スペック以上に変わっていた|RX10 IVと実機比較して感じたこと
スペック以上に変わっていた|RX10 IVと実機比較して感じたこと

こんにちは、よしおくんです。
【DSC-RX10M5特集】
第1回では、実際に手にして最初に感じた「持ちやすさ」の進化についてお届けしました。
今回は第2回として、RX10 IVとRX10 Vを実機比較しながら、スペック表では分からない違いについてご紹介します。
ソニーストア銀座で実際に触り比べてみると、9年という時間の長さを感じるほど、大きな進化を実感しました。
RX10 IVとRX10 Vを比較して感じたこと

今回、実機を比較して最初に感じたのは、
「想像以上に最新のαシリーズに近づいている」
ということでした。
24-600mm F2.4-4.0のZEISSレンズを継承しているため、外観だけを見ると大きな変化はないように見えます。
しかし、実際に手にすると、その印象は大きく変わります。
RX10 Vは、単なるRX10 IVのマイナーチェンジではありません。
約9年間で進化したαシリーズの技術が投入された、新世代RX10という印象を受けました。
RX10 IVとRX10 Vではデザインの印象も変わった

まず印象的だったのがボディデザインです。
RX10 IVは、どこかAマウント時代のフラッグシップ「α99 II」を思わせる雰囲気があります。
一方、RX10 Vは最新フラッグシップ「α1 II」や「α9 III」を思わせる精悍なデザインへと進化しました。
特に、グリップから軍艦部へつながるラインは、最新αシリーズとの共通性を強く感じます。
そのため、見た目からも「新世代RX10」という存在感が伝わってきました。



最新αシリーズに近づいた操作系
さらに、進化を感じたのはデザインだけではありません。
操作系も、最新のαシリーズに近いレイアウトへと見直されています。
新たに搭載されたAF-ONボタンやマルチセレクターによって、AF操作やフォーカスポイント移動がより直感的になりました。
また、リアダイヤルも2つ搭載され、カスタマイズ性も向上しています。
実際に構えてみると、
「RX10シリーズでありながら、最新のαシリーズを操作しているような感覚」
を受けました。




日常的な使い勝手も大きく進化
さらに、電源スイッチやズームレバーの操作感も見直されています。
また、高精細になったEVFや解像度が向上したチルト液晶、UHS-II対応SDカードスロット、そしてNP-FZ100バッテリーの採用など、細かな部分まで使いやすさが追求されていました。
単に性能を向上させただけではなく、
「長く快適に使えるカメラ」
として、最新のαシリーズで培われた思想がRX10 Vにも受け継がれていると感じました。
RX10 IVとRX10 Vのホールド感を比較

第1回でもお伝えしましたが、ホールド感の進化は非常に大きいと感じました。
RX10 IVでは、ボディの角が手に当たる印象がありました。
また、人によってはもう少し深く握りたいと感じる場面もあったかもしれません。
しかし、RX10 Vではその印象が大きく変わっています。
小指までしっかりと力が入り、手全体で自然にホールドできます。
さらに、シャッターボタン位置の変更も非常に効果的でした。
その結果、約1.1kgのカメラでありながら、数字以上に軽く感じるほどの安定感がありました。
EVFも最新世代らしい見やすさへ

今回、個人的に進化を感じたポイントのひとつがファインダーです。
RX10 Vでは、約368万ドットの高精細OLEDファインダーを搭載しています。
実際に覗いてみると、非常にクリアで、最新αシリーズに近い見え方になっている印象を受けました。
超望遠撮影では、ファインダーの見やすさが撮影のしやすさに直結します。
そのため、この進化は非常に大きいと感じています。
AIオートフォーカスはまさにαシリーズ譲り

ソニーストア銀座では、動いている鳥を表示したデモ映像も確認することができました。
その際、非常に印象的だったのが、
鳥の目をしっかりと認識し続けていたこと。
これには正直驚きました。
RX10シリーズは、もともとAF性能の高さが魅力でした。
しかし、RX10 VではAIプロセッシングユニットの搭載によって、さらに安心感が増しています。
野鳥撮影や航空機撮影、スポーツ撮影では、大きな武器になりそうです。
レンズは変わらない。でも、それが良い。


