この『軽さ』は、欲しくなるから持っちゃだめなレンズでした!ソニー FE PZ 16-35mm F4 G 「SELP1635G」レビュー
FE PZ 16-35mm F4 G 「SELP1635G」レビュー
広角レンズ好きには、この軽さは魅力!
2022年4月28日発売となるEマウント用フルサイズ対応の広角パワーズームレンズ FE PZ 16-35mm F4 G「SELP1635G」。
その先行展示が開始されたソニーストア銀座にて体感してきました!
FE PZ 16-35mm F4 G 「SELP1635G」レビュー
こんにちは、よしおくんです。
先に体感した率直な感想ですが、今後のEマウントレンズが進化が楽しみになるレンズでした。
ソニーGレンズとして発売される「SELP1635G」、一番気になっていたのは『パワーズーム』。
ソニーのデジタル一眼カメラのボディは、『静止画』『動画』どちらも楽しめるハイブリッド機。そのボディにピッタリくるハイブリッドなレンズ。
静止画撮影をメインで楽しまれている方には、パワーズームが搭載されると『動画用』と思ってしまいますよね。
静止画撮影をメインで楽しむよしおくんが、実機を触って感じたことを、下記のコンテンツに沿ってお伝えさせて頂きます。
追記(2022/4/21):「FE PZ 16-35mm F4 G(SELP1635G)」発売延期のお知らせとお詫び
目次 |
FE PZ 16-35mm F4 G「SELP1635G」主な仕様
- 名称 :FE PZ 16-35mm F4 G
- 型名 :SELP1635G
- 焦点距離(mm) : 16-35
- APS-C焦点距離イメージ(mm):24-52.5
- 開放絞り : F4
- 最小絞り : F22
- 画角(35㎜) : 107°-63°
- 画角(APS-C) :83°-44°
- フィルター径 (mm) :72
- レンズ構成 : 12群 13枚
- 絞り羽根 : 7枚
- 最短撮影距離 (m) :0.28m(ワイド端)/0.24m(テレ端)
- 最大撮影倍率 : 0.23倍
- 外形寸法 最大径x長さ(mm) : 直径 80.5 × 長さ 88.1mm
- 質量(g) :353g
- 発売予定 : 2022年4月28日(木)→ 2022 年夏発売予定
- ソニーストア販売価格 :165,000円(税込)
〈ソニーストア〉
ズーム全域開放F値4の広角ズームレンズで世界最軽量
上記写真:向かって左から『SELP1635G』『SEL1635Z』『SEL1635GM』
ソニーが大好きな『世界最軽量』。
SELP1635Gは、66本目レンズとなりズーム全域開放F値4の広角ズームレンズで世界最軽量。
従来モデル(SEL1635Z)から約16%小型化、約22%の軽量化。圧倒的な小型で、約165g軽く、全長で10.4㎜短く、質量353gと広角レンズとは思えない軽さ。
※SEL1635Zは、2014年11月7日発売。発売から8年も経過していました。販売完了ではなく、SELP1635Gより6732円安く併売されます。現時点では価格改定の連絡はありません。
SELP1635Gは72㎜のフィルター径となるので、見た目は広角レンズとして、迫力のあるかっこよさがあります(^^♪
レンズ単独で持ってみると、普段持っている「SEL1635Z」との質量の違い驚きました。
広角レンズとしての353gは衝撃的。デジタル一眼カメラ『α7Ⅳ』658gと組み合わせると1.011g。
よしおくんのお気に入りレンズのひとつ単焦点40㎜レンズ『SEL40F25G』と24㎜『SEL24F28G』をコンパクトなレンズセットとして持ち歩くことがよくあります。
軽くて持ち運べるフルサイズとしていいですよね~。各質量は、SEL40F25G:173g、SEL24F28G:162gで合計335g。
合計質量で比較する18g差となりあまり変わらない。
SELP1635Gならフルサイズ焦点距離16-35㎜で撮影が楽しめ、APS-Cに切り替えれば24-52.5㎜の焦点距離として使えるな~(^^♪
最短撮影距離も0.28m(ワイド端)/0.24m(テレ端)で変わらない点もグッド!
レンズ交換の手間もないし、これは軽量コンパクトな万能レンズとして普段使いレンズの仲間入りです!
