ULT TOWER 7 実機レビュー②|ライブ好きの私が自宅に欲しくなった理由
ULT TOWER 7 実機レビュー②|ライブ好きの私が自宅に欲しくなった理由

こんにちは、よしおくんです。
ULT TOWER 7(SRS-ULT700)を自宅に欲しい。
実際に自宅のリビングで音を聴いて、そう思いました。
ただ、試す前から購入候補だったわけではありません。
むしろ、約22.8kgという大型ボディと、直径約280mmの大型ウーファーを見て気になっていたことがありました。
「これって、爆音を楽しむためのスピーカーなのでは?」
もしそうなら、私には必要ありません。
私が自宅に欲しかったのは、大きな音を出すためのスピーカーではなかったからです。
欲しかったのは、
ライブで味わった、あの楽しさを自宅でも思い出せるスピーカー。
今回ULT TOWER 7を自宅で使ってみて、その答えが少し見えてきました。
自宅でもライブの感動を味わいたかった

私が新しいスピーカーを欲しいと思った理由からお話しします。
2026年6月、東京国際フォーラム ホールAで開催された浜田省吾さんのライブツアー「SHOGO HAMADA ON THE ROAD 2025-2026 Under The BLUE SKY」を観に行くことができました。
やっぱりライブって楽しい。
会場全体を包み込む音。
身体で感じるような低音。
その中でもしっかり届いてくるボーカル。
そして、会場だからこそ感じられる独特の空気感。
ライブを楽しんだあと、
「この感動を、自宅でも少し味わえたらいいな」
と思うようになりました。
もちろん、ライブ会場と自宅のリビングはまったく違います。
同じ体験ができるとは思っていません。
それでもライブ音源を再生したときに、あの日の楽しさを思い出させてくれるようなスピーカーが欲しい。
そんな気持ちがありました。
ただし「爆音スピーカー」ならいらない

そんなときに試すことができたのがULT TOWER 7です。
直径約280mmの大型円形ウーファー。
本体サイズは約421×710×347mm。
そして質量は約22.8kg。
数字だけを見ても、かなり大きなスピーカーです。
しかもULT POWER SOUNDシリーズ。
当然、迫力ある重低音も大きな特徴です。
ただ、ここで私が求めているものとは少し違うのではないか、という疑問がありました。

欲しいのは「音量」ではなく「臨場感」
ライブの感動を味わいたい。
そう言うと、
「だったら大きな音で鳴らせばいい」
と思われるかもしれません。
でも、私が求めていたのはそこではありません。
低音がドンドン鳴る。
身体へ強い音圧が伝わってくる。
もちろん、それもライブの迫力を構成する要素だと思います。
しかし、自宅で楽しみたいのは音の大きさそのものではなく、ライブを思い出させてくれる臨場感です。
そのため、
「爆音を楽しむためのスピーカーだったら購入候補から外そう」
くらいの気持ちでULT TOWER 7を聴き始めました。
まさかの「小音量」から試聴が始まった

今回、ULT TOWER 7を試した場所は会社ではありません。
自宅のリビングです。
接続したのはスマートフォン。
Amazon Musicを使って、ライブ音源を中心に聴きました。
そして、約22.8kgの大型スピーカーを前にして、最初に試したのは大音量ではありません。
かなり小さな音からスタートしました。
理由は簡単です。
隣の部屋で家族が寝ていたからです。
自宅なら、いつでも大音量にはできない
でも、考えてみればこれこそ実際の使い方です。
自宅へULT TOWER 7を導入したとしても、いつでも好きなだけ音量を上げられるわけではありません。
夜なら音量を抑えます。
家族がいれば、周りにも配慮します。
近隣への音漏れも気になります。
つまり、自宅用として考えるなら、
「大音量にしなくても楽しめるのか?」
は私にとって重要なポイントでした。
結果的に、家族が寝ていたことで、最初から自分が一番知りたかったことを確認できました。
ULT1を聴いて「低音=圧」ではないと感じた

ULT TOWER 7を聴き始めて、最初に印象が変わったのが低音でした。
ULT TOWER 7には、直径約280mmの大型円形ウーファーが搭載されています。
私自身、このサイズから想像していたのは、
「ズンズン、ドンドンと強い低音が来るんだろうな」
という音でした。
ところが、ULT1を聴いてみると少し違いました。

