ついに『α7Ⅳ』国内発表! ミラーレスカメラα7Ⅳとα7Ⅲの操作系やスペックを徹底比較
ミラーレスカメラα7Ⅳとα7Ⅲの操作系やスペックを徹底比較
2021年12月2日、ソニーはフルサイズミラーレス一眼カメラ 『 α7Ⅳ(ILCE-7M4)』を国内にて正式発表しました。
発売日は2021年12月17日(金)発売。市場推定税込価格は33万円前後。12月7日(火)10時より予約販売開始となります。
ミラーレスカメラα7Ⅳとα7Ⅲの操作系やスペックを徹底比較
こんにちは、よしおくんです。
10月に海外発表されていた『α7Ⅳ』が、ついに国内発表されました。
また、12月17日(金)の年内発売に驚いた方も多いと思います。
α7シリーズも、いよいよ4代目まで来ました!
α7Ⅳは、α7Ⅲから操作系の見直しが行われ、画像処理エンジンもフラッグシップカメラ「α1」にも搭載されている「BIONZ XR(ビオンズ エックスアール)」がのってきています。
これによりメニュー表示も「α1」「α7S III」と同様になりますね。
本日は、2018年3月に発売された α7Ⅲ(ILCE-7M3)と、新しいカメラ α7Ⅳ(ILCE-7M4)の進化点を確認してきます。
お付き合いいただけらた嬉しいです。
目次
- 『α7Ⅳ』『α7Ⅲ』操作系比較
- 『α7Ⅳ』『α7Ⅲ』スペック比較
- 徹底比較まとめ
発売日:2022年春以降
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『α7Ⅳ』『α7Ⅲ』操作系比較
まずは、ボディサイズの違いを確認。
α7Ⅳは、幅が 131.3㎜と4.4㎜程大きくなっていますね。高さも0.8㎜程高く、奥行6.1㎜程大きくなっています。
幅が大きくなっているのは、液晶モニターの可動方式がチルトタイプから、バリアングルタイプの横開きモニター搭載が影響しています。
バリアングルのヒンジ部分が、どうしても大きくなり幅が大きくなったんだと思います。
ボディサイズは、少し大きく感じるかもしれませんね。
※α1の幅より2.4㎜大きくなっています
α7Ⅳの重さの方は 658gで、α7Ⅲより8g程重くなっています。
参考として、α1の737g、α7SⅢの699gと比較しても、重さは抑えていると思います。
本体前面のバッジにも変更があります。
今までは「7」の横に「Ⅱ」だったり「Ⅲ」だったりが表示されていましたが、α7Ⅳからその数字の部分が無くなって「7」だけの表示になっています。
操作系の変更点について、確認をしていきますね。
α7Ⅲからの変更点で、一番目につくのは『グリップ部』の変更かと思います。
α7Ⅲの『前ダイヤル』を基準に、赤いラインを引いてみました。
こうしてみると写真でもわかりやすいですね(^^♪
α7Ⅳは、α7Ⅲよりも右手の人差し指かかる部分が高くなっています。これまで、グリップを握ると小指が余ると言われる方が多かったのですが、改善された形状になりますね。
その代わりに奥行が増え、グリップ部分のボリューム感がでています。また、シャッターボタンの位置も、少し高くなっています。
グリップまわりの変更により、ボディが少し大きく感じるかと思います。
ボディ背面を見てファインダーのアイカップが変更されて大きくなっていますね。
アイセンサー部の位置が、α7Ⅲの上の部分から α7Ⅳ下の部分に変更されています。また、ファインダー性能は、235万ドットから368万ドットEVFへアップデートされています。
α7Ⅳでは、バリアングル液晶モニターを横開きする際、指をかける部分がモニター右下になります。
α Eマウントボディとして初めてバリアングル液晶モニターを搭載した「α7SⅢ」では、モニター上部に凹みがありました。α7Ⅳの方がモニターを横開きする際は、楽そうですね。
バリアングル液晶モニターは、縦位置のローアングル撮影が楽になります。チルト可動式からの変更となりますので、慣れが必要になりますね。
赤い丸の部分がヒンジになります。
よしおくんには、非常に嬉しい変更点。マルチセレクターの表面処理が変更になり、使いやすくなっています!
