DSC-RX100M7 レビュー 実機を使って RX100M6 との徹底比較！
DSC-RX100M7 レビュー 「RX100M7」「RX100M6」実機比較
2019年8月30日発売の RX100 VII 「DSC-RX100M7」。プレミアムなコンパクトカメラをして、高い評価を頂いているRX100シリーズの新製品。
RX100シリーズは、新製品が登場しても従来モデルが併売されることで、お好みに合った機種をセレクトできるのも魅力です。
そこで、「RX100M7」と「RX100M6」の実機を使った DSC-RX100M7 レビューをお届けいたします。
DSC-RX100M7 レビュー Contents
こんにちは、よしおくんです。
本日は、下記のコンテンツに沿って「DSC-RX100M7」の魅力を確認していきたいと思います。
- 気になる進化点の確認と比較
- 外観面の比較
- 操作系の進化点の確認
詳しくはコチラ：ソニー公式サイト『DSC-RX100M7』製品詳細見る！
気になる進化点の確認と比較
サイバーショット新製品 RX100 VII 「DSC-RX100M7」の各機能の進化点を確認し、「RX100M6」と比較してみました。
まずは、前モデルとなるDSC-RX100M6（2018年6月22日発売）は、RX100シリーズとして初めて広角から望遠までをカバーする24-200mm F2.8-4.5（焦点距離は35mm判換算）ズームレンズを搭載して登場しました。光学ズーム倍率がハイズームとなったことにより、歴代のRX100シリーズをお持ちの方より高い評価を頂いたモデルです。
そのプレミアムなコンパクトカメラ「RX100M6」を、どのように進化させたのか確認していきたいと思います。
新開発のメモリー一体1.0型積層型CMOSイメージセンサー
RX100M7の心臓部品となるセンサーは、RX100シリーズにかつてない圧倒的なスピード性能を実現するために、新規に開発されたイメージセンサーを搭載しています。
その圧倒的なスピード性能は、カメラグランプリ2018大賞を受賞した「α9」の遺伝子を継承しています。
α9はミラーレスカメラの歴史的転換期モデルとして、世界初35mmフルサイズ積層型CMOS イメージセンサーにて、以下の圧倒的なスピード性能を搭載して登場しました。
- 20コマ/秒連続撮影
- 60/秒の高頻度なAF/AE演算処理
- ブラックアウトフリー
RX100M7は、ソニーミラーレス一眼カメラ最高峰の『α9』採用されている最高約20コマ/秒の連続撮影時において、シャッターレリーズタイミングに関わらずイメージセンサーの像面上で最大60回/秒の非常に高い頻度でAF/AE演算処理を行うことで、複雑な動きでスピードに緩急のある動体に対しても、高い精度でAF/AE追従することが可能となっています。
撮影中のEVF/液晶モニターへの表示更新を約60回/秒の頻度で行い、タイムラグを可能な限り抑制。結果、肉眼で被写体を捉えている様な「ブラックアウト」のない連続撮影を可能にしています。
プレミアム コンパクトカメラとして、圧倒的なスピード性能「α9」の遺伝子をRX100シリーズへ搭載させての登場に驚かれた方も多いともいます。
最先端技術を搭載した高いAF性能
RX100M7に搭載されたソニー最先端技術のAF性能進化を確認してみます。
広さ（測距点数）
| オートフォーカス | RX100M6 | RX100M7 |
| 測距点数 | 位相差検出方式: 315 コントラスト検出方式: 25点 |
位相差検出方式: 357 コントラスト検出方式: 425点 |
速さ（スピード）
| オートフォーカス | RX100M6 | RX100M7 |
| スピード | 0.03秒 | 0.02秒 |
瞳AF
| オートフォーカス | RX100M6 | RX100M7 |
| 瞳AF | [静止画] 人物 | [静止画] 人物(右目/左目切換) / 動物 [動画] 人物(右目/左目切換) |
リアルタイムトラッキング
| オートフォーカス | RX100M6 | RX100M7 |
| リアルタイムトラッキング | × | 〇 |
RX100M7の魅力のひとつとして、ソニーのカメラで新機能となるAIを用いて色や模様（輝度）、被写体距離（奥行）からなる空間情報をリアルタイムに高速処理し、動体を高精度に追従し続けるリアルタイムトラッキングに対応した点になると思います。
小さなボディに、ミラーレス一眼カメラαシリーズの最新機能を凝縮して搭載してきた点には驚きを感じました。コンパクトなボディで、一度捉えた被写体を追っかけてくれるのは、とても楽に感じます。
また、お客様のお声として、RX100M6をお持ちでミラーレス一眼カメラα6400をご購入されたお客様より、リアルタイムトラッキングを使い始めると、こんなに楽に被写体を追うことができるカメラ機能は手ばせなくて「RX100M6の出番が減っているんだよね～」とのお声を頂いております。
カラーフィルターを一新
