フラッグシップモデル“ Signature Series ”ウォークマン WM1シリーズ 『 NW-WM1Z 』『 NW-WM1A 』試聴してきました!
9月12日(月)ソニーストア大阪にて、ソニーの技術とノウハウを結集した、フラッグシップモデル “Signature Series( シグネチャーシリーズ )”の、ウォークマン WM1シリーズ『 NW-WM1Z 』『 NW-WM1A 』、ステレオヘッドホン『MDR-Z1R』、ヘッドホンアンプ『TA-ZH1ES』の4機種を試聴してきました。
話題の商品登場ですが、都内では試聴できないため初めてソニーストア大阪にて試聴してきました。ソニーストア銀座は9月24日(土)移転OPENです。
まず、ウォークマン WM1シリーズ『 NW-WM1Z 』『 NW-WM1A 』の外観をはじめ、設定画面、アクセサリー、試聴などをお届けさせていただきます。
ウォークマン 『 NW-WM1Z 』『 NW-WM1A 』
ソニーストア大阪に初訪問です!大阪の街を楽しまずに、ソニーストア大阪で新製品「シグネチャーシリーズ」を堪能してきました!
外観チェック
ソニーストア大阪には、NW-WM1Z 2台と、NW-WM1A 2台が展示されていました。10日・11日の混雑時は10分間の時間制限が設けられていたようです。皆様が熱心に聞き込んでいられた様子をスタッフの方よりお聞きしました。まずは聴きたくなるウォークマンですよね!タッチパネルは4.0inch。
ウォークマン(NW-WM1Z )の質量が約455g。手にすると、ずしっとくる重さでした。重さはシャーシに音質を最優先で無酸素銅金(純度99.96%以上)を採用したためです。
底面の中央にはWM-PORT、右側にはmicroSDメモリーカードの入り口となっています。NW-WM1Zの内蔵メモリーは256GB。
ヘッドホンジャックにはアンバランス出力:60mW+60mW(16Ω)と、バランス出力:250mW+250mW(16Ω)と2つとなっています。NW-ZX2の出力は15mW+15mWでしたので、共に高出力対応となっていますね。バランス接続のヘッドホンジャックは、高耐久や高品位なプラグ設計しやすさや、ジャックに挿入・抜去しやすさなども含め、新しいΦ4.4mm規格が採用されたようです。
画面向かって右側のサイドキーは、音楽専用機として、シンプルで音楽再生が行いやすく感じました。
画面向かって左側のサイドキーはHOLDボタンのみです。
WM1シリーズは「真の高音質を追求したウォークマンを作ろう」とのコンセプトにて開発がスタートしたのことです。その中で採用された無酸素銅金メッキシャーシの工程が展示されていました。
1.無酸素銅ブロック(約1.8㎏):切削加工が困難な無酸素銅を音質最優先で採用で、アルミからの大幅な抵抗値の低減が可能とのことです。
2.切削済みケース:総削り出しで、純度が高い材料というのは粘りが強いのでアルミの約1.5倍の加工時間が必要とのことです。
3.金メッキ処理済みケース:金メッキ処理の下地にもこだわりがあるとのことで、通常はニッケルメッキ使用のところを今回は音質最優先で非磁性体である三元合金メッキを採用。見えないところにもこだわってますね。
4.無酸素銅板:シャーシと基板との接点に使う部品。音質効果は音の解像度が向上して、クリアな音質を実現するとのこと。(WM1Z・WM1A共通)
5.電気二重層キャパシタ:バッテリーから電力を供給する大元電源に、ZX2のものより容量を増やしました。正確な信号出力やヘッドホン出力向上対応のための大型化のようです。(WM1Z・WM1A共通)
6.ヘッドホンジャック4芯編ケーブル:KIMBER KABLE社の協力。アンプの根っこからヘッドホンジャックまで……さらに別売のヘッドホンケーブルを接続すれば、耳元まで全部Braid(編み)構造のケーブルで通すことができるとのこと。
7.基板:WM1ZとWM1Aで音の方向性が違うので、そのチューニングをしていく過程でコンデンサーの使われている数が少々異なるようです。
8.電池パック:ケーブル5本化・電池保護回路基板の低抵抗化の新規専用開発の電池パック。音質効果としては透明感の向上や音の立ち上がり、スピード感強化など実現のためとのこと。(WM1Z・WM1A共通)
9.リアパネル:コンソン系銅合金を使用して、表面に金メッキを施してあるとのこと。音質効果として、透明感のある高音域、力強い低音域実現のためとのこと。(WM1Z・WM1A共通)
ひとつひとつのパーツにこだわりが…無数のテストを繰り返してWM1ZとWM1Aが登場してきたのだろうと思って工程展示を眺めてしまいました。
音楽に特化したNew UI 搭載
これまでのウォークマンには「Aシリーズ系」と「Android系」の2つのソフトウェアプラットホームから、「再生画面をメインにする」というコンセプトで登場してきました。
画面下側にレイアウトされた「再生画面」「ライブラリ」にいけるショートカットボタンが配置されています。どの画面からもジャンプできる点はいいなと思いました。
音質ガイドをチェック!
