ソニーFX5がついに登場|小型ボディで映画制作の可能性を広げるCinema Line新モデル
ソニーFX5がついに登場|小型ボディで映画制作の可能性を広げるCinema Line新モデル

こんにちは、よしおくんです。
2026年7月22日23時、ソニーからCinema Lineシリーズの新モデル『FX5』が正式発表されました。
FX5の価格は900,900円(税込)。
XLRハンドル非同梱モデル「FX5B」は812,900円(税込)となっています。
今回の発表は、映像制作に携わる方にとって非常に大きなニュースです。
新開発のフルサイズ積層型CMOSセンサーを採用しました。
さらに、X-OCN記録時には、最大5K 60pのオープンゲート撮影に対応します。
X-OCNの内部記録など、本格的な映像制作を支える機能も搭載しました。
さらに、小型軽量ボディを維持しながら、高感度性能や操作性も大幅に向上しています。
Cinema Lineシリーズの新たな中心モデルになる可能性を感じさせる内容となっています。
今回は、発表されたばかりの『FX5』について、ソニーショップ視点で注目ポイントを速報でお届けします。
FX5とはどんなカメラなのか

FX5は、Cinema Lineシリーズの中でも、高い機動力と本格的な映像制作機能を両立した新モデルです。
特に、
- 企業映像制作
- CM・PV制作
- 映画制作
- ドキュメンタリー撮影
など、近年増えている、少人数による高品質な映像制作と相性の良いカメラです。
また、映画制作の現場で培われたCinema Lineならではの色作りや操作性を受け継いでいる点も、大きな魅力です。
一方で、FX5を単純に「FX3の後継モデル」と捉えるのは少し違うように感じます。
FX5には、CineAltaカメラやFX6と同時に運用する際にも、操作の違いを感じにくい新しいメニューシステムが採用されています。
さらに、FPS(フレームレート)、ISO感度、シャッター(スピード/角度)、IRIS(絞り)、ルック(Look)、ホワイトバランス(WB)などの主要設定を集約した「BIG6」も搭載されました。
そのため、FX5はFX3の延長線上にあるモデルというよりも、CineAltaカメラ「BURANO」の思想や操作性を、より小型で機動力の高いボディに落とし込んだモデルと見る方が自然です。
私は、FX5を「BURANOの弟分」ともいえる立ち位置のカメラだと感じました。
つまり、少人数で素早く動ける小型ボディでありながら、上位の映画制作カメラと共通する操作性やワークフローを備えたことが、FX5の大きな特徴です。
新開発センサー搭載で高感度性能がさらに進化

今回のFX5で最も注目したいポイントのひとつが、新開発のフルサイズ積層型Exmor RS CMOSセンサーです。
15+ストップの広いダイナミックレンジ
S-Log3撮影時には15+ストップのワイドラチチュードを実現。
そのため、逆光や夜景など明暗差の大きなシーンでも、ハイライトからシャドウまで豊かな階調を残すことができます。
3つのベースISO感度に対応
FX5は、以下のベースISO感度に対応しています。
- ISO 800
- ISO 4000
- ISO 12800
さらに、FXシリーズとして初めてデュアルゲイン撮影にも対応しました。
暗所でのライブ収録やドキュメンタリー撮影では、大きな武器になりそうです。
FXシリーズ初となるオープンゲート撮影に対応

今回の発表で、多くの映像クリエイターが注目するポイントがこちらです。
FX5では、FXシリーズとして初めて、3:2センサー全面読み出しによるオープンゲート撮影に対応しました。
X-OCN記録時には、最大5K 60pでの撮影が可能です。
そのため、
・YouTube向け横動画
・YouTube Shorts
・Instagram Reels
・縦動画広告
など、1回の撮影データから複数フォーマットへ展開しやすくなります。
近年の映像制作では、1つの映像をさまざまな媒体へ展開するケースが増えています。
また、編集時に構図を微調整したり、縦動画向けにトリミングしたりしやすくなる点も、オープンゲート撮影の大きなメリットです。
そのため、オープンゲート撮影への対応は、制作効率を大きく高める進化と言えそうです。
また、2027年8月以降に予定されているVer.2.0では、XAVC S-I記録時での3:2オープンゲート撮影にも対応予定です。
今後さらに使いやすく進化していく点にも注目したいところです。
X-OCN内部記録対応でワークフローが大きく変わる