α7Ⅲの『MOVIE(動画)ボタン』が上面に移動して、α7Ⅳでは下に降りてきました。
親指操作で『C1』に設定したお気に入りの機能が操作できるので、使いやすく感じると思います。
α7Ⅲではめり込んでいた『後ダイヤル』が、α7Ⅳでは外に出てきています。
この辺りは、α1やα7SⅢなどと同じ形状ですね。
モードダイヤルが2段へ変更となっています。
静止画 / 動画 / S&Q (スロー&クイックモーション)ダイヤル搭載は、それぞれに割り振った機能を瞬間的に切替えられる。
静止画・動画の両方を楽しむハイブリッドカメラならではの表れですね。
モードダイヤルは、動画 / S&Q (スロー&クイックモーション)/ SCN(シーンセレクション)がなくなり、登録呼び出しが3つまで登録可能となっていますね。
なくなった、動画 / S&Q (スロー&クイックモーション)は、先ほどのモードダイヤル2段目に配置されています。
この静止画 / 動画 / S&Q (スロー&クイックモーション)ダイヤルは、ボダンを押しながら切替えるレバーが設けられています。
露出補正ダイヤルの数字がなくなり、カスタムダイヤルのひとつとして、機能を割り当てて使用することができるようになっています。
もちろん初期設定は、露出補正ダイヤルです。
マニュアル撮影を好まれる方には、喜ばれる機能となると思います。
先ほども触れた『後ダイヤル』が、上面に出てきています。同じく上面に出ているα7SⅢ使用後、α7Ⅲを使っても違和感を感じ事はありません。
操作系のまとめ
α7Ⅲからステップアップする方には、小さなボディはそのままにグリップしやすくなり、各操作ボタンも使いやすく設定されていると感じて頂けると思います。
静止画と動画のハイブリットモデルとして、バリアングル液晶モニターを採用された点は、静止画メインの方には少し慣れが必要になると思います。
さらに使いやすくなった操作面と進歩したボディの『α7Ⅳ』の発売が楽しみです。
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『α7Ⅳ』『α7Ⅲ』スペック比較
撮像素子:3300万画素 裏面照射型センサー
α7Ⅳの画像センサー(撮像素子)は、3300万画素の裏面照射型センサーとなっています。
ISO感度:拡張50〜204800 15ストップ
ISO感度は、α7Ⅲと変更がないようですね。
画像センサーが新しくなっても、低感度時の約15ストップの広いダイナミックレンジに変わりがないは安心しました。
画像処理エンジン:BIONZ XR(ビオンズ エックスアール)
フラッグシップカメラ α1に搭載されている、新しい画像処理エンジン『BIONZ XR』搭載は、めっちゃ嬉しいですね。
これによりα7Ⅲと同じ、最高約10コマ/秒であっても、ストレスなくメディアに記録してくれます。
連写時、SDカードへの書込み速度で撮影タイミングを、逃してしまった経験をされた方には、『CFexpress Type A メモリーカード』の同時購入をおすすめします。
CFexpress Type A メモリーカード対応のαをご購入の方々より、バッファに余裕があるので撮影の瞬間を逃さないと、とても喜ばれています。
使ってみて喜ばれる画像処理エンジン(^^♪
画像ファイル形式:HEIF 10bit RAW(ロスレス圧縮)
記録モードにHEIF(ヒ―フ)が搭載されています。
HEIFは、JPEGやPNGなどと比較して高い画質・高い圧縮率が実現できる形式。しかし、HEIF画像を表示できる環境は十分に整っていないのが現状です。
RAW(ロスレス圧縮)モードが追加されて、選択できるようになっていますね。
ロスレス圧縮は、元の状態(圧縮前の状態)に戻すことのできる圧縮方法。メディアにより多くのデータを入れられるメリットはありますが、パソコンでのファイル展開速度は、非圧縮RAWの方が速いと言われています。
この辺りは、お好みでの選択が増えた感じですね。
フラッシュ同調速度:1/320秒(APS-C)
フラッシュ同調速度は、APS-Cで1/320秒が追加されています。フルフレームでは、α7Ⅲと同じ1/250秒です。
メカシャッターは、変更ないと思われます。
連続撮影速度:最高約10コマ/秒
先ほども述べたように最高約10コマ/秒は変更ありませんね。後でもお伝えしますが、瞳AFにおいて『鳥』が対応となります。
あまり連写をしない方でも、いざって時のためにメディアは、UHS-II対応のSDカードがおすすめ。
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フォーカスエリア:759点 画像エリア94%
AFのポイントは759点、画像エリアの94%をカバー。α7Ⅲが693点で93%でしたので、AFポイント約10%、画像エリアカバー率で1%程よくなっていますね。
検出輝度範囲:-4EV
AFの感度が-4EVと、α7Ⅲの-3EVより1段よくなっています。
瞳AF:鳥が対象に
リアルタイム瞳AF機能は、『鳥』の目を検出が追加され、静止画と動画の両方でリアルタイムに追跡できるようになっています。
もちろん動物の瞳AF機能はもちろんのこと、人間の顔や目の検出精度も、α7Ⅲと比較して約30%向上(^^♪
手ブレ補正効果:5.5段 動画手ブレ補正「アクティブモード」
ボディ内手振れ補正は5.5段と、α7Ⅲの5段より0.5段ほどよくなっています。
動画での手振れ補正は、アクティブモードが搭載されています。
記録メディア:SD(UHS-II)・CFexpress Type Aカード
2スロットは変更ありませんが、CFexpress Type Aカード対応になっています。動画や連写を多用する方には嬉しい機能アップですね。
CFexpressタイプAカードは、書き込み速度が速いため、高速連続静止撮影や高解像度、高ビットレートの4K動画撮影に特に適しています。
