VAIO S15 レビュー |2020年冬アップデートされた実機を使って魅力を確認!
VAIO S15 レビュー 「VAIO S15 の魅力を確認」
2019年4月より採用されたVAIO S15のデザイン(筐体)が、VAIO Sシリーズとして統一感から皆様より高評価を頂いております。
その大好評のデザインのままの2019年11月モデルチェンジ、2020年10月パーツ選択肢強化との流れとなります。
VAIO S15 の筐体はスリムで、大画面オールインワンパソコンでありながらコンパクト。
外形寸法(約幅361.4mm × 高さ22.0~26.0mm × 奥行254.3mm)に違いはありません。本体質量も約2.25kgと変わりはありません。
少しは変化があるかと思いましたがちょっと驚きです。
VAIO S15 の魅力のひとつ、ディスプレイを開くとキーボードが持ち上がるチルトアップヒンジ構造を採用し、タイピングしやすい角度となり手首への負担を軽減し、キーボードが打ちやすい傾きとなっています。
オールインワンパソコンの筐体ながら、適度な高さと角度があるので、打っている感ありで、よしおくんも好みのキーボードです。
チルトアップヒンジ構造は見た目もかっこいい!
チルトアップヒンジ構造採用により、キーボード部の強度が必要となり、キーボード周りからパームレストまでを凹凸のないアルミニウム製の一枚板で構成した、フラットアルミパームレストが採用されています。
スリム筐体ながらキーピッチは、デスクトップPC向けキーボードと同じ、キーピッチ約19mmのフルサイズキーボードを搭載(キーストローク:1.5 mm)。テンキー部分は3mm狭められ16mmと変則的になっていますが、キレイな配置なので慣れれば問題ないと思いますが、テンキーを重要視される方は注意が必要です。
タッチパッドは2017年モデルのVAIO S15と比べ、面積が25%拡大し、2ボタン付きタッチパットを搭載しています。また、Windows 10ジェスチャーにも対応し、スクロールやズームイン/ズームアウト、ページ送り/戻り等の操作もタッチパッド上で快適に行えます。
一度使ってしまうとやめられない!指紋認証機能搭載と、内蔵カメラでユーザーの顔を自動認識する顔認証の2つの方法で瞬時にログインできます。指紋認証はスリープ状態からの復帰にも対応し、面倒なパスワード入力を省略しつつ、安全性もしっかり確保できます。
また、家族で利用する際のログイン時の煩わしさを解消できるので、PCを共有している場合にも便利です。
VAIO S15は、さまざまな機器と接続できる充実のインターフェイスも魅力!
インターフェースついては、HDMI端子、VGA端子、LAN端子、USB3.0端子×3、SDメモリーカードスロット搭載しています。また、さまざまな周辺機器との接続を1本のケーブルで行える最新のマルチインターフェイス、USB Type-C端子搭載も継承されています。
大型ディズプレに表示をさせたい場合は、HDMI端子と、VGA端子(アナログRGB出力端子)/USB Type-C端子の同時出力が可能で、本体ディスプレイを含めて3画面同時出力が可能となっています。
- 4K出力対応のHDMI端子
- VGA端子(アナログRGB出力端子)
- 有線LAN端子
- USB Type-C端子(最大出力解像度は4096×2160/30Hzまたは3840×2160/60Hz)
- フルサイズUSB端子が3つ
- SDメモリーカードスロットなど
- ヘッドセット対応ヘッドホン端子
光学ドライブは、いざというときの安心感を求めるVAIO指名買いファンの方の声にこたえて搭載されています。また、Ultra HDブルーレイ(Ultra HD BD)の再生に対応したBDドライブ搭載も選択できるようになっています。
ディスプレイについては、15.6型のアンチグレア液晶を搭載。
ディスプレイは、「15.6型ワイド 4K HDR(3840×2160)」「15.6型ワイド 4K(3840×2160)」「15.6型ワイド Full HD(1920×1080)」「15.6型ワイド HD(1366×768)」の4つのパネルのから選択可能になっています。
2020年10月より4K解像度ディスプレイ(3840×2160ドット)の選択肢に、明るさの表現力を拡張する「HDR(ハイダイナミックレンジ)」、Adobe RGBカバー率100%のディスプレイが加わりました。動画・静止画を編集や現像されるユーザーにとっては、嬉しい選択肢がふえました。
テキスト表示の比較を見て頂けるように、高解像度ディスプレイは、写真や動画の表示・編集などといった用途にも好適となります。さらに、文字や図表が滑らかに表示されることによる視認性向上や、画面あたりの情報量の拡大というメリットもあります。
Windows 10は、高解像度ディスプレイに完全対応しているため、スタートメニューやアイコンなどを、ユーザーが使いやすい大きさに調整可能となっています。
購入後の拡張性についてですが、メモリー交換等が可能な裏蓋がありません。ご購入時にご希望に合ったスペックを選択頂くことをオススメいたします。
付属されるACアダプターが、CPUの使用電力増加に対応するため19.5VのACアダプターとなっております。
ACアダプター変更には9世代インテルCoreプロセッサー Hプロセッサーラインを搭載により使用電力増加に対応するため。
その実力は!
比較表を見てみると、VAIO S15 搭載のHプロセッサーライン Core i7は、一般的なノートPCの多くで採用されている省電力優先のUプロセッサーライン Core i7と比較すると2倍以上のCPU性能差を実現しています。2倍の性能差はビジネス文書作成など、ふだん使いおいても違いが出てきますね。
続いての比較表のVAIO S15 搭載のHプロセッサー Core i5 は、一般的なノートPC採用の第8世代のUプロセッサー Core i7 と比較すると1.5倍のCPU性能差を実現しています。
特にCore i7については、6コア/12スレッド駆動のため、「Adobe Photoshop Lightroom」など、マルチコアに最適化されているアプリケーションおいて、より大きなパフォーマンスを発揮します。カメラが趣味でRAW現像される方には、Core i7がオススメになりますね!
Core i7モデルのCPUベンチマーク比較動画もご参考にしていただけると、カスタマイズされる際のご参考になりますね。「Excel」や「PowerPoint」でのビジネスシーンの使用がメインの方は、Core i5モデルでも速さを実感いただけると思います。
このパフォーマンスからVAIO社は、大画面オールインワンパソコンVAIO S15をデスクトップPC級のハイスピードとの言葉で表現しています。
2020年10月21日よりユーザーからのご要望が多かった、ブラック・シルバーに加え、新色として「ホワイト」がラインアップに加わりました。
新色「ホワイト」のアルミのパームレストは、金属の質感を生かしつつ、美しさが際立つ高輝度のアルマイトで仕上げられており、所有欲を満たせてくれそうな配色になっています。
そして今回もALL BLACK EDITIONが用意。
ALL BLACK EDITIONでは、プロセッサーCore i9-9980HK(8コア/16スレッド)が用意され、スペックを上げて購入する方には、所有欲をそそる特別仕様です。
比較表を見てみると、VAIO S15 | ALL BLACK EDITION 搭載のHプロセッサーライン Core i9は、一般的なノートPCの多くで採用されている省電力優先のUプロセッサーライン Core i7と比較すると2.8倍のCPU性能差を実現しています。大幅パワーアップとなっていますね。
ソニーストアでは3年間の長期保証が付属し、VAIO SX14 を予算や目的応じてのカスタマイズが可能。
次のページでは「VAIO S15 の品質テスト」を確認していきます!
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