ソニー「RIALTO 65」発売決定!フルサイズの約2.2倍、価格は約1,485万円
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こんにちは、よしおくんです。
ソニーのCineAltaカメラ「VENICE 2」を65mmフォーマットへ拡張する新製品「RIALTO 65」の発売が決定しました!
2026年10月29日(木)、ソニーはカメラエクステンションシステム「RIALTO 65(CBK-6510XS)」の発売を発表しました。
注目したいのは、35mmフルサイズの約2.2倍という大型センサーです。
さらに、9.6Kの高解像度撮影に対応しながら、カメラヘッドの質量は約1.5kgに抑えられています。
発売時期は2027年前半。市場推定価格は、税込14,850,000円前後(約1,485万円)です。
今回は、ソニーの公式発表をもとに、RIALTO 65の特徴や撮影機能、価格、既存のVENICE 2との関係を紹介します。
RIALTO 65の発売日と価格が決定!

RIALTO 65は、ソニーのプロフェッショナル向けデジタルシネマカメラ「VENICE 2」と組み合わせて使用するカメラエクステンションシステムです。
2026年6月3日に開発が発表されていましたが、今回、正式な製品情報と市場推定価格が公開されました。
まずは、発売情報を確認しておきましょう。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 商品名 | RIALTO 65 |
| 型名 | CBK-6510XS |
| 対応カメラ | VENICE 2 |
| 発売日 | 2027年前半 |
| 価格 | オープン価格 |
| 市場推定価格(税込) | 約14,850,000円 |
| センサー | 65mmフォーマット |
| センサーサイズ | 53.75 × 35.83mm |
| 最大読み出し解像度 | 9.6K |
| カメラヘッド質量 | 約1.5kg |
※市場推定価格はソニーによる発売前の予測額です。実際の販売価格は販売店によって異なります。
なお、RIALTO 65は単体で映像を記録するカメラではありません。
VENICE 2本体と組み合わせることで、65mmフォーマットによる映像制作を実現します。
フルサイズの約2.2倍!65mmセンサーが生み出す映像表現

今回のRIALTO 65で最も注目したいのが、搭載するイメージセンサーです。
センサーサイズは、横53.75mm、縦35.83mm。対角は約64.60mmとなります。
これは、35mmフルサイズセンサーの約2.2倍に相当する受光面積です。
さらに、2026年10月の発表時点において、市販シネマカメラ用センサーとして業界最大クラスとされています。
※業界最大クラスはソニー調べ。65mmという名称は映画用フィルムフォーマットに由来し、センサーの実寸が65mmであることを意味しません。
人物と背景の距離感、空間の奥行きを豊かに表現
大型センサーの魅力は、単に高解像度の映像を記録できることだけではありません。
例えば、広い風景の中に人物を配置するシーン。
広がりのある画角を確保しながら、人物の存在感を際立たせる表現が期待できます。
また、レンズや撮影条件によっては、浅い被写界深度を生かした背景のボケ表現にもつながります。
つまり、画面全体のスケール感と、被写体の存在感を両立させるための選択肢が広がります。
映画制作において、これは大きな魅力となりそうです。
9.6Kオープンゲート撮影に対応
RIALTO 65は、9.6Kの高解像度読み出しに対応しています。
主な読み出しモードは、次の2種類です。
| 読み出しモード | 特徴 |
|---|---|
| 9.6K 1.5:1 | センサー全域を利用するオープンゲート |
| 9.6K 2.20:1 | 横長の画面構成やレンズ選択に対応 |
特に9.6K 1.5:1では、センサーの広い撮像領域を活用できるため、撮影後のフレーミングにも自由度が生まれます。
一方、9.6K 2.20:1では、対応するレンズの選択肢を広げられます。
さらに、今後のVENICE 2のソフトウェアアップデートによって、読み出しモードが追加される予定です。
大型センサーなのに約1.5kg!2つの撮影モードに対応