RX100M7では、新開発のイメージセンサーと共にイメージセンサー上のカラーフィルターを刷新することで、人物撮影における肌色や、鮮やかな花など撮影時の色再現性が高めたとのことです。
「RX100M7」と「RX100M6」のISO感度「125」ホワイトバランス「5200K」などを統一して肌色で比較してみました。肌色比較では「RX100M6」では、手の甲が若干白っぽく感じ、「RX100M7」ではより自然な感じの色再現性だと思いました。
瞳AF機能がアップし、人物撮影や動物撮影が手軽に行える「RX100M7」の色再現性向上は隠れた進化ですね。
RX100M7の進化を確認！
 RX100M6 |
RX100M7 |
|
| センサータイプ | 1.0型ExmorRS CMOSセンサー (積層型) |
1.0型ExmorRS CMOSセンサー (積層型) |
| 有効画素数 | 約2010万画素 | 約2010万画素 |
| 画角(35mm判換算） | 24-200mm | 24-200mm |
| F値 | F2.8-4.5 | F2.8-4.5 |
| レンズ構成 | 12群15枚 (AAレンズとED非球面レンズを含む 8枚の非球面レンズ) |
12群15枚 (AAレンズとED非球面レンズを含む 8枚の非球面レンズ) |
| 最大シャッタースピード | 1/2000秒(メカ) 1/32000秒(電子) |
1/2000秒(メカ) 1/32000秒(電子) |
| 連写 | 24コマ/秒 (AF/AE追随) |
20コマ/秒 (ブラックアウトフリーAF/AE追随) ワンショット連続撮影(90/60/30コマ/秒) |
| ISO感度 | 125-12800 (拡張80/100) |
100-12800 (拡張64/80) |
| 撮影距離(レンズ先端から) | ワイド端時: 約8cm-∞ テレ端時: 約100cm-∞ |
ワイド端時: 約8cm-∞ テレ端時: 約100cm-∞ |
| AF システム | ファストハイブリッドAF | ファストハイブリッドAF |
| AF スピード | 0.03秒 | 0.02秒 |
| 位相差検出方式AF 測距点数 | 315 | 357 |
| 位相差検出方式AF カバー範囲 | 65% | 68% |
| 動画記録フォーマット(NTSC) | 2160/30p/100M(XAVC S) 1080/120p/100M(XAVC S) |
2160/30p/100M(XAVC S) 1080/120p/100M(XAVC S) |
| 瞳AF | 瞳AF | リアルタイム瞳AF [静止画] 人物/ 動物[動画] 人物 |
| ハイフレームレート(NTSC) | 960fps/480fps/240fps | 960fps/480fps/240fps |
| 動画 縦位置情報記録 | – | あり |
| モニター(サイズ) | 3.0型(4:3) /約92万ドット | 3.0型(4:3) /約92万ドット |
| モニター(角度調節機能) | 上に約180度、下に約90度 | 上に約180度、下に約90度 |
| ビューファインダー | 0.39型XGA OLED, 約236万ドット | 0.39型XGA OLED, 約236万ドット |
| ファインダー倍率(35mm判換算) | 約0.59倍 | 約0.59倍 |
| 材質 | アルミニウム | アルミニウム |
| その他 | – | マイク端子 |
| バッテリー使用時間(静止画撮影時) | 約240枚(液晶モニタ使用時) | 約260枚(液晶モニタ使用時) |
| 外形寸法(w x h x d) | 約101.6 x 58.1 x 42.8mm | 約101.6 x 58.1 x 42.8mm |
| 質量(本体のみ) | 274g | 275g |
ソニー公式製品サイトのリンク先
- DSC-RX100M6
https://www.sony.jp/cyber-shot/products/DSC-RX100M6/ - DSC-RX100M7
https://www.sony.jp/cyber-shot/products/DSC-RX100M7/
外観面の比較
外観面比較の前に、RX100シリーズに込められているデザインストーリーを公式サイトで確認しておきましょう！RX100シリーズのコンセプトは「ポケットサイズの高画質」。
- α7/RX seriesに込められたデザインストーリー
https://www.sony.co.jp/SonyInfo/design/stories/a7_rx_series/
外観面、外形寸法、質量ともに変化を抑えて、新機能を搭載した「DSC-RX100M7」。
前モデル「RX100M6」登場の際は、200mmまでのズームレンズやファインダー部のワンプッシュ動作など、外観面からの変化が確認できました。
「RX100M6」と「RX100M7」の違いは、マイク端子の追加です。
