2018年6月22日

STH40D レビュー｜6,000円台のイヤホンで耳をふさがない新たな音楽体験

よしおくん徹底レビュー, Audio（オーディオ）, ヘッドホンレビュー headphone, STH40D 0 Comments

STH40D レビュー

2018年6月23日発売の外の音を遮らずに音楽や通話を楽しめる「デュアルリスニング」の新製品イヤホンとして、有線タイプのオープンイヤーヘッドセット STH40D レビューをお届けいたします。

	ソニー公式サイト
	オープンイヤーステレオヘッドセット「STH40D」商品情報サイトはこちら

デュアルリスニング？

今、ヘッドホンはノイキャン・ワイヤレスの時代に向かっていると思いますが、2018年4月21日発売された「Xperia Ear Duo」をはじめ、有線タイプの「STH40D」も、その真逆の「遮音性は、ほぼゼロ」となる耳をふさがず、外音を取り込むイヤホンとなります。

ソニー公式では「デュアルリスニング」と提案しています。

デュアルリスニングとは、ソニー独自の音導管設計により、耳をふさがない構造ながら、音導管を通して鼓膜へダイレクトに音を届けることで、周囲の音と機器からの音（音楽など）がブレンドされることにより、自然な外音を聴きながら、自分だけのBGMを楽しむことができる新しい音楽体験となります。

同じコンセプト製品として、「Xperia Ear Duo」が発売されていますが、「STH40D」は有線接続タイプとなります。

特殊なイヤーピース形状

中央には穴が空いていますよ～。

耳を塞ぐイヤーピースではなく、外音を取り込めるように、耳穴に装着する「リングサポーター」が付属しています。耳にあったサイズをお選び頂けるように、リングサポーターは「Sサイズ」「Mサイズ」「Lサイズ」が同梱されています。

コンパクトで耳にフィットするデザイン

メガネとの干渉や、耳への負担を軽減、装着時に正面から目立ちにくいなど、新しい“下掛けスタイル“を採用。私は普段から「Xperia Ear Duo」を使用していますが、耳を塞がないことによりカメラ撮影時に、装着しているのを忘れてしまうほど、負担は少ないと感じました。気になった「STH40D」も同様の装着感でした。

装着についてですが、最初は少し戸惑うと思います。その点は付属の説明書で、装着方法がサポートされています。私も数度装着。最初は戸惑うと思いますが、慣れだと思います。

下掛けスタイルから、耳への負担が気になるところです。これが人間工学に基づいた下掛けスタイルにより、耳への負担がなく快適な装着感です。また眼鏡をかけている私にはありがたい！補聴器のような耳掛けスタイル（上掛けスタイル）だと、買う気が起きなかったと思います。また、頭を振ってみても取れませんでした。思っている以上のフィット感があります。

音楽を試聴中の音漏れについてですが、周りの方は音漏れしていないよとのこと。また、気になる会話時の声の大きさもチェックしてもらいましたが、いつもと変わらないとのことでした。これで安心して使えます！

私は普段ワイヤレスタイプの「Xperia Ear Duo」を使用していますので、STH40Dのコードは気になりますが、6,000円台の価格で耳をふさがない新たな音楽体験としてはグッド！だと思います。例えば、家事をしながらスマホの着信や、来客対応などは完璧に対応できます！

気になる音質です！あえて同じ楽曲を他のイヤホンと、STH40Dと聞き比べてみました。

落ち着いた環境でじっくり楽曲を楽しむなら密閉型イヤホンですよね。ギターなどの細かい音については、STH40Dではちょっと難しいですが、楽器の分類については良好だと思いました。また、ボーカルについては、よく聞こえていると思います。電車の中でアナウンスされる時や、発車時など、外音が大きくなる時は楽曲は聞き取りにくくなります。

※音の感じ方は個人差がある点はご了承ください。

リモコン部でスマートフォンの操作が可能

リモコンにマイク、ボリューム、マルチファンクションキーを搭載。

ハンズフリー通話や、ボリューム調整、曲送り／戻しを手元で操作が可能です。また、マルチファンクションキーを長押しすることで、GoogleやSiriの音声検索に対応します。

対応スマートフォンの仕様

対応OS	Android™、iOS™

本体仕様

コード長	1.2 m
コードタイプ	Y型
ドライバーユニット	口径 13.6 mm ダイナミック型
質量	約 18.0 g
入力プラグ	3.5mmステレオミニプラグ（4極）
周波数帯域	20Hz – 20000Hz
カラー	ブラック、グレー、グリーン、ピンク
インピーダンス	32 Ω
マイク部	全指向性エレクトレットコンデンサー型