医療-神奈川県いよいよスタート!重粒子線治療
神奈川県いよいよスタート!重粒子線治療
■県立がんセンターの市民公開講座
いよいよスタート!重粒子線治療
【日程】2月22日(日曜)13時30分~15時30分=はまぎんホールヴィアマーレ(横浜市西区)
【内容】医師・治療経験者による講演、パネル討論
上記の講座に参加してきました。
がんの治療方法のひとつである「重粒子線治療」を行える医療機関は、現在全国で4箇所となり今年12月治療開始を目指す神奈川県は5箇所目となります。
今回はソニー関係の商品紹介ではありませんが、ソニーもオリンパスと2013年4月16日付けで『ソニー・オリンパスメディカルソリューションズ株式会社』設立しております。
長寿社会の現在、医療に関心を持つことも必要と思い講座に参加してきました。
■講座プログラム
・神奈川県立がんセンターの重粒子線治療施設 i-ROCK の紹介
・基調講演①「重粒子線がん治療の現状と展望~九州の取り組みをふくめて」
・基調講演②「患者の立場から思うこと」
・パネル討論
◇神奈川県立がんセンターの重粒子線治療施設 i-ROCK の紹介
「i-ROCK 」(アイロック)とは、神奈川県の重粒子線治療施設の略称です。
「i-ROCK 」は平成25年11月にオープンした神奈川県立がんセンター内に設置されます。
◇重粒子線治療施設「i-ROCK(アイロック)」詳しくこちら
重粒子線治療-基本コンセプト「からだにやさしく、生活の質を重視した治療」
・からだにやさしい治療 正常な細胞を傷つけにくく、患者さんのからだにやさしい治療
・生活の質を重視した治療 短期間に副作用の少ない治療ができるため、生活の質を高めることができます。手術が困難な疾患や高齢者の方などの治療も可能です。また、治療を受ける場合も入院せず、例えば仕事をしながらなどの外来通院での治療もできます。
◇基調講演①「重粒子線がん治療の現状と展望~九州の取り組みをふくめて」
講座の中では、「エックス線治療と粒子線治療の比較」「重粒子線は最もピンポイント性が良い」「粒子線の特徴」「重粒子線はどんな「がん」に有効か?」「適応となりにくいもの」「重粒子線治療患者数の年次推移(国内)」「粒子線治療の治療費」と重粒子線がん治療の特徴と適応についてお話頂きました。
そのあとは、現在治療が行われている九州国際重粒子線がん治療センターの「開設からこれまでの歩み」「重粒子線治療の流れ」「治療前準備の様子」「治療風景」「標準的な照射回数と治療期間」「治療患者数の推移」「部位別治療患者数」とお話頂きました。
がん初心者の私にもわかりやすい内容でした。
現在のがん治療法は、外科手術、放射線治療、化学療法が3本柱となっています。
放射線治療のひとつとしての重粒子線治療ですが、高齢者へ治療で、100歳を超える方への治療も行ったと伺いました。
従来治療より軽い副作用で短期間に治療できる治療法が、神奈川県にても治療が可能となる点は心強いことだと思います。
◇基調講演②「患者の立場から思うこと」
前立腺がんを患い、病への不安や重粒子線治療との出会い、治療法の選択までの心の葛藤、治療中や治療後の副作用のことなど赤裸々に語っていただきました。
重粒子線治療について少し理解ができた時点でのお話だけに、治療に対する知識を持つ大切さを実感いたしました。
◇パネル討論
講演事前に皆さんからの質問に関して、パネリストの方々にお答えいただく形式です。
治療に関する質問からスタートして、最後は費用や保険適用についての質問となりました。
治療費用ですが、現在314万円と高額医療となります。神奈川県では、他の設備併用の為350万円を予定しているとのことでした。
保険適用も現状の治療法で困難ながん治療について、保険適用のお話が進んでいるようです。皆様のお声が一番の力となりますと治療への理解と力添えを依頼されました。
医療保険、がん保険の先進医療特約を付帯させる大切さを感じ、私の保険も確認してしまいました。
先生方からは、がんの早期発見が何より大切です。治療選択が増えるチャンスを逃すことがないよう日頃からの検査を勧められました。
医療費は高額ですが、世界(日本を除く)では治療施設が4箇所のみです。身近に先進医療施設ができることは大変に嬉しいことです。
私は身近な家族を亡くし、皆様に支えられ生命、日々の笑顔の大切さに感謝しております。
私が頂きました講演内容資料は、店舗にご用意しております。閲覧希望の方は、お気軽にご来店ください。