サイバーショット「RX100VII」と写真比較! 1.0型イメージセンサー搭載スマートフォン『 Xperia PRO-I 』レビュー
1.0型イメージセンサー搭載スマートフォン『 Xperia PRO-I 』レビュー
12月15日発売のソニー像面位相差AFを備える1.0型イメージセンサー「Exmor RS」を世界で初めて搭載するSIMフリースマートフォン『Xperia PRO-I(エクスペリア プロ アイ)』実機レビューをお届けします。
1.0型イメージセンサー搭載だけに、サイバーショット「RX100VII」との写真比較をしてみました。
1.0型イメージセンサー搭載スマートフォン『 Xperia PRO-I 』レビュー
こんにちは、よしおくんです。
新しい『Xperia PRO-I』の「I」はイメージング(Imaging)の「I」。
Xperia PRO-Iに搭載するイメージセンサーは、サイバーショット『RX100 VII』搭載の1.0型イメージセンサーを、PRO-I向けに最適化した「Exmor RS」。
また、ミラーレス一眼カメラαから受け継ぐカメラのスピード性能とXperiaの高い処理能力を融合。
高精細な4K HDR対応有機ELディスプレイや5G通信機能を備えながら、厚さ約8.9mmの薄型ボディに凝縮。
下記のコンテンツに沿って、カメラ性能を極めた最高の撮影体験をお届けするとした『Xperia PRO-I 』の魅力を確認していきたいと思います。
目次
- 搭載カメラ機能確認
- SIMフリースマホ『Xperia PRO-I 』VS サイバーショット『RX100VII』写真比較
- まとめ
搭載カメラ機能確認
ソニーのサイバーショット「RX100 VII」の1.0型イメージセンサーをXperia PRO-Iに最適化し搭載。
これにより、今までのスマートフォンでは生み出せなかった圧倒的な高感度による低ノイズ性能・広いダイナミックレンジ・美しいぼけ味を実現。
Xperia PRO-Iは、Xperia 1 IIIの1/1.7センサーのピクセルピッチ1.8μmと比べ、2.4μmの大きなピクセルピッチで光を多く取り込むことが可能となっている。
繊細な光も描写する圧倒的な高感度
光を多く取り込み暗所でもノイズの少ない撮影が可能。
明暗差のある環境でも豊かな質感などを再現
1画素あたりの集光率が高くなり広いダイナミックレンジを実現。
自然で芸術的なぼけ味
従来のスマートフォンに比べ、大型イメージセンサーにより、光学的に美しいぼけ味が実現可能。
レンズには、F2.0とF4.0のふたつの絞りを用意。
比類なきスピード性能を実現するプロセッサー
画像処理エンジンBIONZ X for mobileやデジタル一眼カメラαでも使われているフロントエンドLSIを搭載。
瞳AFがポートレート撮影を一段上に
リアルタイム瞳AF搭載。
被写体をとらえて離さない
動いている被写体にピントを合わせるリアルタイムトラッキングを搭載。
タップした被写体をピンポイントで追い続けることも可能。
画面のすみずみまでロックオン
撮像エリアの約90%をカバーする315点の像面位相差検出AFセンサーを配置。
鮮やかにその一瞬を切り取る
最高20コマ/秒のAF/AE追従高速連写対応。
また、最大60回/秒のAF/AE演算により、動く被写体の一瞬を逃さず切り撮り可能。
被写体の歪みを抑える
1.0型イメージセンサーの高速読み出しにより、動きの速い被写体を撮影したときに起きやすい動体歪み(ローリングシャッター現象)を解消する「アンチディストーションシャッター」を搭載。
画像を重ね合わせてノイズを減らす
暗いシーンや明暗差が大きなシーンではマルチショットNR(ノイズリダクション)でさらなる高画質を実現。
最大10枚以上の画像を自動で連続撮影して重ね合わせ、ノイズを低減したうえで1枚の画像として記録。
なめらかな階調を実現する12bit RAW
色ムラのない、なめらかで豊かな階調が可能となる、12bitのRAW撮影に対応。
クリエイティビティを広げるこだわりのレンズ
ガラスモールド非球面レンズ採用のZEISS Tessar(テッサー)レンズ
新たに開発された24mm広角レンズは、ZEISS Tessar(ツァイス テッサー)レンズを採用。
画像周辺部の歪みが少なく、高コントラストでシャープな質感を再現し、高級レンズなどで用いられるガラスモールド非球面レンズを採用。