「強い」より「深い」
ULT1は、深い低域を強調するサウンドモードです。
私が実際に感じたのは、
低音の「圧」よりも「深さ」。
ただ低音を大きくしているというより、低いところへ滑らかに沈み込んでいくような印象です。
うまく言葉にするのが難しいのですが、
滑らかで、少し魅惑的な響き。
そんな表現が近いと思います。
これが、私の中にあった「大型スピーカー=爆音」というイメージを変え始めました。
ホームシアターで感じた低音を思い出した

ULT1を聴いていて、以前ホームシアターでサブウーファーを2台使った音を体験したときのことを思い出しました。
当時は「2台なら低音がもっと強くなる」と思っていましたが、実際に感じたのは単純な音圧の強さではなく、低音の深さや広がりでした。
今回のULT1にも、個人的にはそのとき感じた方向性に近いものがあります。
もちろん、同じシステムとして比較しているわけではありません。あくまで、私自身が音を聴いて思い出した感覚です。
ボーカルが埋もれなかったことも大きかった

ライブ音源を楽しむなら、低音だけでは足りません。
私にとって重要なのがボーカルです。
いくら低音に迫力があっても、ボーカルが埋もれてしまったら、求めているライブの楽しさとは違ってきます。
ULT TOWER 7には、約280mmの大型ウーファーだけでなく、直径約120mmのミッドレンジを2基搭載しています。
実際に聴いてみると、低音の存在感がある中でも、ボーカルが埋もれてしまう感じはありませんでした。

ボーカルの輪郭がくっきり見える
私が感じたのは、
ボーカルの輪郭がくっきりして、見晴らしがよい。
そんな印象です。
そして、声に芯を感じます。
深い低音がありながら、その上にボーカルがしっかり立っている。
これならライブ音源を聴いていて楽しい。
低音だけではなく、ここも「自宅に欲しい」と思い始めた理由のひとつです。
ULT2よりULT1に惹かれた理由

もちろん、ULT TOWER 7にはパワフルな低音を楽しめるモードもあります。
それがULT2です。
ULT2を聴いたときの私のイメージは、
「ズッシリ」「ドーン」。
パワー感が前へ出てきます。
そして、この音こそ試聴前に私が想像していた「大型スピーカーらしい低音」に近いものでした。
迫力を楽しむなら、ULT2は面白い。
ただ、私が自宅でライブ音源を楽しむという目的では、ULT1のほうに惹かれました。

自分が欲しかった低音が分かってきた
ULT1とULT2を聴き比べたことで、自分自身がどんな音を求めていたのかも分かってきました。
欲しいのは、
「強い低音」より「深い低音」。
ただ圧倒されるのではなく、音楽の中へ入っていけるような低音です。
この違いに気付けたことは、ULT TOWER 7を自宅へ置きたいと思ううえで大きなポイントになりました。
そしてLIVEモードで目的がはっきりした

もうひとつ、私の用途に合ったのがLIVEモードです。
LIVEモードでは、ライブ会場のような広がりや臨場感を楽しめます。
実際にライブ音源を聴いてみると、ボーカルと低音だけではなく、空間へ音が広がっていく感じが加わりました。
私がULT TOWER 7に求めていた、
「ライブで感じた、あの楽しさを自宅でも思い出したい」
という目的に、一番分かりやすくつながったモードです。
私ならULT1とLIVEを使いたい
いくつかのサウンドモードを試した中で、個人的に気に入ったのはULT1とLIVEでした。
ULT1では、深く滑らかな低音を楽しむ。
そしてLIVEでは、ライブ音源の空気感や広がりを楽しむ。
この2つを楽曲や気分によって使い分けたい。
そんな使い方が自分には合っていると感じました。
なお、LIVEモードは工場出荷状態ではULTボタンに割り当てられていません。
ボタンからLIVEを選びたい場合は、Sony Sound Connectアプリで割り当てを変更します。
正面だけではなく部屋で音楽を楽しめる

そして、もうひとつ自宅に欲しくなった理由があります。
ULT TOWER 7には「360° Party Sound」が搭載されています。
実際に位置を変えながら聴いてみました。
音そのものをじっくり聴くなら、個人的にはやはり正面が一番好みです。
しかし、少し音量を上げてリビングの中を移動してみると、
正面から離れてもノリノリで楽しめる。
これが良かった。
「聴く」だけではなく「楽しむ」
リビングでは、ずっとスピーカーの正面に座っているわけではありません。
立ったり、歩いたり、別のことをしたりします。
そんなときにも部屋へ音が広がっている。
これも、ライブ好きの私にはULT TOWER 7の面白いところでした。
じっくり「聴く」というより、
部屋そのものを音楽で楽しい空間にする。
そんな使い方が似合うスピーカーなのかもしれません。
壁際でも楽しめるなら自宅に置けそう

