楽曲数400万曲超え| ソニー、EMI Music Publishingを連結子会社化
5月22日の本日、ソニーとムバダラインベストメントカンパニー(以下、ムバダラ)の2社は、ムバダラが主導するコンソーシアムがEMI Music Publishingの約60%の株式を、ソニーの完全子会社であるSony Corporation of Americaに対して、47.5億米ドルの企業価値を前提として売却することを発表しました。
EMI Music Publishingがソニーの連結子会社となると、400万を超える楽曲の権利を保有することになります。
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400万を超える楽曲の権利を保有
ソニーは、100%子会社で音楽出版事業を手掛ける「Sony/ATV」と、同じく100%子会社である「ソニー・ミュージックエンタテインメント」をあわせて、ビートルズの楽曲から最新の楽曲まで、230万曲を超える楽曲の権利を管理しています。
これに、EMI Music Publishingが保有・管理する、クイーン、キャロル・キング、モータウンのカタログなどのクラシックやカニエ・ウェスト、アリシア・キーズ、ドレイク、サムスミス、ピンク、ファレル・ウィリアムズ、カルヴィン・ハリス、フェティ・ワップ、ホージア、シーアなどの最新楽曲を含む、200万を超える楽曲数が加わることになります。
ソニー株式会社 社長 兼 CEO 吉田憲一郎のコメント
「EMI Music Publishingをソニーグループに迎え入れることができ、また音楽出版市場におけるナンバーワンポジションを維持できることを喜ばしく思っています。同時に、過去6年間長期視点で音楽出版事業の成長を共にサポートしてくれた、EMI Music Publishingにおけるエクイティパートナーであるムバダラにも感謝を申し上げたいと思います。音楽産業は定額音楽ストリーミングサービスの伸長を背景に、近年成長に転じています。当社はエンタテインメント領域における強力なIPのポートフォリオ構築に集中しており、今回の買収は当社の長期的な成長に向けた重要な布石となると考えています。」 2012年当時にソニーと共同でシティグループの完全子会社からEMI Music Publishingの買収を行ったコンソーシアムはムバダラ・キャピタルのプライベートエクイエティ部門により出資及び組成され、買収成立以降は同部門がムバダラ及び第三者の投資家を代表してEMI Music Publishingの経営を行ってきました。 |
ソニーの吉田憲一郎氏は「音楽産業は定額音楽ストリーミングサービスの伸長を背景に、近年成長に転じています。当社はエンタテインメント領域における強力なIPのポートフォリオ構築に集中しており、今回の買収は当社の長期的な成長に向けた重要な布石となると考えています」とのコメント。
この定額音楽サービス市場の急成長に合わせて、ソニーの音楽ビジネスはより強固なものになりそうですね。
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