ZEISS T(ティースター)コーティング
ZEISS Tコーティングにより光の反射を抑え、レンズの透過率を向上。
逆光などでも、フレアやゴーストの少ないクリアな写真が撮影が楽しめる。
F2.0/4.0の2段階でF値の切り替えが可能に。
シーンに応じてぼけや光の量を調整し表現の幅を広げる撮影が可能。
トリプルレンズカメラ
16mm超広角、24mm広角、50mm標準の3つのレンズを搭載。
カメラ仕様
カメラ
- 16㎜(超広角):有効画素数約1220万画素/F値2.2
- 24mm(広角):有効画素数約1220万画素/F値2.0・4.0/1.0型 Exmor RS CMOSセンサー
- 50mm(標準):有効画素数約1220万画素/F値2.4
- 3D iToFセンサー
フロントカメラ
- 有効画素数約800万画素/F値2.0
Photography Proデジタル一眼カメラαのようなUIで本格撮影
デジタル一眼カメラαから継承されたUIを搭載。
自分好みのマニュアル設定など一眼カメラのような本格撮影可能。もちろん、通常のスマートフォンでの撮影同じ、BASICモードもあるので、とっさのシーンでもすぐに撮影できます。
シャープ「AQUOS R6」と「Xperia 1 III」を購入されたお客様から、カメラに力を入れているメーカーの『UI』の方が格段に使いやすとのお声を頂戴しました。
まるでカメラのようなシャッターボタン
カメラ専用機のような使い心地と同じように、カメラ撮影で重要なシャッターボタンを搭載。
シャッターボタンは片手ですぐにポケットから出してカメラを起動するのに便利。外出先で手袋やグローブを着けていてもシャッターボタンで撮影が可能。
撮影時に安心なストラップを装着可能
ストラップホールがあるので、別売のリストストラップなどをかんたんに取り付け可能。
実際お気に入りのストラップを使用する際にストラップホールが小さめで、細めの紐でないと通りにくかった。本体厚みを抑えるためなので仕方がないところかなぁ~
デジタル一眼カメラαのパートナーにも
Imaging Edge Mobileを使えば、デジタル一眼カメラαからRAWファイルやロスレス(可逆圧縮)を使用したファイルを転送したり、タッチトラッキングやタッチフォーカスを遠隔操作するなど、便利なAF操作を行うことが可能。
さらにTransfer & Tagging add-onを使うと、デジタル一眼カメラαで音声メモを付与した画像を取り込み、音声をキャプションとして自動テキスト化し、IPTCメタ情報として自動付与し、Xperia PRO-Iを使ってFTPサーバーにファイルを転送できます。
外部モニター機能を使いこなす
USBビデオクラス(UVC)に対応したカメラに接続するだけで、明るさやズーム、グリッドラインなどさまざまな設定が可能。
Xperia PRO-Iをデジタル一眼カメラαの外部モニターやビューファインダーとしても使えます。
Xperia PRO-Iのカメラ機能をチェックしただけでも、カメラ機能の充実していますね~
ティザー広告の予告動画での「これは もう スマホ機能が付いたカメラ。」との発言に間違いはありませんね。
カメラ進化に合わせて、動画、シネマおいても多彩な表現が可能となっています。
価格も20万円以内に抑え、カメラや写真の愛好家などのコンシューマーに向けた機能が充実しています。
SIMフリースマホ『Xperia PRO-I 』VS サイバーショット『RX100VII』写真比較
Xperia PRO-Iの『カメラ性能を極めた』とのうたい文句に、サブカメラとして使えるかな~と思いながらカメラ機能をチェックしました。
まずは、1.0型 Exmor RS CMOSセンサー搭載の24㎜の『ぼけ』比較。
写真の向かって左から、F値2.0、F値4.0、ぼけアイコン(最大)を撮影。
24mm(広角)の有効画素数約1220万画素/F値2.0の設定で撮影。
ベンチがぼけていますね。
スマホの光学レンズのぼけでと思うと…凄いな~と感心してしまいました。
24mm(広角)の有効画素数約1220万画素/F値4.0の設定で撮影。
ベンチと人物がしっかりと確認できるようになりましたね。
デジタル一眼カメラαのような大口径レンズを使ったぼけに比べると、ぼけが邪魔になることもあるので、ぼけの量をコントロールできるのはグッド!
