ソニー 世界初フルサイズセンサー搭載レンズ交換式旋回型 Cinema Lineカメラ『 FR7 』を発売
Cinema Lineカメラ『 FR7 (ILME-FR7)』発売
ソニーは、映像制作用カメラ商品群Cinema Line(シネマライン)の新商品となる、世界初フルサイズセンサー搭載、レンズ交換可能でパン・チルト機構を備えた『FR7』を発売します。
発売日は2022年11月11日。メーカー希望小売価格は1,320,000円(税込)。
Cinema Lineカメラ『 FR7 (ILME-FR7)』発売
こんにちは、よしおくんです。
ソニーは、映像表現の幅を広げるEマウント対応のカメラを発表しました!
新商品「FR7」は、映画制作で培われた高品位な映像表現に加え、リモートカメラのようなPTZ(パン・チルト・ズーム)操作に対応。
フルサイズ裏面照射型CMOS イメージセンサー「Exmor R」(有効画素数約1030万)を搭載し、高感度で低ノイズ、美しいぼけ表現を実現。、ソニーの豊富なEマウントレンズを装着可能です。
Cinema Lineとは |
Cinema Lineとは、映画制作で培われたルックと、多様なクリエイターの異なる要望に応える高い操作性・信頼性を兼ね備えた映像制作用カメラ商品群の名称です。フィルムのような豊かな映像表現を実現するとともに、本体デザイン、耐久性、高い機能拡張性、バッテリーライフなど、快適な映像制作をサポートできるように操作性・信頼性にも配慮しています。同商品群には、映画制作業界で高く評価されているCineAltaカメラ『VENICE』および最新機種の『VENICE 2』や、ショルダースタイルでドキュメンタリー制作などで活用されている『FX9』、ハンドヘルドスタイルでさまざまなプロモーション映像制作で活用されている『FX6』、Cinema Lineシリーズ内最小・最軽量※7モデル『FX3』が含まれます。ソニーはCinema Lineを、幅広い映像クリエイターに向けて提案しています。 |
Cinema Line カメラ
ILME-FR7
発売日:2022年11月11日
メーカー希望小売価格:1,320,000円(税込)
ILME-FR7K
(レンズFE PZ 28-135mm F4 G OSS付属モデル)
発売日:2022年11月11日
メーカー希望小売価格:1,617,000円(税込)
〈 ソニー法人サイト 〉
〈 ラージセンサーカメラ 〉
〈 ニュースリリース 〉
・世界初フルサイズセンサー搭載レンズ交換式旋回型Cinema Lineカメラ『FR7』を発売
映像表現力
フルサイズ裏面照射型CMOSセンサー Exmor Rがもたらす高感度、低ノイズ、美しいぼけ表現
裏面照射型の有効画素数約1030万の35mmフルサイズCMOSセンサーをパン・チルト・ズームカメラに搭載。
フルサイズセンサーのワイドラチチュード・低ノイズ・シネマのようなぼけ表現に加えて、高い感度性能を実現しISOの上限を409600まで拡張可能。Cine EIモード時はBase ISOを撮影シーンの照明条件に応じて、標準の基準感度ISO800と暗所環境用の高感度ISO12800の2つから選択可能で、ノイズレベルを最低限に抑えた映像が得られます。加えて、15ストップ+の広いラチチュードにより、幅広い光量環境のもとで白トビや黒ツブレをおさえた映像を収録をすることができます。
BIONZ XRが実現する4K(QFHD)120fpsをはじめとしたハイフレームレート動画記録
BIONZ XRの高い処理能力のおかげで、高感度性能と高い階調表現、忠実な色再現性能や低ノイズ性能などの高画質化を実現。加えて、FHD解像度で最大120fpsのハイフレームレート動画記録などの膨大な映像データ処理や、AFの速度/精度向上にも貢献。また、カメラに直接挿入できるCFexpress Type A カードへの高速書き出し性能も実現しています。4K (QFHD) 120p映像は 24p記録時、最大5倍の滑らかなスローモーションが可能になります。また、フルHD解像度では240fpsで最大10倍のスロー表現も可能で、動きのあるスポーツシーンなどを印象的に記録できます。
ワークフローに合わせた2つの撮影モード
CustomモードとCine EIモードを搭載することにより、同じ映像制作用カメラ商品群Cinema Lineとの親和性を高めています。