FX5では、ソニー独自の16bitシーンリニアRAWフォーマット「X-OCN」を、カメラ本体へ直接記録できます。
16bit RAWのカメラ内部記録に対応したことを、うれしく感じた映像クリエイターも多いのではないでしょうか。
これまでは、高品位なRAW収録を行うために、外部レコーダーを組み合わせるケースがありました。
一方、FX5では外部レコーダーを使わずにX-OCNを記録できます。
そのため、機材構成をコンパクトに保ちながら、本格的なポストプロダクションを前提とした撮影が可能です。
また、従来の「X-OCN LT」に加えて、新しいコーデックとなる「X-OCN C1」と「X-OCN C2」にも対応しました。
X-OCN C1とC2は、高品位な映像を維持しながら、データ容量を抑えられる点が特徴です。
したがって、撮影後のデータ転送にかかる時間や、保存用ストレージの負担を軽減できます。
さらに、外部レコーダーや接続ケーブルが不要になれば、ジンバル撮影や手持ち撮影時のセッティングも簡素化できます。
つまり、X-OCNの内部記録対応は、画質面だけの進化ではありません。
撮影現場から編集、データ管理まで、制作ワークフロー全体を効率化するFX5の大きな進化だと感じます。
AIによるAF性能も大きく進化

FX5には、最新のAI技術を活用した高精度な被写体認識機能が搭載されています。
人物撮影では、瞳だけでなく、頭部や身体の位置、さらには姿勢まで高精度に認識します。
そのため、一時的に顔が隠れたり、被写体が横を向いた場合でも、安定したフォーカスを維持しやすくなっています。
また、暗いシーンでも高いAF性能を発揮できる点も大きな進化です。
ライブ会場やイベント、夕景・夜景撮影など、これまでフォーカス合わせが難しかったシーンでも安心感が高まりそうです。
さらに、被写体を自動で追従するリアルタイムトラッキングにも対応しています。
そのため、1人で撮影を行う場面や、ジンバルを使用した撮影でも、撮影者が構図やカメラワークへ集中しやすくなりそうです。
特に、少人数で映像制作を行うクリエイターにとって、このAI AFの進化は非常に心強い機能ではないでしょうか。
オートトレーシングホワイトバランスも進化
今回のFX5では、オートトレーシングホワイトバランス(ATW)も大きく進化しています。
可視光センサーだけでなく、IR(赤外線)センサーからの情報も活用し、さらにディープラーニング技術による光源推定を組み合わせています。
そのため、カメラがシーンをより正確に判別し、自然な色味を維持しやすくなりました。
例えば、
- 屋外の日陰へ移動した場面
- 窓から自然光が入る室内
- タングステン照明と自然光が混在する環境
といった、色温度が大きく変化するシーンでも、ホワイトバランスの変化をより自然に抑えられます。
映像制作では、後編集で色を整えることも多いですが、撮影段階で安定した色を得られることは、編集作業の効率化にもつながります。
ソニーショップとしては、AF性能の進化だけでなく、このATWの進化も非常に実用的なポイントだと感じました。
特にドキュメンタリーやイベント撮影のように、短時間で環境が大きく変化する現場では、大きな武器になりそうです。
小型ボディながらプロの現場を支える高い機動力

