かっこいい動画にあこがれる！ 動画制作の道具であるカメラ「FX30」「FX3」の違いは？ Cinema Lineカメラ「FX30」ソニーストア銀座展示レビュー
動画制作の道具であるカメラ「FX30」「FX3」の違いは？
カメラと言うとたくさんの方が「静止画」のイメージをもっていらっしゃると思います。
10月14日（金）発売の新商品 Cinema Lineカメラ「FX30」は、静止画用ではなく、かっこいい動画向きの映像制作用カメラです。
動画制作の道具であるカメラ「FX30」「FX3」の違いは？
こんにちは、よしおくんです。
動画制作のざっとの流れは、「企画・構成、撮影、編集、公開」となりますね。 この4つの流れの中で「撮影」の道具であるカメラ。
FX30は、映画制作で培われてきた操作性・信頼性を兼ね備えた、ソニーの映像制作用カメラのラインナップに追加された末っ子になり、これからWEBのCMなどの作成を目指す映像クリエイターの方に向けたカメラです。
Cinema Line ラインナップ
- 長男：映画制作業界で高く評価されているCineAltaカメラ『VENICE』および最新機種の『VENICE 2』
- 次男：ショルダースタイルでドキュメンタリー制作などで活用されている『FX9』
- 三男：ハンドヘルドスタイルでさまざまなプロモーション映像制作で活用されている『FX6』
- 四男：ワンオペレーションの撮影にさらなる可能性高めた、今までのCinema Lineシリーズ内最小・最軽量モデル『FX3』
- 末っ子：10月14日出産予定のSuper 35mmフォーマットCinema Line カメラ『FX30』
これから動画制作を本格的に始めたい！ そのための道具であるカメラが「FX30」です。
そこで「FX30」「FX3」の違いを確認しておきたいと思います。
| この記事の目次 |
Cinema Line カメラ「FX30」「FX3」 録画機能比較
FX30の魅力は、動画制作を本格的に始めたい方の背中を押してくれる27万円の本体価格。
お兄さんの「FX3」の価格は、548,900 円 （税込）。FX30は、約半分の価格で本格的Cinema Lineが手にすることができます。
なぜ、約半分の価格になったのか？ また、ハイブリッドモデルの「α7Ⅳ」の価格は、361,900 円（税込）。どれを買ったらよいのか悩んでします。
そこで「FX30」「FX3」 録画機能の比較から始めます。
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FX30 |
FX3 |
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| イメージセンサー | イメージセンサー | APS-Cサイズセンサー | 35mmフルサイズセンサー |
| 画像処理エンジン | 画像処理エンジン | BIONZ XR | BIONZ XR |
| 静止画機能 | メカシャッター | × | 〇 |
| バルブ撮影 | × | 〇 | |
| 連写ブラケット撮影 | × | 〇 | |
| フリッカーレス撮影 | × | 〇 | |
| 連写機能 | × | 〇 | |
| 長秒時ノイズ低減機能 | × | 〇 | |
| 非圧縮RAW記録 | × | 〇 |
ポイント①
センサーサイズが、FX30がAPS-Cサイズ、FX3が35mmフルサイズを搭載。
FX30には、新開発したAPS-Cサイズ（Super 35mm）の有効約2010万画素（静止画撮影時は、有効約2600万画素）裏面照射型CMOSセンサーExmor Rが搭載されています。ここでのポイントは、有効画総数を動画撮影時のサイズを表記している点になります。
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FX30 |
FX3 |
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| 録画機能 | 解像度（FF/S35） | FF:-/S35：QFHD | FF:QFHD/S35：FHD |
| ハイフレームレート（4K/FHD） | 4K 120P/FHD 240P | 4K 120P/FHD 240P |
Cinema Lineとして待望の『Super35㎜』専用機の投入。
FX30は、動画制作で標準サイズと言われている「Super 35mm」フォーマットで、6Kオーバーサンプリングの4K撮影が可能となるモデルです。FX3おいてSuper 35mmサイズでの4K撮影はできません。
ポイント②
最新の画像処理エンジンBIONZ XR（ビオンズエックスアール）の搭載。
カメラのベースとなる画像処理エンジンに最新BIONZ XR搭載は、めっちゃ嬉しいところ。名機「α7Ⅲ」と最新「α7Ⅳ」では画像処理エンジンが異なります。BIONZ XR搭載の「α7Ⅳ」のサクサク感を体感してしまうと、従来のカメラに戻れなくなる違いがあります。FX30もサクサク動作していました！
本体価格を抑えながらも最新の画像処理エンジン搭載はGood！
ポイント③
「FX30」「FX3」を相違点を整理してみると静止画機能を抑えています。
これは、静止画撮影に必要なメカシャッターが搭載されていません。そのため様々な静止画撮影に必要な機能がありません。
静止画がメインではない、動画を撮りたい方向けとなりマイナスポイントにはならないと思います。