一方で、24-600mm F2.4-4.0のZEISSレンズは継承されています。
発表翌日の朝には、
「焦点距離は変わらないの?」
というお問い合わせもいただきました。
それだけ、このレンズ部分を気にされている方は非常に多いのだと感じています。
しかし、私はむしろ安心しました。
なぜなら、RX10 IVが搭載していた24-600mm F2.4-4.0のレンズは、今でも非常に高い完成度を持っているからです。
24mmから600mmまでを1本でカバーできる機動力。
さらに、広角から超望遠まで高い描写性能を実現していることも大きな魅力です。
そして何より、レンズ交換を行うことなく、幅広い撮影シーンへ対応できる唯一無二の存在であり続けています。
今回、実機を触りながら感じたのは、
「RX10 IVのポテンシャルが、それだけ高かったのではないか」
ということでした。
約9年という年月が経過した現在でも、基本となるレンズシステムを大きく変える必要がないほど完成度が高かった。
だからこそ、今回は無理にレンズを変更するのではなく、
AIプロセッシングユニット。
リアルタイム認識AF。
最新の操作系。
EVFやバッテリー性能。
こうした部分へ最新技術を投入することで、RX10シリーズ全体の完成度をさらに高めてきたように感じます。
その安心感のあるレンズに、最新のAI技術やAF性能が加わった。
これこそが、今回のRX10 V最大の魅力ではないでしょうか。

9年経っても第一線で通用するレンズ性能
そう感じた背景には、このレンズそのものの完成度の高さがあります。
RX10 Vには、RX10 IVから継承されたツァイス バリオ・ゾナーT* 24-600mm F2.4-4.0レンズが搭載されています。
24mmの広角から600mmの超望遠までを1台でカバーできることは、今見ても非常に魅力的です。
さらに、このレンズは単にズーム倍率が高いだけではありません。
ED非球面レンズ2枚、スーパーEDガラス1枚を含む合計8枚のEDガラスを採用。
また、ソニー独自の高度非球面AAレンズも搭載することで、高倍率ズームでありながら高い描写性能と小型化を両立しています。
特に超望遠域で発生しやすい色収差を効果的に抑え、ズーム全域において高コントラストでシャープな描写を実現しています。
さらに、ZEISS T*コーティングによって、逆光時のゴーストやフレアも低減。
忠実な色再現と透明感のある描写を支えています。

レンズ交換なしで撮影できる価値は今でも唯一無二
改めて仕様を見直してみると、
「9年前によくここまで作り込まれていたな」
というのが率直な感想です。
もし、レンズ交換式カメラで24mmから600mmまでを揃えようとすると、複数本のレンズが必要になります。
しかし、RX10シリーズでは、そのすべてを1台で実現できます。
旅行。
野鳥撮影。
航空祭。
スポーツ撮影。
こうしたシーンにおいて、
レンズ交換を気にすることなく、撮りたい瞬間へすぐに対応できる。
この機動力こそが、RX10シリーズ最大の魅力だと思います。
そして、その基本性能が9年経った現在でも十分に通用するレベルにあるからこそ、ソニーは無理にレンズを変更しなかったのではないでしょうか。
だからこそ今回は、
AIプロセッシングユニット。
リアルタイム認識AF。
最新の操作系。
EVFやバッテリー性能。
こうした部分へ最新技術を投入することで、RX10シリーズ全体の完成度をさらに高めてきたように感じます。

レンズ表記にも変化がありました
今回、レンズ鏡筒の表記を見ると、
RX10 IVでは
2.4-4 / 8.8-220
となっていた一方、
RX10 Vでは
2.4-4 / 9.1-210
へ変更されています。
そのため、一見するとレンズ仕様が変更されたようにも感じます。
しかし、ソニーの製品ページでは引き続き、
35mm判換算24-600mm F2.4-4.0
と案内されています。
また、レンズ構成についても、
- ZEISS Vario-Sonnar T*
- 13群18枚構成
- ED非球面レンズ2枚
- EDガラス5枚
- スーパーEDガラス1枚
- 高度非球面AAレンズ1枚
といった基本構成はRX10 IVから継承されています。
そのため、現時点ではレンズそのものが大きく変更されたというよりも、表記方法の整理や基準変更による違いである可能性が高いように感じています。
実機比較して感じたこと

今回、RX10 IVとRX10 Vを触り比べて感じたことを一言で表すなら、
「レンズはそのままに、中身は最新のαシリーズになった」
という印象です。
AI。
AF。
EVF。
操作性。
そしてホールド感。
スペック表では分かりにくい部分ですが、実際に触ると9年間の進化をはっきりと感じることができました。
だからこそ、RX10シリーズが気になっている方には、ぜひ一度実機を手に取っていただきたいと思います。
まとめ

DSC-RX10M5は、単なる後継モデルではありません。
RX10 IVが持っていた完成度の高い24-600mmレンズを受け継ぎながら、最新のαシリーズで培われた技術を取り入れた新世代モデルです。
そして、その進化はスペック表を見るだけでは分かりません。
実際に手にした瞬間、
「ここまで変わっていたのか」
そう感じさせてくれるカメラでした。
DSC-RX10M5特集

- ✅ 第1回:握った瞬間に感じた9年ぶりの進化|持ちやすさ編
- ✅ 第2回:スペック以上に変わっていた|RX10 IVと実機比較して感じたこと(この記事)
- 📌 公開予定
第3回:超望遠なのに初心者にもおすすめできる理由 - 📌 最終回
第4回:なぜ今、ソニーはRX10シリーズを復活させたのか
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