価格面もSEL40F25G、SEL24F28Gともに79200円(税込)なので、2本揃える158,400円(税込)と比較すると6600円高い165,000円(税込)と悩まさせてくれる価格。さすがレンズ群が66本も揃うと色々なニーズにこたえられますね(^^♪
上記写真:向かって左から『SELP1635G』『SEL1635Z』『SEL1635GM』
軽さ以外にも操作性の魅力となる「インナーズーム方式」を採用。
インナーズーム方式とは、ズーム・フォーカス中のレンズ長が変わらないこと。これは動画撮影時に重心バランスの変化が少ないため安定した撮影が可能です。
上記写真:向かって左から『SELP1635G』『SEL1635Z』
静止画では、広角レンズとしてよくある上を向けての撮影時、レンズが下がってきたりすることなく決めた画角で安定している点が魅力です!
インナーズーム方式だと単焦点レンズみたいでかっこよくて好き(^^♪
〈ソニーストア〉
高画質設計
従来モデル「SEL1635Z」2014年11月発売から8年近い間の光学進化が凄い!
描写力、質量に直結するレンズ構成を確認!
-
高度非球面AA(advanced aspherical)レンズ(1枚)
ソニー独自の高度な成型技術を用いた高度非球面レンズで、高い描写性能を維持しながらレンズの小型化にも貢献。 - 非球面レンズ(1枚)
高度な成型技術を用いたソニーの非球面レンズは、光を効率よく集められるだけでなく、レンズ本体の大幅な小型化にも貢献。 - ED(特殊低分散)非球面レンズ(1枚)
ED非球面レンズは、色にじみを効果的に低減するED(特殊低分散)ガラスを使用し、片面または両面に球面ではない曲面を持たせたレンズ。 - スーパーED(特殊低分散)ガラス(1枚)
スーパーEDガラスは、より強い色収差補正力を有し、開放からコントラストの高い描写を実現できます。 - ED(特殊低分散)ガラス(1枚)
通常レンズは焦点距離が長くなるほど色収差の補正が困難になり、コントラストの低下や色にじみが生じ、解像力が低下します。この問題を解決するのがED(特殊低分散)ガラスや蛍石などの異常部分分散性を持つ硝材です。EDガラスは、通常の光学ガラスに比べて屈折率が低く分散が小さいうえに、分散の度合いが一様でない異常部分分散性を有しており、二次スペクトルをきわめて小さくすることができ、望遠レンズで問題となる色収差を大幅に除去。開放から全画面にわたってコントラストの高い鮮鋭な描写を実現しています。
↑ NEW SELP1635G MTF曲線
↑ SEL1635Z MTF曲線
SELP1635Gと従来モデルSEL1635Z のMTF曲線を比べてみると、16-35㎜のズーム全域において、画面周辺部まで優れた光学性能です。
8年の間にレンズは軽くなり、光学性能も格段にアップする凄い進歩ですね(^^♪
小型軽量ながら、最新の設計によりGレンズの称号にふさわしい描写性能。
カメラとレンズを両方設計しているソニーだからこそ、それぞれの特長を最大限引き出せる設計をしている安心感があります(^^♪
上記写真:『SELP1635G』にて撮影
ソニーストア銀座に日経新聞の日経平均株価欄をハレパネに貼って持ち込んでみました。
MTF曲線の数値が示す通り、周辺部までしっかり描写していました。MTF曲線が示す通り、35㎜側だと少しあまい感じを受けましたが広角レンズのテレ端としては、高い数値だと感じました。
上記の写真は、ソニーストア銀座にて撮影した補正前のRAWデータです。これがきちんと補正されるんだから凄いですね。
軽量コンパクトでも、高画質を実現する辺りがイメージセンサーや画像処理エンジンなどカメラのキーデバイスを内製しているからこそできる開発可能だと改めて感じるレンズ(^^♪
最短撮影距離
・0.28m(広角側16㎜)
・0.24m(望遠側35㎜)
最大撮影倍率
・0.23倍
高度非球面AA(advanced aspherical)レンズを始めとする光学設計の最適化によってズーム全域で高い近接撮影性能を実現しています。
16㎜の超広角で遠近感を強調したあなたならではの表現ができるのも広角レンズの魅力ですね。
〈ソニーストア〉
コンパクトでも高い操作性
静止画がメインで使う方ならパワーズームはあまり使わないと思うので各操作部を確認してみました。
レンズ先端のフォーカスリングとズームリングの径が違う細やかな操作設計!使い勝手も迷わず操作が可能で感触は軽めのトルク感で滑らかでした(^^♪
