ソニー初の開放絞りF1.2を体感!4月23日発売 FE50mm F1.2GM「SEL50F12GM」先行展示レビュー
FE50mm F1.2GM「SEL50F12GM」先行展示レビュー
4月23日発売となる大口径標準単焦点レンズ FE 50mm F1.2 GM「SEL50F12GM」の先行展示がスタートした、ソニーストア銀座にお邪魔してきました!
ソニー初の開放絞りF1.2の魅力を確認してきました。
FE50mm F1.2GM「SEL50F12GM」先行展示レビュー
こんにちは、よしおくんです。
3月19日先行展示が開始されたソニーストア銀座へ!
本日はソニーの光学技術を惜しみなく投入されたレンズG Maste「SEL50F12GM」を、下記のコンテンツに沿って各レンズと比較しながら、新レンズの魅力を確認していきたいと思います。
- サイズ感比較(SEL50F12GM / SEL50F14Z )
- 高解像度を確認!
- ぼけを確認!
- オートフォーカス性能を確認!
FE 50mm F1.2 GM 「SEL50F12GM」
- 名称 : FE 50mm F1.2 GM
- 型名 : SEL50F12GM
- 焦点距離(mm) : 50
- 開放絞り : F1.2
- 最小絞り : F16
- 画角(35㎜) : 47°
- フィルター径 (mm) : 72
- レンズ構成 : 10群 14枚
- 絞り羽根 : 11枚
- 最短撮影距離 (m) :0.4 m
- 最大撮影倍率 : 0.17倍
- 外形寸法 最大径x長さ(mm) : 直径 87 × 長さ 108mm
- 質量(g) : 778 g
- 発売予定 : 2021年4月23日(金)
- ソニーストア価格 : 279,400 円(税込)
〈ソニーストア〉
サイズ感比較
まずはサイズ感を確認したいと思います。
新レンズ「SEL50F12GM」の質量は778 g。
ソニーストアでは、カメラボディ「α1」の737gにセット展示されており合計質量は1,515g。
SEL50F12GMは、大口径標準単焦点レンズの開放F値1.2クラスとしては小型・軽量設計。
カメラボディにセットすると1.5キロ前後と軽いとは言えないが、G Masteシリーズの高解像度をファインダーで確認してしまうと引き込まれてしまいました。
構えてみた感じは、大口径レンズありがちな極端に前玉が重たいとは思いませんでした。
思わず欲しい~と声が出てしまいました。
3月はレンズ「SEL35F14GM」とカメラ「α1」が発売されたので、4月の資金をどうしましょ~笑
※SEL50F12GMは「α1」最高連写速度30コマ/秒対応レンズ
(写真向かって左 SEL50F12GM / 右 SEL50F14Z)
同じ焦点距離50㎜のレンズ シリーズのPlanar T「SEL50F14Z」と比較。
(写真向かって手前 SEL50F12GM / 奥 SEL50F14Z)
外形寸法は最大径、長さもほぼ同じで、質量はぴったりと同じ778g。
価格については、SEL50F12GM 28万円、SEL50F14Z 19万円と開きがあるので、価格改定可能性は低いと思う。
- FE 50mm F1.2 GM 「SEL50F12GM」:市場推定価格 280,000円前後
- Planar T* FE 50mm F1.4 ZA「SEL50F14Z」:希望小売価格 209,000円(税込)
SEL50F12GM |
SEL50F14Z |
|
フィルター径 (mm) | 72 | 72 |
外形寸法 最大径x長さ (mm) | 87 x 108 | 83.5 x 108 |
質量 約 (g) | 778 | 778 |
SEL50F12GM 高解像度を確認!
SEL50F12GMは、開放F値1.2クラスとしては小型・軽量設計でありながら圧倒的な解像性能を実現。
ここではMTF曲線を比較しながら確認していきたいと思います。
同一焦点距離ではあるが、開放F値が違うが参考に比較。
SEL50F12GMは、開放F値1.2クラスレンズとしては筐体を小型にしながらも圧倒的な高解像性能。
個人的には美しくやわらかな描写を両立している点がたまらない!
SEL50F12GMのレンズ構成 は 10群 14枚。
上画像からもご確認いただけますが、前玉は凹レンズ。
これは人気レンズ「Sonnar T* FE 55mm F1.8 ZA(SEL55F18Z)」と同じですね。
凹レンズは逆光に強くなるとのイメージがありますが、SEL50F12GMはソニー独自のコーティング技術の採用で、内面反射によるフレアやゴーストの発生を大幅に抑制しています。
こだわりの光学設計をレンズ構成から確認!