24mm(広角)の有効画素数約1220万画素で、ぼけアイコン(最大)で撮影。
被写体と背景の距離を考えることなく、ほけ効果をONにしてスライドさせるとだけの簡単操作です。
ぼけ効果はしっかり感じることはできました。個人的には、光学のぼけの方が好みかなぁ~。
続いては、サイバーショット「RX100VII」との比較。
写真向かって左から「Xperia PRO-I」24㎜のF値2.0/「RX100VII」24㎜のF値2.8。
色のりに違いはありますが、スマホの小さな筐体でここまで撮影できることに驚きました。
「Xperia PRO-I」24㎜のF値4.0で撮影。
「RX100VII」24㎜のF値4.0で撮影。
撮影日は曇りでしたが、逆光に近い状態で手前の生垣(いけがき)や樹木の違いが出るかなぁ~と撮影してみました。
違いがはっきり出ると思っていたのですが、出てないなぁ~
「Xperia PRO-I」24㎜のF値4.0で撮影。
「RX100VII」24㎜のF値4.0で撮影。
Xperia PRO-I の方が雲や赤い構造物の部分で、しっかり働いているHDR機能を感じて頂けると思います。
広角撮影を楽しまれる方であれば、十分にサブカメラとして活躍してくれると思います(^^♪
糸を引くような滝の流れを表現するシャッター速度に挑戦。
「Xperia PRO-I」24㎜の1/160(F値4.0)で撮影。
これ以上、シャッター速度を下げることは白とびしてしまうので下げられませんでした。
サイバーショットであれば、F値を絞れば簡単なのですが、そこまでを求めるのは酷だよね~と思いながらも、暗めの場所を探していました。
お店の近所では、暗めで水の流れがあるところを見つけられなかったので…
夜、スローシャッター撮影挑戦!「Xperia PRO-I」24㎜の2秒(F値4.0)で撮影。
車のヘッドライトやテールランプが線状になった光跡の綺麗な夜景写真を撮影することができました。
Xperia PRO-Iの広角側16㎜にて撮影。
山下公園内の螺旋階段を撮影。広角16㎜がポケットに入る大きさで持ち歩けるのは魅力~。
まとめ
Xperia PRO-Iの価格は、198,000 円(税込)。
サイバーショット「RX100VII」の価格は、159,500 円(税込)。
価格差は38,500円。
スマートフォンとしての機能を満たしながら、一眼カメラユーザーも気になるカメラ機能を搭載した「Xperia PRO-I」。
それと同時に、使い勝手もこだわっている点が評価できると思いました。
カメラ操作を支えてくるUI!
Xperia PRO-I のカメラアプリは、こだわりの撮影も日常使いも、1つのアプリ「Photography Pro(フォトグラフィー プロ)」で楽しめるが楽ちん!
Photography Proには「BASICモード」と「AUTO/P/S/M/MRモード」から、お好みのカメラ操作が選べます。
BASICモードは、一般的なスマートフォンのカメラ機能のように、画面上のシャッターボタンを操作して撮影するモード。
AUTO/P/S/M/MRモードは、デジタル一眼カメラαの使い勝手を踏襲した「プログラムオート(P)」「シャッタースピード優先(S)」「マニュアル露出(M)」「メモリーリコール(MR)」「オート(AUTO)」のモードダイヤルを搭載し、本格的な撮影が楽しめるのが魅力。
シャッタースピード、ISO感度、ホワイトバランスなど、さまざまなマニュアル設定での撮影が楽しめる点は、一眼カメラ撮影を楽しまれている方には嬉しい機能。
また、ファイル形式は「RAW」「RAW+JPEG」「JPEG」から選択可能。
スマホ本体に搭載されたシャッターボタンは、質感や押したとき感触ともにカメラ操作をしているみたいで嬉しい~。
ミラーレスカメラの強みや楽しみを知っているからこそ…スマートフォンで、ここまで撮影できるなら欲しいな~と思ってしまう!