ズームリングは軽い回転でズーム全域を俊敏に操作できるのは、静止画がメインの方にも喜んでもらえる感触だと思いました。
ズームレンズで絞りリングが搭載されると、グッと所有感が高まります。外装は耐久性の高いプラスチックなので、安っぽい感じはしませんでした。それよりもメカニカルな感じが好きです(^^♪
コンパクトな筐体に、フォーカス・ズーム・絞りの3つのリングを搭載。
[1]フォーカスリング
[2]ズームリング
[3]絞りリング
物理的なズームリング搭載と共に、対応するカメラでズームリングの操作方向を逆方向に設定することも可能です。(左(W)/右(T)または左(T)/右(W))
SELP1635Gには、新設計のパワーズーム機能を搭載。通常のマニュアルズームリングに迫る快適な操作が可能。
ズームレバーは、ハンディカムにて長年培ってきた技術の蓄積があるので心配なし!対応ボディとの組み合わせなら速度設定が可能なので動画撮影の際は、表現力の手助けをしてくれます。
このズームレバーには、αレンズでは初めてズーム群駆動にもXDリニアモーター4基を採用。アクチュエータ設計を高効率化することで、応答性に優れた制御を実現している。
これにより、ズームリングの繊細な操作を高精度に検出し、回転角・速度に応じて遅延なく撮影者の意図をダイレクトに反映が可能になったいる。細やかな画角変更など、従来のパワーズームでは対応が難しかった撮影シーンでもストレスなく使用できるなど、多彩な用途と映像表現に対応。
XDリニアモーター4基も搭載して353gとは信じられない。内部構造が見れるサンプルがあると嬉しいな~と思いました。
レンズの操作部を確認!操作部おおくない?って感じなメカニカル筐体。
ズームレンズで絞りリングが搭載されると、グッと所有感が高まります。
防塵・防滴に配慮した設計。
1. フォーカスリング
2. ズームリング
3. ズームレバー
4. 絞りリング
5. フォーカスホールドボタン
6. フォーカスモードスイッチ
7. アイリスロックスイッチ
8. 絞りリングクリック切り換えスイッチ(レンズ右側面)
高いAF性能
最近、ソニーの高速なオートフォーカスへの信頼感から驚くことがなくなっているが、安定したスムーズで静かな高速なオートフォーカスでした。
最高30コマ/秒の高速連写にも対応。
リニア・レスポンスMFにも対応
マニュアルフォーカス時の繊細なリング操作にもレスポンスよく反応する、「リニア・レスポンスMF」が採用されています。
SELP1635Gのフォーカスリングには、高分解能な位置検出センサーを搭載。微量な回転も精度高く検知し、リング操作に対するタイムラグが少ない高精度なフォーカシングが可能となります。メカニカルに連動したリングに近いダイレクトな操作性を実現し、フォーカスリングの回転量に応じてフォーカス位置が移動するため、動画撮影中、リング操作によるフォーカスコントロールが容易に行えます。また、同じシーンを繰り返し撮影する場合にも、リング操作角度に応じてフォーカス位置を容易に再現できます。
簡単にお伝えするとフォーカスリングを回した分、速さに関係なく戻すと元の位置にきちんと戻ります。当たり前のようですけど、撮影時にストレスがかからないので使って便利だと感じて頂ける機能になると思います。
ユーザーの撮影自由度を高めるAF性能
フォーカス群にはXD(extreme dynamic)リニアモーター2基を採用。
XDリニアモーター搭載により高い推力による高速かつ静粛で振動を抑えたフォーカス駆動が可能。
たとえば、ハイフレームレート動画の撮影時に被写体をなめらかに捉え続けたり、動きの速い被写体をα1の最高30コマ/秒の高速連写で確実に追随したいシーンなどで威力を発揮。また、ズーミングしながらの撮影でも、被写体をなめらかで静粛に追随が可能。
XD(extreme dynamic)リニアモーターを2つ搭載
- 飛躍的進化を遂げ続けるカメラボディのスピード性能の将来を見据え、さらなる高速駆動を実現するためにソニーが独自に開発したXD (extreme dynamic) リニアモーター。従来のリニアモーターの構成部品やレイアウトなどを徹底的に見直し、構造を刷新することで推力効率を高め、大幅な高推力化を実現しています。これにより、従来のリニアモーターでは難しかった大口径フォーカスレンズ群の高速・高精度かつ静粛な駆動を可能にしています。
まとめ
ソニーストア銀座で体感後、ぽちっとオーダーしてしまいました。
言い訳を聞いてください。軽くてコンパクトな広角レンズなんてずるいですよ。