FX5は、Cinema Lineらしい小型軽量ボディを採用しています。
しかし、小さいだけのカメラではありません。
プロの現場で求められる機能を凝縮したモデルに仕上がっています。
手持ち撮影はもちろん、ジンバル撮影にも対応します。
また、限られたスペースでの撮影にも柔軟に対応できます。
さらに、ボディ各所にはアクセサリー用のネジ穴を備えています。
そのため、ケージを使用しなくても撮影システムを構築できます。
機材をできるだけコンパクトにしたいクリエイターにとって、非常に扱いやすい1台になりそうです。
大型3.5型液晶モニターを搭載
液晶モニターは3.5型へ大型化されました。
解像度は約276万ドットです。
さらに、高輝度パネルを採用しています。
そのため、屋外でも映像やフォーカスを確認しやすくなりました。
また、4軸マルチアングル構造も採用しています。
可動範囲は以下のとおりです。
- 上方向:約98度
- 下方向:約40度
- 横方向:約180度
そのため、ローアングル撮影にも対応できます。
また、ハイアングルやジンバル撮影でも使いやすそうです。
BIG6による直感的な操作性
FX5には「BIG6」ホーム画面を搭載しています。
これは、CineAltaカメラで培われた操作思想を受け継ぐものです。
フレームレートや露出設定も素早く確認できます。
さらに、ISOやLUT、ホワイトバランスもすぐに変更できます。
そのため、メニューを何度も開く必要がありません。
撮影へ集中しやすい環境を実現しています。
また、新しいメニューシステムはFX6やBURANOとの共通性も意識しています。
そのため、複数のCinema Lineカメラを運用する現場でも安心です。
操作感の違いによる負担を減らせそうです。
新バッテリー「NP-SA100」に対応
FX5では、新開発バッテリー「NP-SA100」に対応しました。
容量は2670mAhです。
従来のNP-FZ100と比べると、約1.3倍の容量となります。
そのため、長時間撮影にも対応しやすくなりました。
インタビュー撮影やイベント収録でも安心感があります。
また、カメラと連携した電源管理機能も搭載しています。
バッテリーの劣化状態を確認できる点も便利です。
長期運用を前提としたプロ用途では、うれしい進化ではないでしょうか。
今後のアップデートにも期待
FX5は、発売後も機能追加が予定されています。
2027年8月以降には、Ver.2.0の提供が予定されています。
追加予定の機能は以下のとおりです。
- X-OCN記録時の最大240fps撮影
- XAVC S-I記録時の3:2オープンゲート撮影
- 縦レイアウトでの撮影情報表示
- Frame Grab機能による静止画切り出し
特に注目したいのが、XAVC S-Iでのオープンゲート撮影対応です。
多くのクリエイターにとって、うれしいアップデートになりそうです。
また、縦レイアウト表示への対応も興味深いポイントです。
YouTube ShortsやInstagram Reelsなどを意識していることが伝わってきます。
さらに、Frame Grab機能によって、動画から静止画を切り出しやすくなります。
ワークフローの効率化にもつながりそうです。
ソニーショップとしては、発表内容を見るだけでも、FX5の完成度の高さが伝わってきます。
さらに、今後のアップデートによって、より使いやすいカメラへ進化していきそうです。
ソニーショップとして注目したいポイント

今回のFX5は、単なるスペックアップモデルではありません。
むしろ、
「少人数でもシネマクオリティを実現するためのカメラ」
として完成度を高めてきた印象があります。
近年はYouTube、企業映像、SNS動画など、多様な映像制作が求められています。
そのため、
- 高画質
- 小型軽量
- ワークフロー効率化
- AI支援
これらを1台にまとめたFX5は、多くのクリエイターから注目を集めそうです。
映画監督のギャレス・エドワーズ氏は、FX5について、
「ラン&ガン撮影の指標となるシネマカメラ」
とコメントしています。
この言葉からも、FX5が機動力を重視して開発されたことが伝わってきます。
FX5の発売日・価格・予約開始日

| 商品名 | Cinema Line カメラ |
|---|---|
| 型名 |
ILME-FX5:(XLR ハンドルユニット同梱) ILME-FX5B:(XLR ハンドルユニット非同梱) |
| 発売日 | 2026年8月21日(金) |
| 予約開始日 | 2026年7月28日(火)10時 |
| メーカー希望小売価格 |
ILME-FX5:900,900円(税込) ILME-FX5B:812,900円(税込) |
予約販売の受付は、2026年7月28日10時から開始されます。
また、先行展示は2026年7月24日から、ソニーストア銀座、札幌、名古屋、大阪、福岡天神で始まります。
そのため、購入を検討している方は、まず実機のサイズ感や操作性を確認するのがおすすめです。
映像制作を支える別売アクセサリーも充実