RIALTO 65のもう一つの特徴が、カメラヘッドの小型・軽量設計です。
外形寸法は約115 × 154 × 63mm(幅×高さ×奥行)、質量は約1.5kg。
そして、撮影現場に応じて2つの運用モードを選択できます。
エクステンションモード|カメラヘッドを分離して撮影
エクステンションモードでは、カメラヘッドをVENICE 2本体から離して設置できます。
例えば、狭い場所や高い位置など、大型カメラを設置しにくい環境での撮影です。
本体側を離れた場所に置き、コンパクトなカメラヘッドだけを必要な位置へ設置できます。
さらに、標準で4.5mの接続ケーブルが付属し、別売の12mケーブルにも対応します。
そのため、大型センサーを使用しながら、撮影位置の自由度を高められるのが魅力です。
スタジオモード|VENICE 2と一体化して撮影
一方、スタジオモードでは、カメラヘッドをVENICE 2本体に直接装着します。
これにより、一体型カメラとして運用できます。
つまり、撮影現場の環境や機材構成によって、分離型と一体型を使い分けられる仕組みです。
従来の大型シネマカメラシステムでは制約のあった撮影にも、新たな可能性が生まれそうです。
ISO 2500・10000に対応!暗い撮影環境にも配慮
RIALTO 65は、ベースISOとしてISO 2500とISO 10000を選択できます。
さらに、ISO 2500では15ストップ超のラチチュードを実現しています。
これにより、明るい部分と暗い部分が混在する場面でも、豊かな階調表現が期待できます。
例えば、夜間の屋外撮影や、照明条件が限られた室内撮影などです。
ただし、実際のノイズ特性や映像の仕上がりは撮影条件によって異なります。
今回公開された作例映像に加え、今後の実機評価にも注目したいところです。
VENICE 2の16bit X-OCN記録や制作環境を継承
RIALTO 65の導入にあたり、既存のVENICE 2システムを活用できる点も見逃せません。
まず、CineAltaシリーズで培われたカラーサイエンスに対応しています。
さらに、S-Log3やS-Gamut3を利用した画づくりも可能です。
記録については、VENICE 2本体側で16bit X-OCNによる内部記録を行います。
また、既存のAXSメモリーカードも引き続き使用できます。
そのため、VENICE 2を利用している制作現場では、記録メディアや制作ワークフローを生かしながら65mmフォーマットへ拡張できます。
なお、RIALTO 65の使用には、専用ファームウェアVersion 6.00以降をインストールしたVENICE 2が必要です。
既存ユーザーが導入を検討する際には、この点も確認しておきたいところです。
アナモフィックレンズやNDフィルターにも対応
さらに、レンズ運用の柔軟性も確保されています。
RIALTO 65は、他社製のレンズマウントアダプターを利用する構造です。
そのため、対応するアダプターとレンズを組み合わせることで、多様なシネマレンズを選択できます。
また、アナモフィックレンズを使用する場合には、デスクイーズ表示やZoom to Fit機能にも対応します。
そして、11種類のドロップインNDフィルターを標準で同梱します。
VENICE 2本体がNDフィルターの濃度情報を自動認識するため、撮影現場での運用にも配慮されています。
RIALTO 65の別売アクセサリーと価格
本体に加えて、2種類のアクセサリーも用意されます。
| 製品 | 型名 | 市場推定価格(税込) |
|---|---|---|
| RIALTO 65 | CBK-6510XS | 約14,850,000円 |
| NDフィルターキット | CBK-NDK6510 | 約1,320,000円 |
| 12mケーブル | CBK-12C6510 | 約1,485,000円 |
※価格はすべて税込の市場推定価格です。
NDフィルターキットは、本体に付属する11種類と同等のセットです。
そのため、予備として用意したい場合の選択肢となります。ただし、特定の濃度だけを単品購入することはできません。
一方、12mケーブルは、カメラヘッドとVENICE 2本体をより離して設置したい撮影現場向けのアクセサリーです。
なお、実際の導入ではVENICE 2本体やレンズ、必要な周辺機器についても考慮する必要があります。
ソニー公式のRIALTO 65作例映像も公開
今回の発表にあわせて、RIALTO 65の作例映像も案内されています。
数値だけでは伝わりにくい大型センサーの映像表現を確認できるため、こちらもぜひチェックしたいところです。
RIALTO 65 | LOCAL PEOPLE by Łukasz Żal, PSC | Sony
特に注目したいのは、人物と背景の関係や、空間の広がりをどのように映像で表現しているかという点です。
ただし、視聴環境や動画配信時の圧縮によって、実際の記録映像とは見え方が異なる場合があります。
まとめ|RIALTO 65がVENICE 2の撮影領域を広げる

ソニーが発表したRIALTO 65は、VENICE 2を65mmフォーマットへ拡張する新しいカメラエクステンションシステムです。
最大の魅力は、フルサイズの約2.2倍という大型センサーと、約1.5kgの小型カメラヘッドを組み合わせたことにあります。
さらに、9.6K撮影や2つの運用モード、16bit X-OCN記録など、プロフェッショナルの映像制作に向けた機能を備えています。
そして、既存のVENICE 2を活用できることも大きなポイントです。
発売は2027年前半を予定しており、市場推定価格は税込約1,485万円。
一般向けの製品ではありませんが、ソニーが目指すシネマ映像表現の新たな方向性を感じられる発表となりました。
今後は、実際の撮影現場でどのように活用されるのかにも注目していきたいと思います。
公式情報はこちら
※掲載内容は2026年10月29日のソニー公式発表に基づきます。発売時期・仕様などは変更になる場合があります。
この記事を書いた人

よしおくん
横浜のソニーショップ「ナカムラ電器」で、ソニー製品の販売と情報発信を担当しています。
カメラ・レンズ、Xperia、ブラビア、オーディオなどを実際に使い、ソニーショップとして販売する立場と、実際に製品を使うユーザーとして感じたことの両方から記事を執筆しています。
新製品の先行展示にも足を運び、スペックだけでは分からない使い心地や、購入前に知っておきたい情報をできるだけ分かりやすくお届けします。
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