音のプロフェッショナルたちが語る、WH-1000XM6 開発の舞台裏|開発者トークに参加しました!
音のプロフェッショナルたちが語る、WH-1000XM6 開発の舞台裏|開発者トークに参加しました!
5月16日(金)、待望の新製品WH-1000XM6のリリースイベントが、東京・ソニー・ミュージックスタジオ内で開催されました。
今回ご縁があり、そのイベントに参加させていただく機会をいただきました。
世界中のオーディオファンから高い評価を受け続けてきたWH-1000Xシリーズ。その最新モデルとなるWH-1000XM6は、一体どのような進化を遂げたのか。
そして、開発に携わった方々の想いやこだわりとは――。
音のプロフェッショナルたちが語る、WH-1000XM6 開発の舞台裏|開発者トークに参加しました!
こんにちは、よしおくんです。
今回の会場となったソニー・ミュージックスタジオは、普段から多くのアーティストが出入りするプロフェッショナルな空間。
そのため、セキュリティやプライバシーへの配慮も徹底されており、建物の外観撮影はNG。スタジオ内も、指定された撮影許可エリア以外はすべて撮影禁止となっていました。
また、イベント中も撮影可能な時間が厳密に設けられており、その時間以外の記録・撮影はできないというルールがありました。
一般のイベントとは一線を画す、特別な空間での開催だったことがよく伝わってきます。
イベント前半では、注目の20歳シンガーソングライターKucci(クッチ)さんがレコーディングスタジオに登場し、なんと3曲の生ライブを披露してくれました。
そのうちの1曲では、実際のレコーディングと同じセッティング・手順でのパフォーマンスも行われ、スタジオならではの臨場感と、プロの現場を垣間見る貴重な体験となりました。
アーティストとしての繊細な表現力と、まだ20歳とは思えない深みのある歌声に、会場も自然と引き込まれていきました。
Kucciさんは、愛知県出身の20歳のシンガーソングライターで、2025年3月20日にソニー・ミュージックレーベルズからメジャーデビューを果たしました。
デビュー曲「ときめき」
デビュー曲「ときめき」は、韓国発の人気WEBマンガを原作とした映画『女神降臨』の主題歌として書き下ろされました 。この楽曲は、Kucci自身の葛藤や成長をテーマにしており、聴く人の心に寄り添うようなメッセージが込められています。
ちなみに、Kucciさんは娘と同じ20歳とのことで、勝手ながら少し親近感も。スタジオでは堂々と歌い上げながらも、その合間に見せる笑顔やしぐさがとてもキュートで、思わずこちらも笑顔になってしまいました。
なお、Kucciさんのパフォーマンス中は撮影禁止となっており、写真などでご紹介できないのがとても残念ですが、そのぶん、スタジオ全体に響く生の歌声と、空気感を五感でじっくり堪能することができました。
新商品 WH-1000XM6設計者 座談会
今回の開発者トークでは、WH-1000XM6の開発に携わった4名のキーパーソンが登壇され、それぞれの視点から製品に込めた思いや技術について語ってくださいました。
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音響設計:出井 氏
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ノイズキャンセリング設計:伊藤 氏
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360 Upmix for Cinema 担当:山嶋 氏
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プロダクトデザイン:隅井 氏
それぞれの専門領域から語られる話は非常に興味深く、各エピソードには、製品へのこだわりと情熱がひしひしと感じられました。
座談会では、いくつかのテーマが設けられ、それぞれに開発者の皆さんから貴重なお話を伺うことができました。
最初のテーマは、「サウンドエンジニアとの共創」。
このパートでは、音響設計を担当された出井さんからお話がスタート。アメリカの一流マスタリングスタジオである、ニューヨークの「Sterling Sound」「Battery STUDIOS」、そしてサンフランシスコの「Coast Mastering」。実際に現地のサウンドエンジニアたちとセッションを重ねながら、WH-1000XM6のサウンドチューニングを行ったというお話が印象的でした。
ヘッドホンの音質設計を担当された井出さんの言葉で、特に印象に残ったのが「音を届ける!」というフレーズです。アーティストがファンに聴いてほしい音を、ヘッドホンでいかに忠実に再現するかが最も大切であり、そのために技術面でどのような工夫を重ねたのかを詳しく話してくださいました。
単に日本国内だけでなく、グローバルな基準と耳を持つプロたちとの共創によって仕上げられた音づくりは、まさに“世界品質”とも言える仕上がりです。
360 Upmix for Cinemaを担当された山嶋さんからは、WH-1000XM6に初めて搭載された動画視聴に特化した新機能についてのお話がありました。
この機能の開発にはなんと約6年間携わってきたそうで、「自分の血が入っている」と語るほどの情熱が込められているとのこと。
その思いの根底には、“そこがどこであれ、そこがあなたの映画館になる”という強い信念があるそうです。この機能は、映画館でのあの没入感のある音響体験を、ヘッドホンというパーソナルな空間で再現することを目指して開発されたとのこと。
実際に体感してみると、セリフは驚くほどクリアに届きながらも、音楽や背景音はしっかり奥行きと広がりを持って響き、「あれ、今ほんとに映画館にいるんじゃないか?」と思うほどの臨場感。
しかも、ヘッドホンなのに音が自然に前後左右から聞こえてくる感覚があり、映像への没入感が圧倒的に高まります。
この体験を通じて、「音って“聞こえる”だけじゃなく、“感じる”ものなんだ」ということを、改めて強く実感しました。
ぜひ、お手元に届いたWH-1000XM6では、まず最初に「動画視聴」を体感してみてください。
360 Upmix for Cinemaによる、まるで映画館にいるかのような新しい音の世界が、きっと驚きと感動を与えてくれるはずです。
音楽も、映像も、日常の音体験そのものが変わる。それが、このNEW 1000Xシリーズのもたらす、新しい楽しみです。
プロダクトデザインを担当された隅井さんからは、WH-1000XM5からXM6への“順当進化”についてのお話がありました。
前モデルXM5のユーザーの声にしっかり耳を傾け、「XM5では実現できなかったことに挑戦した」というのが、今回のデザイン開発の大きなテーマだったそうです。
そのひとつが、インクルーシブデザインの採用。
これは、性別や年齢、身体的条件などに関わらず、すべての人が使いやすいように設計されたデザイン手法のこと。
例えば、指先だけで開けられるケースや、ブラインド操作でもヘッドホンの前後左右が迷わずわかる工夫など、細かなところにまで気配りが詰まっています。
また、折りたたみ構造についても、ただ畳めるだけでなく、右手でケースから取り出したそのままの流れで装着できるような設計に。使いやすさと美しさを両立させた、まさにプロダクトデザインの力を感じる部分です。
さらに、正面から見たときの美しさにも徹底的にこだわり、ヒンジ部分の処理やラインのバランスなど、見た目の洗練度もしっかり向上しています。
ついに6世代目を迎えた、進化し続ける1000Xシリーズ。
各モデルを振り返りながら、「音で感動を届けたい」という想いが一貫して込められていることを改めて実感しました。
そして今回のWH-1000XM6でも、耳が“感動する音”に出会う体験が待っています。
一度その音を知ってしまうと、もう元には戻れないなぁ〜…と、しみじみ感じてしまいました。
…ちなみに、個人的にはすでにオーダー済みです(笑)。
実際に体感して、その音、そのつくり、その想いに心を動かされたからこそ、迷わず決めました。
WH-1000XM6、ぜひその“進化した感動”を体験してみてください。
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