FX5では、本体だけでなく、プロの現場を支えるアクセサリーも同時に発表されました。
Cinema Lineらしいシステム性の高さも、FX5の大きな魅力です。
0.58型OLEDビューファインダー「DVF-EL1」
別売の「DVF-EL1」は、約707万ドットの高解像度OLEDパネルを搭載した着脱式ビューファインダーです。
DCI-P3相当の広色域と10bit HDR表示に対応しており、明暗差の大きなシーンでも細かなディテールを確認できます。
また、倍率約0.9倍の高い表示性能により、高い没入感を実現しています。
さらに、解像度重視とアイポイント重視を切り替えられる点も特徴です。
ビューファインダーは上方向へ約90度までチルトできます。
そのため、ローアングルやハイアングル撮影でも快適なモニタリングが可能です。
ソニーショップとしては、小型ボディのFX5にEVFを追加できる点は非常に魅力的に感じます。
特に屋外撮影では、液晶モニターだけでは確認しづらい場面もあります。
そのため、本格的なシネマ撮影を行う方にとっては、非常に気になるアクセサリーではないでしょうか。
※αシリーズ等において使用することはできません。FX5専用の着脱式ビューファインダーです。
最大32bit float収録対応「XLR-H2」
「XLR-H2」は、最大4ch入力に対応したXLRハンドルユニットです。
XLR/TRSコンボ端子を2系統備えています。
さらに、デュアルADコンバーターを搭載しています。
そのため、小さな音から大きな音まで、高いダイナミックレンジで収録できます。
また、最大96kHz・32bit floatでのカメラ内部収録にも対応しました。
音割れを気にしにくい32bit float収録は、ドキュメンタリーやイベント撮影で大きな武器になりそうです。
さらに、MIシュー経由でデジタル伝送できるため、安定した音声収録環境を構築できます。
加えて、ハンドルとしても機能するため、手持ち撮影時の安定性向上にもつながります。
※FX3・FX30・FX2用のハンドルは、FX5では使用できません。
タイムコード運用に対応する「VMC-BNCU1」
「VMC-BNCU1」は、外部タイムコード機器との接続に対応したタイムコードアダプターケーブルです。
複数台のカメラや外部音声機器との同期を実現できます。
そのため、マルチカメラ撮影や放送用途でも活用できます。
また、映画制作では、撮影後の編集効率に大きく影響する部分でもあります。
FX5がタイムコード運用へ対応したことで、より本格的な映像制作現場への導入も進みそうです。
ソニーショップとして感じたこと
今回発表されたアクセサリーを見ると、FX5は単なる小型Cinema Lineカメラではないと感じます。
むしろ、BURANOやFX6と同じ制作現場で運用することを前提に設計されたシステムカメラという印象です。
EVFや32bit float収録、タイムコード対応まで含めて考えると、FX5は小型ボディでありながら、本格的な映画制作にも対応できる非常に完成度の高いモデルになりそうです。
まとめ|BURANOへつながる新しい小型Cinema Line
新しいFX5は、新開発のフルサイズ積層型センサーを搭載しました。
さらに、15+ストップのダイナミックレンジや3つのベースISOにも対応しています。
また、FXシリーズ初となる3:2オープンゲート撮影やX-OCN内部記録など、制作ワークフローを大きく変える機能も備えました。
そのうえ、AIによる被写体認識AFや5軸手ブレ補正、長時間撮影に対応する冷却設計も採用されています。
つまり、FX5は単なる高画質カメラではありません。
撮影から編集、納品までを効率化しながら、クリエイターの映像表現を支える1台と言えそうです。
特に、
「少人数でもシネマクオリティを実現したい」
そんな映像クリエイターにとって、非常に魅力的な選択肢になりそうです。
そして私自身は、FX5を単なるFX3の後継モデルとは感じませんでした。
むしろ、BURANOの思想や操作性を受け継いだ、小型Cinema Lineという印象です。
今後のCinema Lineシリーズにおいて、重要な位置付けとなる1台になるのではないでしょうか。
FX5の予約受付は2026年7月28日10時から開始されます。
発売日は2026年8月21日です。
実機に触れられる先行展示も予定されていますので、気になる方はぜひチェックしてみてください。
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