ソニー「 グローバルシャッター機能 」を実現するイメージセンサー開発を発表!
ソニーは、新開発のA/D変換器を画素毎に配置することにより、全画素同時に露光したアナログ信号を各々即座にデジタル変換する、グローバルシャッター機能を実現した、有効画素数146万画素の裏面照射型CMOSイメージセンサーを開発。2018年2月11日(日)からサンフランシスコで開催されているISSCC(国際固体素子回路会議)にて発表しました。
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グローバルシャッター機能を実現する画素並列A/D変換器搭載、裏面照射型CMOSイメージセンサーを開発
開発において「グローバルシャッター機能を実現する」との表現があります。
まずグローバルシャッターとは、センサーにて全画素の同時露光ができること。全画素の一括露光読み出しができないのがローリングシャッターとなり、現在のCMOSイメージセンサーはこれにあたります。
上記の画像はCMOSイメージセンサーでおこるフォーカルプレーン歪みのイメージです。そのローリングシャッターで起こりうる「フォーカルプレーン歪み」を解消する裏面照射型CMOSイメージセンサーを開発したとのこと。
現在のデジタル一眼カメラα9などのソニーCMOSイメージセンサーは、センサーからの読み出し速度を高速化して、フォーカルプレーン歪みを抑えています。今回開発された裏面照射型CMOSイメージセンサーは146万画素。100万画素以上の高感度な裏面照射型CMOSイメージセンサーでは、業界で初めてのグローバルシャッター機能の実現とのことです。
フルサイズカメラの画素数までの開発が進めば、また魅力的なカメラの登場となりますね。詳しくはリンク先もご参考にして下さい。
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