静止画で体感している時には、ズームレバーの存在を忘れてしまうほどの高い操作性でした。
撮影に出る際、持っていくレンズとして外せないのは便利なズームレンズ『SEL24105G』。これに広角レンズを持っていくとなると…重たいんですよね。
フットワークよく歩きたいときに、広角で撮りたいときはスマートフォンの16㎜レンズでいいや~ではなくて持てるレンズ。
その軽さを体感して、持っていく気持ちにさせてくる魅力には勝てませんでした。
あと…α7Cに装着して、フルサイズ焦点距離16-35㎜で楽しめ、APS-Cに切り替えれば24-52.5㎜の焦点距離として使える万能レンズとして試したいと思ってしまいました。
SELP1635Gは、66本目レンズとなりズーム全域開放F値4の広角ズームレンズで世界最軽量。
従来モデル(SEL1635Z)から約16%小型化、約22%の軽量化。圧倒的な小型で、約165g軽く、全長で10.4㎜短く、質量353gと広角レンズとは思えない軽さ。
今後登場してくるレンズ群の軽量化に期待をさせてくれますね(^^♪
個人的には、SEL24105Gの描写力のままXDリニアモーター搭載して20%以上軽量化されたら嬉しいですね~(笑)
発売日以降、当店でも体感いただけるよう準備を進めております。ご検討の際は、ぜひお声がけください。
皆様の写真ライフのご参考になれば幸いです。
ご購入はこちら
※当店店頭では、ソニーストアで使える店頭専用のクーポンをご用意して、購入相談のご来店をお待ちしております。
※5月2日よりサマーセールを開催!詳しくは店頭にて
■デジタル一眼カメラα[Eマウント]用レンズ「SELP1635G 」 |
|
---|---|
ソニーストアならではの購入特典
2022/5/19 現在価格 ソニーストア価格:165,000 円(税込)
|
|
『 αあんしんプログラム 』を活用した安心な購入方法
「 αあんしんプログラム 」とは?
ソニーストアが提供する αオーナーのカメラライフをサポートするサービスが「 αあんしんプログラム 」。
なぜ、レンズ購入時に「 αあんしんプログラム 」を利用するのか?
それは、万が一に備えての長期保証のサポートを充実させて安心して撮影購入を楽しむために、当店では皆様にご利用いただいております。
ソニーストアにて、レンズ購入サイト上のサービス選択項目に長期保証が用意されています。
その保証内容は「ベーシック」と「ワイド」の2種類。
長期保証「ワイド」なら、メーカー保証の範囲外となる破損・水ぬれ・火災などを保証する手厚い保証サービスが用意されています。
長期保証にはさまざまなものがありますが、落下や破損など広範囲に対応する保証なら、ちょっとした不注意で手を滑らせてしまった時も保証でカバーされるので安心。
水濡れが気になる環境や、過酷な環境でも安心して撮影することができます。
αあんしんプログラム会員になることにより、そのレンズ長期保証の「 3年ワイド 」が無料、「 5年ワイド 」が50%OFFとなります。
また、会員期間中は何本でも、長期保証優待価格にてレンズをご購入になれます。
その「 αあんしんプログラム 」特典を活用して、「SELP1635G」の長期保証<ワイド>費用をお得に購入することができます。
「 SELP1635G」の長期保証 <ワイド>費用
- 5年ワイド:16,500 円 → 8,250 円
- 3年ワイド: 8,800 円 → 無料
αオーナーのための「 α あんしんプログラム 」
αオーナーへのあんしん・快適なカメラライフをサポートするソニーストア限定の有料サービス。
ご入会いただくと会員限定の特典が受けられます。
- 「 レンズ長期保証3年<ワイド>無料/5年<ワイド>50%OFF 」
- 「 清掃・点検サービス最大50%OFF 」
- 「 下取サービス5%増額 」など
〈ソニーストア〉
購入・予約をする前に!My Sony ID ご登録でAV10%OFF
「 My Sony ID 新規登録 」は無料。
初めてソニーストアのご利用の方は、登録直後から使用できるWelcomeクーポンの10%OFFクーポンをご活用ください。
※Welcomeクーポンの10%OFFクーポンをご利用すには、My Sony ID 新規登録画面の「 メール・クーポンなどの受信設定 」から「 My Sony ID登録者向け特典ソニーストアの定期クーポン 」を「 希望する 」にチェックを入れてください。
無料登録のMy Sony ID 特典や、登録については下記のリンク先よりご確認ください。
〈ソニーストア〉
TOPページに戻る