海外では静止画撮影にプラスして、動画撮影の使用頻度が高いとの情報を頂いています。国内においても、一段と需要が高まっていくと予想されています。「RX100M7」では、動画撮影時の機能強化も行われ、ソニーのカメラは確実に静止画にプラスし、動画機能アップが最近の新製品の流れになってきました。
操作系の進化点の確認
ここからは、メニュー内容から進化点を確認していきます。
個人的に嬉しいアップデート機能のひとつ、フォーカスエリアの枠色を「ホワイト」「レッド」より変更が行えるようになっています。これまで困っていた！被写体の色とフォーカス枠の色のコントラストが低くフォーカス位置が分かりにくかったシーンでも、ピントを合わせる際の視認性が高まりました！
細かな利便性の向上として、Fnボタンのカスタマイズ性向上されており、Fnボタンで呼び出す機能を、静止画と動画撮影時でそれぞれ分けて登録が可能となっています。
RX100M7にも「マイダイヤル設定」が追加されました。よく使う機能をコントロールリングとコントロールホイールに割り当てることが可能となります。「押す間マイダイヤル」、「再押しマイダイヤル」、「再押しマイダイヤル（連続）」との組み合わせでお使いいただけ、よりクイックな撮影が可能になります。
RX100M7にも「フォーカスエリアの限定表示」が追加されました。フォーカスエリア設定時、よく使うフォーカスエリアの種類だけを表示する機能となります。
RX100M7にも「フォーカス位置の循環設定」が追加されました。フォーカス位置を上下左右端で循環できる設定となりますが、循環しないに設定することはないと思います。ミラーレス一眼カメラαシリーズで便利に使用しているので嬉しいですね。
オートホワイトバランスを固定したい場合に便利となる任意のタイミングでオートホワイトバランスを「固定する/しない」の選択が可能になっています。
ピーキング機能に、従来のピーキングの色（赤、黄、白）に青色を追加されました。
クリエイティブスタイル選択時のシャープネス設定の上限下限を従来の3からそれぞれレベル５まで拡張となっています。人物撮影時、より柔らかい表現をしたい時など便利になりますね。
MENUボタンから、各設定項目を探しながら機能を切り替える作業は、コンパクトなボディだけに、ちょっと作業が面倒。その面倒な点を解決してくれるきのうとして、よく使う機能を「マイメニュー」に設定しておいて使用しています。個人的機能を割り振ったマイメニューから表示させる機能が追加されています。
事前に「マイメニューから表示」を「入」に設定しておくと、MENUボタンを押すと最初にマイメニューが表示されるようになります。ワンアクションの違いになりますが、私にとっては嬉しいアップデート機能です。
また、ミラーレス一眼カメラαシリーズもアップデートにより搭載されている機能になりますが、MENUボタンを押した後、「Fn」ボタンにてMENUタブをスピーディに操作することが可能となっています。
RX100M7の魅力として、リアルタイム瞳AF機能の搭載。人物の場合は左右の瞳の選択も可能となり、犬や猫などの動物にも対応となります。また、撮影するうえで最新機能を簡単に使えるように、モニター上でタッチすることで自動でフォーカス追従するタッチトラッキングにも対応しています。
ミラーレス一眼カメラで培われた機能をRX100シリーズのコンパクトなボディに凝縮して登場した新製品「RX100M7」。
プレミアムコンパクトカメラとして、高価格帯ながら皆様よりご支持を頂き、現在お届けまでお時間を頂いております。順次お届けが行われますので、お早目のご予約がオススメです。
本日は、簡単ではありますが新製品サイバーショット DSC-RX100M7 レビュー のご案内をさせて頂きました。皆様のサイバーショットRX100シリーズご購入のご参考になれば幸いです。続いてのは、ソニーストアの魅力についてご案内させて頂きます。
詳しくはコチラ：ソニー公式サイト『DSC-RX100M7』製品詳細見る！
| デジタルスチルカメラ「DSC-RX100M7」 | |
|---|---|
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| 販売金額（税込） | 残価設定価格 | 残価設定率 | |
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DSC-RX100M7 |
156,600円（税込） | 46,000円 |
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DSC-RX100M7 |
167,400円（税込） | 50,000円 | 29.8% |
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| 分割支払金 | |
| 第1回 | 5,640円 |
| 第2回から第24回 | 4,100円 |
| 最終回 | 46,000円 |
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