あらかじめ映像の作りこみができ、ポストプロダクション処理が不要な Customモードでは、シーンファイルがあらかじめ用意されており、手軽に好みのルックで撮影することができます。その中には、S-Cinetoneも含まれ、人の肌を描写する際に使われる中間色の表現力をアップし、色あいはよりソフトに、ハイライトの描写は被写体を美しく際立たせる自然なトーンを実現。
Cine EIモードでは、ポストプロダクション処理を前提とした撮影モードで、ソニーが独自に開発したトーンカーブS-Log3と、2種類のワイドカラースペースS-Gamut3とS-Gamut3.Cineが使用可能です。
CFexpress Type A メモリーカードに対応したデュアルスロット
CFexpress Type A メモリーカードとSDXCメモリーカードに対応したデュアルスロットを採用 。
スロットA、スロットBともに、CFexpress Type A メモリーカードとSDXCメモリーカード UHS-II/UHS-Iの両方に対応。特に CFexpress Type A メモリーカードは、高ビットレート4K動画に最適な次世代メディアです。その高速書き込み処理性能により、ハイフレームレート記録など膨大なデータにおいても、安定した書き込みを実現します。加えて、同時記録、リレー記録、インターバルレック、Proxy記録も可能です。
SDI経由の16ビットRAW出力
Cine EIモード時にSDI OUT端子からのRAW出力に対応。対応するレコーダーと組み合わせることで、RAW記録が可能になります。16bit RAWデータとして出力するため、高輝度部も階調豊かに情報を記録することができ、ポストプロダクションにおける作業に自由度をもたらします。
レンズ交換式
ソニーEマウントに対応し、ソニー製の全Eマウントレンズが装着可能。広角12 mmから超望遠1200 mmまでカバーする豊富なレンズ群があり、映像表現に合わせて選択が可能。
Cinema Line カメラ × リモート撮影
パン・チルト・ズーム機能による滑らかなカメラワーク
旋回型カメラとして優れたパン・チルト・ズーム機能を搭載し、遠隔からコントロールが可能。
左右方向(パン)と上下方向(チルト)に最低速度0.02度/秒から最高速度60度/秒まで速度調整することができ、緩急あるカメラワークをサポート。
パン動作範囲は-170度から+170度、チルト動作範囲は据え置き設置の状態で-30度から+195度、天吊りの状態では-210度から+15度。
ズーム速度も同様に速度調整が可能。ズームは対応する電動ズームレンズのズーム操作ができる他、画質劣化の少ない全画素超解像ズームは単焦点レンズでも使えるため、少ない撮影機材でも画角にバリエーションを加えることが可能。
最大100個のプリセットポジション機能
付属の赤外線リモコンやWebアプリケーション、別売のリモートコントローラー「RM-IP500」から最大100個設定可能なプリセットポジション機能の使用により、予め記憶したカメラの向き、ズーム、ピント調節が簡単に呼び出せます。
被写体をすばやく捉え、粘り強く追従するファストハイブリッドAF
暗い環境でも高速・高精度な像面位相差AFが被写体をすばやく捉え、粘り強く追随。
最大でイメージセンサーの撮像画面のほぼ全域(縦方向:約94%、横方向:約95%、全体:約89%)に配置された627点の選択可能な位相差測距点を用いて、広範囲からの膨大な被写体情報を、リアルタイム処理に優れた画像処理エンジンがパワフルに処理し、高精度・高密度に分析。浅い被写界深度でも、旋回型リモートカメラの機動性とファストハイブリッドAFの組み合わせにより、動きの速い被写体に高精度かつ滑らかにフォーカスを合わせ続けます。
リアルタイム瞳AF ・ 狙いたい被写体にAFを合わせ続けるリアルタイムトラッキング
リアルタイム処理に優れた画像処理エンジンBIONZ XRで、横顔や下向き、上向きの顔でも高精度かつ自動的に瞳にピントを合わせ続けるため、撮影者は構図に集中できます。もちろん、4K 120pを含むすべての動画記録モードで使用可能。
Webアプリケーション使用時は、AFのタッチトラッキングとの併用にも対応し、狙いたい被写体にAFを合わせ続けるリアルタイムトラッキングで追随を開始し、瞳を認識すればリアルタイム瞳AFでの追随ができます。
フォーカシング中の画角変動を抑えるブリージング補正
動画撮影中のフォーカス時に起こるフォーカスブリージング(フォーカスレンズ位置の変化に伴う画角変動)現象を最小化するブリージング補正機能に対応。