まずは開発者の声を聞いてくだい。
【開発者】
昔から50mmレンズで多用されてきたのは、ガウスタイプのレンズ構成です。
ガウスタイプは、絞りを挟んでエレメントを対称に配置することで、絞りの前後で収差を打ち消し合うことができ、特にこの50mmという画角と相性が良いために、歴史的に多くの50mmレンズがこの形で生まれています。
ただし、このタイプで打ち消し合うことができるのは、歪曲や像面湾曲といった収差のみで、軸上光束やサジタル方向の光束は補正できません。
つまり、この光学配置では、今回のレンズで我々が目指した高い収差補正性能の目標をクリアできないのです。
ご承知の通り、これらの収差補正が充分ではないと、画面全域での解像性能の実現が出来ず、点として写るべきところが、鳥が羽ばたいているように見えてしまったり、色にじみが出てしまったりしてしまいます。
それでは、せっかくの大口径レンズを絞って使わなければならないことになり、お客様に大口径の良さを味わって頂くことができません。
開放F値から安心して使って頂ける光学性能を実現する為に、このレンズでは、敢えて対称形を一部崩す光学配置に挑戦し、対称形のレンズ構成では補正が難しい諸収差を徹底的に抑制しています。
開発者の声を聞いてみると、“本当の意味で使いやすい”コンパクトな筐体にするために、光学配置から見直すチャレンジをされていたんですね!
- 超高度非球面XA(extreme aspherical)レンズ(3枚)
研磨が非常に難しい形状の非球面レンズの表面を、0.01ミクロン単位という高い精度で管理することで生まれた超高度非球面レンズです。非球面レンズで発生しやすい輪線ぼけを大幅に低減し、美しいぼけ味を損なうことなく高い解像感を実現。
- 前玉にはナノARコーティングII
広角ズームレンズ「SEL1224GM」や今月発売の「SEL35F14GM」に採用されたナノARコーティングII。従来のナノARコーティングでは適用できなかった大口径や曲率の大きいレンズにおいても、レンズ表面に均一にコーティングを施すことが可能。太陽光などの強い光が入りこみやすい広角レンズでも、内面反射によるフレアやゴーストの発生を大幅に抑制し、ヌケの良いクリアな画質を実現します。
SEL50F12GM ぼけを確認!
柔らかい美しいぼけ描写につながる円形絞り。
SEL50F12GMは、11枚羽根円形絞りユニットと球面収差を最小限に抑えた微調整光学設計により、前景と背景の両方で滑らかで深いボケ味を実現しています。
11枚羽根円形絞りは、開放から2段絞ったところでもきれいな円形を保つよう、絞りユニットを新開発されています。
また、F1.2は絞りの口径も大きくなりますから、過去の延長で開発すると当然絞り羽根も大きくなり、レンズ外径が大きくならないよう羽根の形状から、それを駆動させる為の駆動部品一つ一つまで、徹底的な小型化設計がおこなわれています。
“本当の意味で使いやすい”コンパクトな筐体するこだわりを感じます!
(F値1.2)
画像周辺部でF値1.2での点光源のぼけの口径食(レモンぼけ)を確認しながら、絞ってみました。
(F値2.0)
F2.0へ絞ってみると画像周辺部は円形ぼけになりました。また、多角形ぼけではなく円形のぼけを維持している点に驚きました。
この辺りが、新設計の円形絞りユニットの魅力ですね。
(F値2.8)
画像周辺部の口径食(レモンぼけ)も好みに合わせて絞り、2段絞っておけば発生しない点も魅力。
SEL50F12GM オートフォーカス性能を確認!