連続撮影可能枚数:520枚(ファインダー)、580枚液晶モニター
バッテリーは従来と同じ『NP-FZ100』。
ファインダーで520枚、液晶モニターで580枚。
α7Ⅲは、ファインダー610枚、液晶モニター710枚と比較すると、ファインダーで90枚、液晶モニターで130枚づつ減っています。
予備バッテリーは1個準備したほうがよさそうですね。
HDMI端子:タイプA
HDMI端子タイプDから、タイプAに変りました。タイプAは壊れにくいので、安心感が増しました。
Wi-Fi:ac
Wi-Fiはacに対応。NFCは廃止となっています。
USB:USB Type-C USB 3.2 Gen 2
USBはUSB 3.2 Gen 2が搭載されました。
クリエイティブルックへ変更
撮影時に画像の仕上がりを設定でき、α7Ⅲの『クリエイティブスタイル』から、10個の『クリエイティブルック』に変更。
ST :被写体・シーンに幅広く対応する標準の仕上がり。
PT :肌をより柔らかに再現する。人物の撮影に適している。
NT :彩度・シャープネスが低くなり、落ち着いた雰囲気に表現する。パソコンでの画像加工を目的とした撮影にも適している。
VV :彩度とコントラストが高めになり、花、新緑、青空、海など色彩豊かなシーンをより印象的に表現する。
VV2:明るく色鮮やかな発色で、明瞭度の高い画像に仕上がる。
FL:落ち着いた発色と印象的な空や緑の色味に、メリハリのあるコントラストを加えることで雰囲気のある画像に仕上がる。
IN:コントラストと彩度を抑えたマットな質感に仕上がる。
SH:透明感・柔らかさ・鮮やかさを持つ明るい雰囲気に仕上がる。
BW :白黒のモノトーンで表現する。
SE :セピア色のモノトーンで表現する
フラッグシップカメラ α1や α7SIIIモデルで使用されているのですが、『クリエイティブスタイル』で慣れていると、少し戸惑うのでスマホに詳細を記憶させておくと安心です。
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最大4K 60P動画撮影可能(Super 35mm)
α7Ⅳは、4K60Pまでの録画対応できるようになりました。
7Kオーバーサンプリング
その4Kの方は、7Kからのオーバーサンプリングで、きれいに撮影できるようなっています。
XAVC HS H.265
XAVC HS 記録フォーマットは、HEVC / H.265エンコーディングで処理されるようですね。
α7ⅢのAVC / H.264エンコーディングの2倍の圧縮効率を実現し、優れた画質とより小さく、省スペースのファイルサイズを実現しています。
10bit 4:2:2 All-Intra 600Mbps
α7Ⅲの 4:2:0 8bitの100Mbpsから、4:2:2 10bit 600Mbpsで撮影できるようになりました。
S-Cinetone、クリエイティブルック、S-Log3 対応 15ストップ
S-Cinetoneカラーマトリックスは、VENICEなどのCineAltaカメラの開発を通じて獲得した技術。
クリエイティブルックは、カメラ内であなた好みのセットすることができます。S-Log3対応し、カメラの全ダイナミックレンジ(15ストップ以上)になります。
フォーカスマップ
撮影時に被写界深度を簡単に視覚化できる機能ですが、このあたりは実際に試してみたいところですね。
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徹底比較まとめ
- 最新のイメージセンサーとエンジンが新しい映像体験を実現
- 静止画撮影機能進化:フラッグシップ譲りの高画質・進化するAIが実現する先進のAF
- 動画撮影機能進化:映像制作の現場で培われた技術により、妥協なく進化を続ける動画表現力
- 静止画・動画を問わない真のハイブリッド機としての優れた操作性・信頼性
- 高品質な画像・映像を即時共有・配信
フラッグシップモデル α1 を頂点とした幅広いラインアップに、次世代の新基準のポジションとして『α7 IV』が新登場。
新しい『α7 IV』は、上位モデルの技術を「ベーシック」モデルに統合して、静止画と動画、真のハイブリッドモデル。
次のステージへ進んだ『α7シリーズ』をいち早く体感されたい方は、ソニーの直営店へ。
ソニーストア直営店(銀座、札幌、名古屋、大阪、福岡天神)での「α7Ⅳ」先行展示は、12月7日(火)より展示を開始します。
なお、ソニーストア 銀座と札幌は12月7日(火)~12月19日(金)まで事前予約制となっておりますので、ご注意ください。
〈ソニーストア〉
新しいカメラを発売日から楽しみたい方は、発売日に届くソニーストアの先行予約販売がおすすめ。
また、ソニーストアが提供する長期保証サービスも人気です。
ソニーストア及び、ソニー取扱店舗での予約販売開始は、 2021年12月7日(火)10時からとなります。
※当店店頭では、ソニーストアで使える店頭専用のクーポンをご用意して、購入相談のご来店をお待ちしております。
※ウィンターイベントを実施中!詳しくは店頭にて
■デジタル一眼カメラ α7Ⅳ「ILCE-7M4」 |
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2021/12/7 現在価格 ソニーストア価格:328,900 円(税込)
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α7 IV をソニーストアで買うとあんしんな理由
ソニーストアで購入すると、購入前、購入時、購入後もあんしん。サービスをそれぞれをご紹介!
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