画面下側にレイアウトされた「設定」を中に「高音質ガイド」がありました。購入直後の設定画面で表示さる内容となると思いますので、フムフムと読んでみました。
新品が安定動作するまでのエージングとの文字が…「約200時間を超えたあたりから本機が本来持っている音質性能を最大限に発揮できるようになります。」とのこと。今回試聴させていただいたモデルでは、展示開始から4日目でしたので、まだ慣らし中なんですね。
イコライザー、トーンコントロールもお好みの音に調整できましたので、次の項目で確認していきたいと思います。
画面下側にレイアウトされた「各種音質設定」をチェック!
お好みの音に調整するイコライザー、トーンコントロールをチェックしてみました。矢印の設定画面から進みます。
続いて画面をスクロールしていきます。
音質画面の「ソースダイレクト」のチェックを外して、「各種音質設定」を押します。
イコライザー/トーンコントロールを押します。
イコライザーは、10バンド(31Hz~16000 Hz)で、1オクターブ毎の帯域で、0.5dBずつ±20段階(-10.0~+10.0)の調整ができるようになっていました。
トーンコントロールは、ボリューム調節のツマミ操作感で操作が行えました。個人的には好きな感覚でした。
DSEE HX は、スタンダード/女性ボーカル/男性ボーカル/パーカッション/ストリングスの5つのタイプから選択ができました。
ダイナミックノーマライザーはお好みになると思います。
DCフェーズリニアライザーは、低域の位相特性を伝統的なアナログアンプの特性に近づける機能とのことです。この機能は必要としているコンテンツにはまるとしっくりくるとのこと
6つのモード(A/Bパターン×High/Standard/Low)から選べる用になっていましたので、楽曲に合わせてお好みのパターンをセレクトできますね
ヘッドホン出力
新しいΦ4.4mm規格のヘッドホン端子が気になるところだと思います。ソニーストア大阪スタッフの方に、ヘッドホン出力の「ハイゲイン出力」設定アドバイスをいただきました。バランス出力側にヘッドホンを差し込むとBALANCED表示が現れました
また、矢印のところに「H」ハイゲイン表示されます。この表示の違いは気が付かなかったので嬉しかったですね。
WM1Z と WM1A 高音質パーツの主な違い
次の表は、高音質パーツの主な違いをまとめてみました。
NW-WM1Z | NW-WM1A | |
無酸素銅切削 金メッキシャーシ |
シャーシ |
アルミ切削シャーシ |
4芯編ケーブル | イヤホンジャック部 ケーブル |
OFC(無酸素銅)ケーブル |
新開発高分子コンデンサー13基 |
コンデンサー |
新開発高分子コンデンサー8基 OS-CON 6基 |
大型高音質抵抗 | 抵抗 |
メルフ抵抗 |
WM1Z・WM1A 両モデル試聴は、目を閉じて一音一音を大切に聴かせていただきました。もちろん、ヘッドホンの組み合わせによって違いがはっきりでましたが、楽しい!こんな空気感が伝わってくるなんて!欲しい!と思いました。
ZXシリーズからWMシリーズへ変更になり、「ウォークマン」という名称が型番に刻まれているモデルだけにZXユーザーさんには、特に気になるモデルだと思います。音の好みは個人差がありますので、ぜひ一度ご体感いただいてからのご検討をオススメいたします。
今回紹介させていただきましたWM1シリーズ ウォークマンは、ソニーショップとして、ソニーストア大阪さんに許可をいただいての撮影・試聴となります。
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