被写体深度が非常に浅井F1.2開放時でも、高速なオートフォーカースを可能としたSEL50F12GM。
開発者もこれが技術的に本当に難しいと言われています。
開発者
今回F1.2レンズで高性能AFを実現する上で、課題となったのは、浅い被写界深度で求められる非常に高いピント精度に応えることでした。
開放F値1.2でも狙い通りのAF精度や追随性が発揮できなければ、本当に“使いやすい“レンズとはいえません。
ただ、これが技術的に本当に難しい。
このレンズには、F1.2という浅い被写界深度で高速・高精度なAFを実現するために、様々な技術と工夫が詰め込まれていますが、特に、フローティングフォーカス構造、XDリニアモーター、4基のフォーカス位置センサー、フォーカス群の重心バランスの最適化、の4点が大きく貢献しています。
まず、フローティングフォーカス構造は、光学性能の向上だけでなく、フォーカス群を2つに分けることで、それぞれのフォーカス群を軽量化できるというメリットもあるため、高速・高精度なAF駆動の達成に貢献しています。
その一方で、F1.2での解像性能の実現には、大きく重い2つのフォーカスレンズ群を寸分もずれることなく同期して動かす必要があります。
これを実現したのが小さいながらも高推力を誇るソニー独自のXDリニアモーターです。
またF1.2の浅い被写界深度では、わずかな誤差も許すことができませんので、フォーカスレンズ群を検出するセンサー4基で、常にフォーカスレンズ位置を、センシングしています。最後に、XDリニアの推力を無駄なく効率的に発揮するよう、フォーカス群各々の重心バランスが取りやすいために、群と群の間に固定された光学群を設けるといった工夫も取り入れています。
フォーカス群の重心とモーターの推力点を合わせることができ、無駄なく効率よく力を伝達することで、高速・高精度・静粛なAF駆動の達成に貢献しています。
- XD(extreme dynamic)リニアモーターを4つ搭載
飛躍的進化を遂げ続けるカメラボディのスピード性能の将来を見据え、さらなる高速駆動を実現するためにソニーが独自に開発したXD (extreme dynamic) リニアモーター。従来のリニアモーターの構成部品やレイアウトなどを徹底的に見直し、構造を刷新することで推力効率を高め、大幅な高推力化を実現しています。これにより、従来のリニアモーターでは難しかった大口径フォーカスレンズ群の高速・高精度かつ静粛な駆動を可能にしています。
開放F値なら少しは迷うでしょ~と思いながらテストしてみました。
画像のわんちゃんから背景へピントを変えた際、迷わずスムーズなオートフォーカスにびっくり。
開放F値1.2のレンズの中にはAFがサポートされていないレンズもある中で、浅い被写界深度で高速・高精度なAFを実現できると、動画撮影でも使える開放F値1.2のレンズになりますね。
今年G Masterレンズ誕生から5周年。SEL50F12GMは、13本目となるG Masterレンズとしての登場。
ソニーが誇る光学技術を惜しみなく詰め込まれた高性能Eマウントレンズ。高速で静音なAFスピード、精度も高く、G Masterならではの息をのむほど美しいぼけ味を楽しめるレンズが1本追加されました。
レンズの操作部を確認!絞りリングが搭載されると、グッと所有感が高まります。
防塵・防滴に配慮した設計です。
- フォーカスリング
- フォーカスホールドボタン
- フォーカスモードスイッチ
- 絞りリング
- 絞りリングクリック切り換えスイッチ(レンズ右側面)
付属品
- フード (型名):ALC-SH163
- レンズフロントキャップ:ALC-F72S
- レンズリヤキャップ:ALC-R1EM
- ソフトケース
- ケースストラップ
SEL50F12GMは、「ソニーが誇る光学設計」+「ソニー独自の最新のメカ設計」。
こだわりのある方に、高い解像力と美しいぼけ描写が楽しみなレンズとなっています。
ソニーストア直営店(銀座、札幌、名古屋、大阪、福岡天神)での「SEL50F12GM」先行展示は、3月19日(金)より展示が開始されました。いち早く体感をご希望される方は、お近くの直営店おいての体感がオススメです。
〈ソニーストア〉
ソニーストア及びソニー取扱店舗での予約販売開始は、 2021年3月23日(火)10時から。
ご購入をご検討されている方は、発売日から新商品レンズが楽しめる先行予約をご活用ください。
今から3月23日(火)の先行予約開始日が楽しみです。当店店頭おいても、先行予約開始日より受付を開始いたします。
追記:ソニーストアの価格は、279,400 円(税込)。 無料登録すれば誰もが使えるMy Sony ID 特典の10%OFFクーポンで251,460 円(税込)。
■デジタル一眼カメラα[Eマウント]用レンズ「SEL50F12GM」 |
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ソニーストアならではの購入特典
2021/3/23 現在価格 ソニーストア価格:279,400 円(税込)
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