ミラーレスカメラで撮影を楽しまれている方を意識している『 Xperia PRO-I』。
思って以上に凄いカメラ機能を搭載したXperia が発売となります。
Xperia PRO-I
型番 : XQ-BE42
カラ― : フロストブラック
先行予約開始日 : 2021年10月26日
発売日 : 2021年12月15日
ソニーストア価格 (税込): 198,000 円(税込)
基本仕様
- サイズ : 約72mm×約166mm×約8.9mm
- 重量 : 約211g
- 電池容量 : 4500mAh(内蔵電池)
- CPU : Qualcomm(R) Snapdragon(TM)888 5G Mobile Platform
- メモリ(RAM/ROM): 12GB/512GB
- 外部 : microSD/microSDHC/microSDXC(最大1TB)
- Display : 約6.5インチ/有機EL 21:9ワイドディスプレイ/4K /HDR対応/120Hz駆動
- 外部接続 : IEEE802.11a/b/g/n/ac/ax
- Bluetooth : ver.5.2
- 接続端子 : USB Type-C
- SIMスロット : Dual SIM
カメラ仕様
カメラ
- 16㎜(超広角):有効画素数約1220万画素/F値2.2
- 24mm(広角):有効画素数約1220万画素/F値2.0・4.0/1.0型 Exmor RS CMOSセンサー
- 50mm(標準):有効画素数約1220万画素/F値2.4
- 3D iToFセンサー
フロントカメラ
- 有効画素数約800万画素/F値2.0
その他仕様
- 防水/防塵 : 防水(IPX5 /IPX8 )、防塵(IP6X )
- おサイフケータイ : 〇
- 3.5mmオーディオジャック :〇(4極ヘッドセット〈CTIA規格準拠〉対応)
- 生体認証 : 〇(指紋)
〈 ソニーストア 〉
Xperia PRO-I専用のVlog Monitorが同時発売。
3.5インチ液晶ディスプレイで、アスペクト比16:9で動画撮影に最適。ホルダーは耐久性が高い金属性。
同梱の接続ケーブルで繋ぐことで、「Photography Pro」もしくは「Videography Pro」の撮影画面を表示することが可能。
Vlog Monitor
型番 : XQZ-IV01
先行予約開始日 : 2021年10月26日
発売日 : 2021年12月15日
ソニーストア価格 (税込):24,200 円(税込)
〈 ソニーストア 〉
Xperia PRO-I 専用こだわりのレザー素材のスタイルカバー
30種類以上の革の中から耐久性・グリップ性の選定が行われ、地球環境の保護や消費者に安心で安全な革を供給することを目的とする国際団体Leather Working Groupのゴールド認定を受けた皮革製造工場から取り寄せたイタリア製の革を使用。
Style Cover Leather for Xperia PRO-I
型番 : XQZ-CLBE
先行予約開始日 : 2021年10月26日
発売日 : 2021年12月15日
ソニーストア価格 (税込):8,800 円(税込)
〈 ソニーストア 〉
■Xperia SIMフリー モデル Xperia PRO-I「XQ-BE42」 |
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ソニーストアならではの購入特典
2021/12/15 現在価格 ソニーストア価格:198,000 円(税込)
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■Vlog Monitor「XQZ-IV01」 |
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ソニーストアならではの購入特典
2021/12/15 現在価格 ソニーストア価格:24,200円(税込)
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おすすめアクセサリー
Xperia と一緒に揃えたい純正カバーなどの専用アクセサリーサイト。
〈ソニーストア〉
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