そして、現実的な問題があります。
どこに置くのか。
ULT TOWER 7は約22.8kg。
サイズも約421×710×347mmあります。
リビングの好きな場所へポンと置けるサイズではありません。
私の場合も、実際に購入するなら壁際への設置を考えることになります。
そこで壁際でも試してみました。
思ったより音がこもらなかった
試す前は、
「壁際だと音がこもってしまうのでは?」
と思っていました。
しかし、実際に聴いてみると、想像していた以上に部屋全体への音の広がりを感じました。
ULT TOWER 7には、設置場所に応じた低音補正にも対応する音場最適化が搭載されています。
大型だから置き場所を選ぶ。
だからこそ、設置環境に合わせて音を整えてくれる。
これは自宅への導入を考える私にとって、
「これならありだな」
と思えたポイントでした。
それでも22.8kgは悩む

ここまで書くと、ULT TOWER 7を絶賛しているように見えるかもしれません。
でも、自宅へ本当に置くことを考えると、大きな問題があります。
やっぱり大きい。そして重い。
約22.8kgあります。
実際に動かしてみても、気軽に持ち上げて移動するようなスピーカーではありません。
キャスターとハンドルがあるため、床の上で移動するのであれば助かります。
それでも、購入するなら最初に設置場所を考えておく必要があります。
大きさが弱点。でも、その大きさの音が好き
ここが一番悩ましいところでした。
「もう少し小さければいいのに」
と思います。
でも、小さくなってしまったら、今回気に入った音の広がりや低音の深さまで同じなのだろうか。
そう考えると、
大きさはネックなのに、その大きさから生まれる音に惹かれている。
という、なんとも悩ましい状態になりました。
だから私の場合、購入するかどうかはスペックではなく、
「自宅に置き場所を確保できるか」
が最後のハードルになりそうです。
それでもULT TOWER 7を自宅に欲しくなった

試聴を始める前の私は、
「爆音スピーカーだったらいらない」
と思っていました。
ところが、最初に試したのは家族が寝ていたため小音量。
そこでULT1を聴き、低音の「圧」ではなく「深さ」に惹かれました。
さらに、低音の中でも埋もれないボーカル。
LIVEモードで感じた音の広がり。
部屋の中を移動しても音楽を楽しめる360° Party Sound。
ひとつずつ試していくうちに、最初に持っていた大型スピーカーのイメージが変わっていきました。
欲しかったのは「ライブを思い出すためのスピーカー」
そして最後に、自分がなぜULT TOWER 7を欲しいと思ったのかも分かりました。
私は、自宅でライブ会場と同じ音を再現したいわけではありません。
それは難しいと思います。
そうではなく、
ライブで味わった「あの楽しさ」を思い出したい。
音楽を流した瞬間に、
「ああ、ライブって楽しかったな」
と思える。
気付けば身体でリズムを取っている。
またライブへ行きたくなる。
ULT TOWER 7を自宅で聴いていて、そんな時間を過ごせました。
まとめ|決め手は「音の大きさ」ではなかった

今回、ULT TOWER 7を自宅で試してみて、本気で購入を考えるスピーカーになりました。
決め手になったのは、280mmというウーファーの大きさでも、最大音量でもありません。
私にとって一番大きかったのは、
「めっちゃ楽しい!」
と思えたことです。
じっくり音だけに「聴き入る」というより、
ライブで味わった、あの楽しさを思い出すためのスピーカー。
私には、ULT TOWER 7がそんな存在に感じられました。
もちろん、約22.8kgという大きさは悩みます。
置き場所も必要です。
だから、誰にでもおすすめできるスピーカーとは思いません。
しかし、ライブが好きで、自宅でもライブ音源を楽しく聴きたい。
そして、ULT TOWER 7を置けるスペースがある。
そんな方には、一度この音を体験してみてほしいと思います。
そして私自身は――
置き場所さえ確保できるなら、自宅に欲しい。
試聴前の「爆音ならいらない」は、最後にはそんな気持ちへ変わっていました。
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