静止画機能を抑えてた分、価格もお求めやすくなっています。
ソニーの多数のカメラ群があるからこそ、動画制作に割り振ったモデルが発売できるんですね。
動画制作、静止画の両方が必要な方には、FX3のセレクトがGood！
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Cinema Line カメラ「FX30」「FX3」 オートフォーカス比較
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FX30 |
FX3 |
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| オートフォーカス |
オートフォーカス | ファストハイブリッドAF/ 瞳AF（人物、動物、鳥）/トラッキング |
ファストハイブリッドAF/ 瞳AF（人物、動物）/トラッキング） |
| AFアシスト/フォーカスマップ | 〇/〇 | 〇/━ | |
| ブリージング補正 （Body/Application） |
〇/〇 | ━/━ | |
| 手振れ補正 | 手振れ補正 （Body/Application） |
5軸（アクティブ/スタンダード）/〇 | 5軸（アクティブ/スタンダード）/〇 |
ポイント①
FX30と比較し、約半分の本体価格ながら、FX30には最新のオートフォーカス機能が出し惜しみなく搭載。
最新の像面位相差検出AFとコントラスト検出AFを併用した、ファストハイブリッドAFシステムを搭載。像面位相差検出AFセンサーは最大495点。撮像エリアの水平方向 約93％、垂直方向 約97％をカバー。
4K120p記録時を含む全記録モードにおいて、浅い被写界深度でも、動きの速い被写体に高精度かつ滑らかにフォーカスを合わせ続けます。
細やかにフォーカスを操作のサポートとして、以下の機能も搭載。
- スクリーン上で被写体をタッチしてフォーカスを自動追尾させる「リアルタイムトラッキング」
- 高精度で自動的に瞳にピントを合わせ続ける「リアルタイム瞳AF」
- オートフォーカス中にフォーカスリングによるマニュアル操作ができる「AF Assist」
- プロフェッショナルから定評のある「AFトランジション速度」や「AF乗り移り感度」
ポイント②
動画撮影にて好評の『ブリージング補正』を搭載。FX30、α7SⅢオーナーよりソフトウェアアップデートで対応して欲しいとの多数のお声が上がっている機能です。
※ブリージング補正とは、動画撮影中のフォーカス時に起こるフォーカスブリージング現象（動画撮影中にフォーカス位置の変更によって画角が変化する現象）を最小化するブリージング補正を、カメラ内で行います。
FX30での撮影にピッタリな、2022年6月24日発売の広角APS-Cレンズ『 SELP1020G 』『 SEL15F14G 』『 SEL11F18 』のすべてがブリージング補正に対応しています。
ブリージング補正に対応しているレンズ
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- SEL11F18
- SEL14F18GM
- SEL15F14G
- SEL20F18G
- SEL24F14GM
- SEL35F14GM
- SEL50F12GM
- SEL85F14GM
- SEL100F28GM *1
- SEL135F18GM
- SELP1020G
- SEL1224GM
- SEL1224G
- SEL1635GM
- SELP1635G
- SEL2470GM
- SEL2470GM2
- SEL24105G
- SEL28135G
- SEL70200GM *2
- SEL70200GM2
- *1:マクロ切り替えリングを「0.57m-1.0m」に設定した場合は、ブリージング補正機能は使用できません。
- *2:テレコンバーター（SEL14TC/SEL20TC）装着時は、ブリージング補正機能は使用できません。
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Cinema Line カメラ「FX30」「FX3」 操作性・拡張性比較
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FX30 |
FX3 |
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| 操作性・拡張性
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タリーランプ | Front/Top/Rear | Front/Top/Rear |
| ZOOM | ズームレバー | ズームレバー | |
| RAW | 16bit RAW output via HDMI Type-A | 16bit RAW output via HDMI Type-A | |
| オーディオ | XLR/TRS×2、35㎜×2/LPCM 4ch 24bit | XLR/TRS×2、35㎜×2/LPCM 4ch 24bit | |
| タイムコード/Genlock | TC別売りアダプター/- | TC別売りアダプター/- | |
| 信頼性
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空冷ファン | 内蔵ファン | 内蔵ファン |
