低音の「量」だけでなく「深さ」を楽しみたい人
ULT TOWER 7の低音は、ただ迫力があるだけではありません。
特にULT1で感じた、低いところまで滑らかに伸びていくような「深さ」が印象に残りました。
リビング全体で音楽を楽しみたい人
360° Party Soundによって、スピーカーの正面を離れても音楽を楽しみやすく感じました。
じっくり聴くだけでなく、家事などで部屋を移動しながら音楽を楽しみたい方にも合いそうです。
設置スペースを確保できる人
一方で、約22.8kgの重量と本体サイズは購入前に確認しておきたいポイントです。
音質だけでなく、「自宅のどこに置くか」までイメージできる方におすすめしたいスピーカーです。
まとめ|ULT TOWER 7を実機レビューして分かったこと

今回、ULT TOWER 7を自宅のリビングで実際に使ってみました。
約280mmの大型円形ウーファーというスペックから、試聴前は「迫力ある低音」が一番印象に残ると思っていました。
しかし、実際に印象に残ったのは少し違います。
ULT1で感じた低音の深さ。
低音に埋もれないボーカル。
LIVEで感じた音の広がり。
そして、小音量からでも音楽を楽しめたこと。
これらが今回のULT TOWER 7 実機レビューで特に印象に残ったポイントです。
大きさは弱点であり、魅力でもある
もちろん、約22.8kgという重量と大きな本体サイズは、購入時の大きなハードルです。
置き場所も必要です。
簡単に持ち運べるサイズでもありません。
しかし、実際に自宅で聴いてみると、
この大きさだからこそ感じられる音の深さや広がりがあるのではないか。
とも感じます。
そこがULT TOWER 7の悩ましいところです。
ULT TOWER 7は、「大きな音を出すための大型スピーカー」というだけではありませんでした。
私が自宅で使って魅力を感じたのは、むしろ小音量でも感じられた低音の深さと、ライブ音源を包み込むような音の広がりです。
一方で、約22.8kgという重量と本体サイズは、購入前に必ず確認しておきたいポイントです。
音だけでなく、「自宅のどこに置くか」までイメージしたうえで、一度実機を聴いてみてほしいスピーカーです。
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