ソニー独自の全画素超解像技術を活用し、画角が一定になるように自動で調整することで、フォーカシング中でも画角変動を抑え、よりドラマティックなフォーカシング表現が可能。
さまざまな撮影環境で露出を調整できる電子式可変NDフィルター
ソニー独自の電子式可変NDフィルター内蔵により、1/4NDから1/128NDまでシームレスに濃度を変更することができ、被写界深度を変えずに露出の調整が可能。
さらに、オート設定によりカメラ側で常に適した光量に自動調整し、一定の露出を保ったまま、さまざまな撮影環境に対応します。カメラから離れた場所でも露出調整ができるため、リモート撮影に役立ちます。
用途に応じて選択可能な制御方法
新開発のWebアプリケーション
新開発された内蔵Webアプリケーションを使用することで、PC / タブレット端末上のWebブラウザーからパン・チルト、ズーム操作、フォーカスの調節、録画、録画映像の再生、および本機の全ての設定を行うことができます。
天井などに設置する際も、離れた場所から操作が可能です。PC / タブレット端末を接続する際は、本機に印刷されているQRコードをタブレットのカメラで撮影、もしくはURLを入力することでアクセスすることができます。
高機能リモートコントローラー「RM-IP500」対応
旋回型カメラ用の高機能リモートコントローラー「RM-IP500」と組み合わせることで、ジョイスティックを使い精度の高いパン・チルト・ズーム操作が可能。加えて、スピード調整つまみでパン・チルト、ズーム、フォーカス、それぞれの速度制御が可能となり、狙った映像表現に適したスピードで動かすことができます。また、ズーム操作はシーソーレバーとジョイスティックの2つから選択できるため、オペレーターごとに操作しやすいモードで使用できます。豊富なカメラ調整機能を搭載し、自動IP設定機能による簡単セットアップが可能です。
赤外線リモコンを同梱
同梱の赤外線リモコンで本機のパン・チルト、ズーム操作、フォーカスの調節、録画、録画映像の再生、スタンバイの入/切、および本機の設定が可能です
さまざまな環境に対応する入出力系統
映像出力
- SDI OUT端子
本機からの映像を12G/6G/3G/HD-SDI信号として出力します。設定によりRAW信号の出力も可能です。 - OPTICAL出力端子
SFP+モジュール(別売)を接続することにより、SDI信号を光変換して出力できます。少ない伝送損失で長距離通信が可能です。 - HDMI Type A 出力端子
本機からの映像をHDMI信号として出力します。出力の映像に本機の状態や設定が重ねて表示されるため、撮影画面と設定状況を同時に確認することが可能です。HDMIケーブル抜け止めプレートを同梱しています。
オーディオ入力
- AUDIO IN端子(XLRタイプ5ピンコネクター)
外部マイクや外部オーディオ機器などの信号を入力します。AUDIO IN CH-1端子およびAUDIO IN CH-2端子として機能します。
タイムコード・GENLOCKの同期
- TC IN端子
基準となるタイムコード信号を外部から入力します。 - OPTION端子
外部機器とのタリー信号の接続に使用します。 - GENLOCK端子
複数のカメラを同期するために、外部同期信号を入力します。
電源供給
- DC IN 端子
同梱ACアダプターを接続し、本機に電源を供給できます。ACアダプターのコードの抜けを防止したい場合は、本機背面のコードクランパーを使い固定することができます。 - LAN(ネットワーク)端子/PoE++(Power over Ethernet Plus Plus)
本機をPoE++(Power over Ethernet Plus Plus)対応電源供給装置に接続すると、市販のネットワークケーブル(カテゴリー5e以上)経由で本機に電源が供給されます。設置場所に電源がない環境でも、電源工事不要で本機に電源を供給できます。
カメラの両側面のタリーランプが光るデザインは、撮影する道具であることを感じさせないかっこよさがあります。
個人では買えるシステムではなく、法人向けのカメラシステムです。
新境地を切り開くCinema Lineの新商品登場で、個人ユーザーが購入できるEマウントカメラ登場が楽しみになります。この秋は見逃せないです!
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