| メディア | Cfexpress Type-A/SD×2 | Cfexpress Type-A/SD×2 | |
| バッテリー | NP-FZ100 | NP-FZ100 | |
| Dust&moisture rasistance | 〇（センサー振動） | 〇（超音波） | |
| サイズ・質量 （本体のみ） |
129.7×77.8×84.5㎜/562g | 129.7×77.8×84.5㎜/630g |
ポイント①
機動性を高めてくれるボディは、FX3とほぼ同じ。
ボディ形状、幅129.7mm×高さ77.8mm×奥行84.5mm（突起部除く）。
質量は、Cinema Line最軽量の約646 g（バッテリーとメモリーカードを含む）で、『FX3』よりも約70g軽くなっています。
ボディには、アクセサリー取付用ネジ穴（1/4-20 UNC）が5カ所あり、ケージがない状況でもさまざまな周辺機器を直接装着できるため、セッティングの時間を短縮できるほか、カメラや周辺機器をコンパクトに扱えます。
また、FX3と同じく冷却ファンと放熱に配慮した構造により、効率よくカメラ内の熱を放出することで、動画撮影中の温度上昇を抑制。これにより、サーマルシャットダウンのない長時間の4K 60p記録を実現できることは安心です。長時間撮れるとメディアも気になるところ。FX3に合わせて大容量（ 320GB/640GB ）のCFexpress Type A メモリーカードが発売となります。
高容量のZバッテリーを採用し、USB PD（Power Delivery）にも対応。
カメラボディは、防塵・防滴に配慮した構造で軽量かつ剛性の高いマグネシウム合金。
ポイント②
静止画とは親指の使い方が異なるため、動画撮影に適した独自のグリップ形状。
シャッターボタン部に「ズームレバー」が配置されています。思わず電源ボタンと勘違いして動かしてしまいました。
カメラ上面によく使うキーが配置されており、親指で操作できるようになっています。操作全般が動画撮影合わせてられています。
背面のMENUボタン、フォーカス拡大など、右側操作に便利なコントロール類となっています。
前面のカスタマイズ可能なRECボタン。
α7シリーズにも搭載して欲しい機能があります。
自撮り時にファンクションメニューが使いやすくするための新機能で、撮影待機中の画面で、カメラモニター上を上方向にスワイプアップするだけでファンクション（Fn）メニューを表示すること
ができます。
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まとめ
動画制作の道具であるカメラ「FX30」「FX3」の違いは？
センサーの違いとAPS-C用レンズ装着により小型なシステムが組める点。
FX3に比べ劣る点は、メカシャッターがなく電子シャッターのみとなるため「ひとこま」撮影のみとなる。ISO感度が32000となるので暗所でのノイズで差がでてくる。
α7Ⅳと悩まれている方では、動画を中心に撮影していく視点で考えると4K120Pと4K60Pの差で、よりスローな滑らかな表現を求めるならFX30となる。
動画軸で考えるとMENUボタンが右側についており右手で操作できる点、タリーランプなど録画時の操作など動画専用機ならではの操作性と信頼性がある。
Cinema Lineカメラとしての27万円の本体価格は魅力。
発売記念キャンペーン対象レンズ「SELP1020G」「SEL15F14G 」「SELP18105G」の3本と本体で50万円以内でシステムが組める点は、かっこいい動画制作を目指してスタートしようと思わせてくれるカメラです。。また、複数台のシステムを構築したい方にも気になるカメラだと思います。
FX30は、FX3から引き継がれた操作性や拡張性、また70本にもなるレンズ群やマイク等の純正アクセサリー充実から動画専用機を求めるなら、ぜひ、Cinema Lineをご検討ください。
個人的には…新開発されたセンサーが気になります。
静止画撮影時、有効約2600万画素の裏面照射型CMOSセンサー。今後のAPS-Cサイズカメラへの搭載も期待したいところです。
Cinema Line カメラ
ILME-FX30
XLRハンドルユニット同梱
発売日 ：2022年10月14日（金）
メーカー希望小売価格 ：328,900円（税込）
先行予約販売 ：10月4日（火）10時より
ILME-FX30B
XLRハンドルユニット非同梱
発売日 ：2022年10月14日（金）
メーカー希望小売価格 ：273,900円（税込）
先行予約販売 ：10月4日（火）10時より
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・商品情報・ストア｜ソニーストアについて｜先行体験・先行展示一覧
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ソニーストアならではの購入特典
2022/10/8 現在価格 ソニーストア価格：273,900 円（税込）～
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2022/10/8 現在価格 ソニーストア価格：504,900 円（税込）
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